欠席裁判。

獰猛な羊の棲む草原。

放り込まれた臆病な狼。

かごめかごめの後ろの正面

誰が誰だかわからない。

規律正しく用法容量守って

草を食んでただけなのに

認識を誤まってしまった罪を

悔いるには遅すぎた自分の知を呪うしか

懺悔もできないそんな朝を


いっそこの夜に殺してくれたなら

潔白だって証明できるのに

終わらない人狼ゲーム

全員一致の指差しで吊られる日を繰り返して



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?