【インスタレーション展】 Fairytale-記憶の森-
こんにちは。
今回は4月30日~5月8日の9日間開催されるインスタレーション展について書いていきたいと思います。
インスタレーション展って?
インスタレーションというのは、広義の意味では空間そのものを作品とすることです。インスタレーションと一言でいっても、その手法は様々。一番身近なところでいうとチームラボさんが分かりやすいでしょうか。チームラボさんでは、映像・音楽・光などを空間に取り入れデジタルアート作品として展開されています。また、塩田千春さんの赤い糸を使った空間作品も記憶に新しいです。
インスタレーションでは、空間をメインに作品が展開されています。
青い鳥プロジェクト×空間企画でのインスタレーション展は、光と音による空間作品です。時間の経過とともに、刻一刻と変わる空間。音がそこに加わることでより空間内の世界が濃厚なものになります。
今回は『Fairytale-記憶の森-』と銘打った、ファンタジーをテーマとした空間作品。美術はもちろん光や音の演出もファンタジー仕様です。私たちスタッフが大切にしているのは、”お客様が主役になれること”。私たちが提供できるのは、空間そのもの。そこに主役は存在しません。お客様が来場することで初めて作品として成り立つのです。
どうやって楽しむの?
同じ場所にいるはずなのに、時間の経過とともに見える景色がまるで変わってしまう。光と音の変化で、今まで見えていたものが違って見えてくる。一時として同じ景色は存在しないのです。自分がまるで異世界に迷い込んでしまったような、そんな演出がされています。
今回はギャラリーではなく劇場での開催となりました。劇場内は自由に過ごしてもらって構いません。椅子に座って全体の雰囲気を見渡してもらうのもいいですし、歩き回って探索して頂くのでも構いません。撮影も他の方の迷惑にならない程度に楽しんでいただければ自由に撮影OKです。自分が現実世界から異世界に入り込んでしまったような、まるで映画の主人公になってしまったような、そんな気分を味わっていただければと思います。
今回のテーマについて
『Fairytale-記憶の森-』
今回はおとぎの森に佇む一本の樹を中心に物語を構成しました。
訪れる人の記憶を糧に成長していく一本の樹。
この樹は成長していくにつれ、「言の葉」と呼ばれる葉が実ります。
言の葉には、これまで行き交ってきた人々の記憶が浮かび上がります。
今回の展示はロバート・フロストというアメリカの詩人によって書かれた「選ばれざる道」にインスパイアされた作品でもあります。
大樹の左右には道があり、その道の選択に迷ったとき、私ならどちらを選ぶのだろう。人生の縮図を見ている気持ちになりました。
『Fairytale-記憶の森-』は、おとぎの森に佇む一本の樹をシンボルに作品を展開していきます。いろいろ仕掛けがあるので、実際に劇場で体感してくださいね。
白いドレスの女性は誰?
人生とは選択していくもの。
その選択によって得られる結果はさまざま。
あの時あの選択をしていたら、していなかったら。
結果は全く違うものになっていた。
何の変哲もない会話の中で母が冗談交じりに言った言葉があります。
「父と結婚しない方が良かった」
冗談の中で言っていた言葉で重たいものではないのですが、もしその選択を母がしていたら。私はここにはいなかった。
それ位一つ一つの選択というものは意識せずとも大きな結果となり得るのです。それでこの白いドレスを着た女性の撮影に踏み込みました。
扉の前で振り返る女性。
きっとその眼前には長い長い道のりがあるのでしょう。そして選択した扉を開く。その選択が温かくて、やわらかくて希望のある未来に繋がれば。
そんな思いでこの撮影を決めました。
展示会詳細について
ここで展示会の詳細です。
日程:
2022年4月30日(土)~5月8日(日)15時~20時(最終日18時まで)
チケット:
前売り 3000円・当日 3500円(入場時のみ時間指定、退場自由)
☆空間レンタル
会期中毎日11時~14時
料金:35,000円(舞台照明付)
空間のレンタルができます。
撮影や動画等にご利用ください。
舞台照明の中で撮影できるのは劇場ならではだと思います。
以下、2020年開催のFairytale展撮影例です。
空間レンタルの場合、HPお問い合わせフォームよりお願いします。
一人でも多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです!
ご予約お待ちしております。
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