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慣れ親しんだものの先

音が聴こえる感覚。
ものを憶える感覚。

何か違うのではないか?

これが、自分にとっての当たり前…を
超えた先に行ってみたい。

ある日、

音が同時に聴こえる感覚を体感した。

それは、今まで知っている
耳で聴くという感覚ではなく、

その響きを皮膚で感じた。

ある日の恩師の言葉を思い出した。


音を耳で聴くのではなく、
身体で感じて…と。

耳で聴こえる時には、大きすぎる。

もっと、皮膚感覚で、
その響きを感じてみて…と。


何を言ってるのかなと、思った。
音を耳で聴かないなんて…。


でも、そうとしか言えない感覚が、
ある日、突然訪れた…。

それまで、外側から見えていた音が、
ジャングルジムのように立体となって迫る中に
自分は没入していて、

音と音の中を散策している様な感覚。

けれど、意識的に聴こうとすれば、
その世界は消えてしまう。

入ろうと思って入れない…。

どうすれば、この感覚を、
コントロール出来るのだろうか?

ぼーっとすることは、
気付いた時にはぼーっとしているが、

ぼーっとしようと思って、
ぼーっと出来るものでもない。

意識しなければ迷い込めないのに、
意識すれば迷い込めない。

そんな、次元の狭間みたいなところ。

…幻かな。

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