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『ガチコマオープン』感想とかとか(2024/9/28)

Daphnia(ミジンコ)です。
 2024年9月28日のコマンダーサミットin大阪内で開催されたガチコマオープンに参加した感想です。


【デッキの選択と理由】


今回使用したデッキは
《織り手のティムナ》+
《ルーデヴィックの名作、クラム》
(以下【ティムクラ】)
でした。

 選択理由は、禁止改訂後の環境で個人的に一番被害の被ってそうなデッキを調整してみたらどうなるか気になったからです(ナドゥは…試しようがないため…)。

 というのも、統率者で遊ばれている方は大体ご存じだと思われますが、2024年9月24日に統率者における禁止推奨リストに以下の4枚のカードが追加されました。

・《宝石の睡蓮》
・《魔力の墓所》
・《波止場の恐喝者》
・《有翼の叡智、ナドゥ》

 この中でも上3枚においては、統率者で遊ぶ上で重要なマナ基盤に関わるカードであり、競技的に遊ぶイベントでは「入れれるなら入れない理由がない」系カードでした。【ティムクラ】においても多大な影響を受けており、それまでできていた初動、中盤、終盤の動きが難しい状況に陥ってしまいました。

【ティムクラ】で難しくなった事


・序盤(主に1~2t)展開(統率者立て以外含め)
・安定した中盤~終盤の締め 等々

です。

 【ティムクラ】においては過去のnoteでも触れていますが、「《むかつき》を軸としたプランと《死の国からの脱出》を軸としたプランを、統率者のドロー効果で無理くり縫い付けたクラムらしいデッキ」と思っており、これはずっと変わらないと思います。まず【ティムクラ】のどちらかを立てないと「よく見るカードをかき集めた98枚の束」でしかなく、フェッチから持ってこれる2色土地でカバーしきれないカラフルハンドになりやすいです。その部分を統率者の追加ドローで現状のマナ基盤で使える手札を作り、首の皮を縫い合わせてゲームに参加するデッキですが、《宝石の睡蓮》と《魔力の墓所》を失ったことで簡単にはいかなくなりました。

 《宝石の睡蓮》に関しては、クラムを出す上で非常に頼っていたカードの1枚で、序盤ポン出しが無くなったといってもいい位の状態になりました。1tティムナ→2t《忠実な弟子》等も同様に困難になりました。

 《魔力の墓所》は非常に非常に深刻で、1tチューターからの2tティムナ、その後も不特定マナや2マナファクトの支払いで重宝していましたが、できなくなりました。1tリス研や2t徴税等も難しくなりました。加えて【ティムクラ】は、「手札は引けてもマナがない」に陥りやすいデッキであり、その面は《魔力の墓所》と《波止場の恐喝者》が支えていましたが、禁止になったことで終盤しかけようにも色マナが足りない状態(いらない色のマナしか作れない)に陥りやすくなりました。


 他、メイン《むかつき》勝てるんか? 等々様々ありますが、まずは調整して難しくなった事の治療が出来るかを目的としてデッキを構築しました。



デッキリスト

 今回持って行ったのは上記のリストです。
一時期採用されていた《ネクロポーテンス》系のカードは抜き、その分を妨害と除去、貫通力に寄せたデッキにしました。以下調整中に抜き差しが多かったカードの理由を書きます(と言っても【ティムクラ】はどこかで見た事のあるカードばっかりなので理由も大体普通です)

 《時を解す者、テフェリー》は、マナ基盤が伸びにくくなったことを踏まえた追加の沈黙系カード兼置物妨害(《無のロッド》や《石の中の静寂》等)に対する対策として採用しました。《最後の賭け》で得たターンのトップ置き系チューターを引けるカードでもある。

 《闇の腹心》は、《魂の洞窟》指定人間orウィザードの際に出せる2マナで、序盤に出しやすい点から採用しました。《暗黒星の占い師》と比較してマナの軽さから選択(コウモリも黒②で非常に優秀)。

 《ドラニスの判事》は、統率者を止める目的もありますが《死の国からの脱出》等の手札以外からの展開防止ができる2マナ人間・ウィザードとして採用。

《Jeweled Amulet》について


これに頼ってる時点で…

 最終的に採用しましたが、全くと言っていいほど強いカードではないです。…ですが、2tティムナを成功させるには他にカードが無さ過ぎたがための採用です。上記でも触れていますが、【ティムクラ】は統率者が場にあってのデッキです。確かに統率者に無限コンボ等のギミックはありませんが、依存度の非常に高いデッキです。
 
 一応、《オパールのモックス》の金属術の足しになりますが、そのマナ食います(なにやってんだこの石)



以上、長くなりましたが、以下に対戦結果を記します。
(今回も良く覚えていません)


対戦結果

【1戦目】×

暴動の長、ラクドス〇
契約紡ぎ、ファルコ・スパーラ
慈愛の王、タリオン
ティムクラ

 2tくらいにラクドス出てきて3tに《カノプテック・スパイダー》+《祖先の像》決められてGG。タリオンが《猿術》で妨害するも《再活性》で仕切り直そうとしたため《神秘的負荷》のドロースタックで《吸血の教示者》を唱えるも《敵対工作員》を持っていたため取られました。


【2戦目】×

ティムクラ
合体した非道、ウラレック
虎の影、百合子
トリトンの英雄、トラシオス+親指なしのクラーク〇

 《魂の洞窟》人間指定から《忠実な弟子》を出し、次ターンにティムナを出すもトラクラからの《はらわた撃ち》飛び死亡、その次のターン百合子等の盤面も何かしらいた状態で悩んでた際、「クラーク立ってるけど通りますよ」と百合子の囁きに任せ突っ込んだらブロックされる(実際場から消えてくれるならやぶさかでも無かったためやむなし)。その後は百合子とトラクラがバチってる間にクラムと闇の腹心立てて手札を補充し、トラクラがそこそこに盤面が完成(トラクラ並んだ状態でクレイドル(5マナ)+出現領域がある状態)していたが、百合子も《リスティックの研究》《神秘的負荷》で相当引いてたこともあり、仕掛けるのは次にせざる負えないと《悪魔の教示者》を《魂の洞窟》寝かして《堂々たる撤廃者》サーチで2土地立てで溜め(直観、撤廃者、白鳥の歌、否定の力、払拭、はしゃぎ回り、ジェスカの意志で土地5枚LEDは墓地にある状態)。その後百合子が走り始め止めるも、トラクラークも走って百合子に振込つつ二人で妨害するも手が足りず無限キャストからぶどう弾でGG。

【3戦目】×

僻境宮廷のエリヴェア〇
ティムクラ
水底のドルイド、タトヨヴァ

《宝石の洞窟》スタート。
ハンド:ボルカ、秘儀の印鑑、オーク、赤霊波、ロソ
1t
エリヴィア《金のガチョウ》
タトヨヴァ《喜ぶハーフリング》
ティムクラ《オークの弓使い》
2t
エリヴィアから《花の絨毯》と《セラの高位僧》、自ターントップ土地祈るも《厳かなモノリス》で《秘儀の印鑑》置くだけ、タトヨヴァがエリヴィアよろしく《花の絨毯》からの《リスティックの研究》出してきたのでやりすぎと《赤霊波》で止める。
3t
エリヴィア+石の中の静寂+何か軽量のクリーチャー?で機能不全になった上で高位僧殴り。自ターン土地引いてティムナ出し1枚引くも《魔力の櫃》、タトヨヴァは《復活した精霊信者、ニッサ》。
4t
《戦闘の神、ハルヴァール》出してフルパン。喰らった後オークでハルヴァール落とす。その後トップお祈りするも何も引けず

5t高位僧に殴られGG。


【4戦目】×(時間切れ)

ティムクラ
織り手のティムナ+トリトンの英雄、トラシオス
暴動の長、ラクドス
秘密売り、ティヴィット

 《敏捷なこそ泥、ラガバン》スタートでティムナ展開しつつ順当に動こうとするもティヴィットから1t《金属モックス》から《ディープ・ノームの地形術師》、2t《息詰まる徴税》飛んできて通夜。なおその周りでラクドスから《大いなる創造者、カーン》が飛んできて一応止まる(そのエンドに《オークの弓使い》でカーンを狙ったため《偏向はたき》で曲げてオークには退場してもらう)。ティヴィットが《Transmute Artifact》から《模倣メカ》でティムナを手に入れラクドス以外でドローしあう時間が流れる間に勝ち手と妨害が揃うものの、ラクドスがこっちに殴ってきたため《剣を鍬に》撃った周りでティヴィットから《天上都市、大田原》がカーンに飛び動き始める。何とか《致命的なはしゃぎ回り》やら《汚れた契約》から《直観》探してから打消しサーチやらで妨害して止めるも勝ち札ごと《一日のやり直し》で流され微妙なハンド掴まされる。その後ももちゃもちゃしてるとティヴィットが動き始めたので妨害し、最後に《沈黙》を切って一応止めるも、自ターンに《沈黙》なくなってしんどい状態でティムトラが「《直観》何か欲しいなら渡すよ」と言われたのでタッサ貰ってハンドにあった《魂の洞窟》込みのデモコン契約するも場にいた《ディスプレイサーの仔猫》とチューターを用いたトップ操作からのドローで《計略縛り》決められて勝利決まらず時間切れ。
 最終ターン《汚れた契約》、《魂の洞窟》、《Demonic Consultation》、《直観》、《暗黒の儀式》だったため、《暗黒の儀式》経由でやればワンチャン上から畳みかけれたかもなハンドだったのですが、中盤の《汚れた契約》で《否定の契約》が飛んでおり、その前のティヴィットとのやり合いで《精神的つまづき》等の撃てるピッチが飛んでたので選択しませんでした(それでも普通にデモコンタッサで良かった。反省。)


以上0-4でした!
《波止場の恐喝者》への警戒が抜け切れてない回し方なども途中していたため、まずは新環境に慣れるところからいるなぁ、と感じるイベントでした。



【ティムクラ】の感想

 (※個人的な意見です)

 自分の腕が無さ過ぎて縫合失敗しました。

 こういうのは非常に言いたくはないのですが、全ての試合において絶妙にマナが足りない、手札が足りないゲームでした(所謂「ターンが足りない」)。初動に関して言うならば、たかが98枚中の2枚に当たる今回の改訂かもしれませんが、チューター等のアクセスできるカードで案外手札に来るものだったため不安定さは凄まじく、仮に生き残っている《太陽の指輪》を持ってきてもシングルシンボル+②が安定するだけで統率者のダブルシンボルが賄えず、非常に考えさせられました。


 特に【ティムクラ】のクラムの方ですが、出そうと思わないと出ないカードになりました。

オモイヨ!

 現状のデッキ構築に問題がある可能性が高く、もしクラムを活躍させるのであれば、《顔壊しのプロ》や《不気味な雇われ人》、《気前のいい略取者》等を投入して宝物やマナを調達する構築にしたほうが良いかとも思います。クラムをカラーマーカーとして見るのであれば《1つの指輪》を採用してドローは任せるのも手だと考えます。引けども引けどもマナシンボルがバラバラでいざ使おうにも色マナが足りない現象が起きるため、引くカードよりもマナが大事そうです。

 また、《波止場の恐喝者》を失ったことで《ジェスカの意志》から展開する際の赤以外のシンボルフィルターが出来ない事もしんどかったです。現状の構築では赤マナの使い道が非常に少ないため、何かしら赤を増やすのもありか、抜くかもあると思いました(濃すぎるとそれログティムでi…


 私自身まだ少しの間は【ティムクラ】をこすろうと思いますが、同じカラーで色々遊べそうな【ウィルルーカス(相棒ルールス)】や【ウィルイレヴン】(両方ストレンジャー・シングス 未知の世界のユニバースビヨンド)があるため、そっちを回すかもしれません。


 この度も対戦した方々及び運営者の方々、楽しい時間をありがとうございました!新環境まだまだ慣れてないためまずは慣れて回せるようにしたいと思います!また大阪には行く事あると思うのでもしその時に当たることが出来ればまたよろしくお願いいたします!!


 別ごとですが、この頃氷華氏(@Fai_ry_Pipp)により設立されました、関西cEDH練習会《ETC》に入会しました。不定期ではありそうですが練習会も行われてるため、関西に住まわれている方々でcEDHに興味のある方は入会してみてみるのも良いと思います!自分は死国に縛られているのであまり現地におらずDiscordでの意見交換程度にはなりますが、それでも学べることはあるので初めは軽い気持ちで門を叩いてみるのも良いと思います(なお入会できるかの是否は何にも知りません)。


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