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『サンダー・ジャンクションの無法者』のカードについて【赤】

【赤】についてです。


①《しっぺ返し》

器用で便利なアンコモン!

 コピーと対象変更ができる【放題】カード。コピー対象が範囲が広く、起動型能力や誘発型能力もOKなため、《波止場の恐喝者》や《エインシャント・カッパー・ドラゴン》や、《鉤爪のジィーリーラン》の能力コピーができます。疑似的な打ち消し呪文にも使えたり、対象変更にできたりと相当器用であるため【赤】が濃いめなデッキではそこそこに活躍できると思います。《偏向はたき》と違い、複数を対象にしている呪文に対しては機能しないので注意です(《偏向はたき》が稀なだけですが)

②《刺し背の恐怖》

今回の赤いドラゴン!

 4マナ7/7飛行トランプルとそれだけだとスタンダートを破壊しかねない能力に、手札の枚数で縮むデメリット効果を持つドラゴン。【計画】を活かしてプレイするデザインになっており、疑似的な手札を追放領域や墓地などに構えて動くデッキが組めれば7/7に近いスタッツのまま攻撃ができるかもですが、正直EDHに向いているかと言われると難しい所も持ち合わせています(ライフが40と多く、対応札も多い)。手札をフル活用して《ドラゴンの嵐》をストームを稼ぎつつ唱えたときに出すと《峰の恐怖》で7点ダメージが狙えるドラゴンではあったり、軽いドラゴンまたは【計画】で先払いできるため《ドラゴンの女王、ラスリス》の誘発が比較的簡単に狙えたりと、器用に使うとそれに応えてくれるドラゴンだと思います。


③《大規模な列車強盗》

追加コンバット

 追加戦闘フェイズ、全体先制攻撃付与+修正、攻撃が通るとタップ状態の宝物生成する能力を付与できる【放題】カード。戦闘フェイズを稼ぎつつ且つ全てのクリーチャーをアンタップできるため、攻撃に参加していない《鉤爪のジィーリィーラン》も起きた上で追加戦闘且つ能力の起動が狙えます。また、戦闘フェイズ中以外でもアンタップ能力は使えるため、タップを介する起動能力を優先する使い方もできます。注意点としては、戦闘フェイズ使用時にはメインフェイズを追加せずにそのまま戦闘フェイズを追加するため、ソーサリー呪文での展開は難しいです。


④《気前のいい略取者》

いい事尽くしな2マナ生物

 2マナ2/2威迫にアップキープ時に宝物生成(対戦相手にはタップでの生成)、攻撃時に防御プレイヤーのコントロールするアーティファクトに等しいダメージを与えるクリーチャー。次ターンには宝物をアンタップでくれるため、疑似的な2マナファクトみたいな活用ができます。また、対戦相手への宝物供給も、そのターンで考えれば使えないアーティファクトを増やすだけの効果になるため、《波止場の恐喝者》のカウント増加に貢献したり、そのまま攻撃誘発でダメージの後押しにできたりと優秀です。対象を取るため【悪事】にもなり、【人間】と【ならず者】とタイプも良い所なのでちょこっと見る事がありそうなカードです。攻撃誘発なので《二天一流、一心》にも入れると活躍できそうですが、アップキープ効果もいい効果なので《世慣れた見張り、デルニー》と合わせてアドアドしい動きが狙いたいカードです。


⑤《溶鉄の複製》

双つ身の炎(アーティファクトもOK)

 自身の場にあるクリーチャーかアーティファクトを対象とし、そのターンで生贄に捧げられる速攻持ちコピートークンを生成するソーサリー。《二重詠唱の魔道士》で無限コンボになる系のカードで、クリーチャーが更地の場合でも勝ちを狙える良いカードです。【赤】が濃いデッキであればそこそこに入れやすいコンボカードでありながら、普通に使っても強いカードなので、そこそこ見る事になる気がしています。伝説のパーマネントでも問題なく対象にできるため、育ちすぎて危なくなった《一つの指輪》を場からどけたり、《燃え立つ空、軋賜》等の死亡誘発を持つカードの効果を狙うときにも使えたりします。

⑥《無謀なる従僕》

1マナで効果てんこ盛りコモン

 1マナ1/2先制攻撃速攻で3マナ払ってサクると1ドローと宝物になるクリーチャー。先制攻撃持ちで通りが良く、中盤戦や殴りに行くにも壁が多い状況になるとそそくさと退散させて次のマナとドローに変えられる点がとても器用で面白いカードです。タフネスが2あるため序盤案外死ななそうな所も良い所です。《織り手のティムナ》を含んだ【赤】含みの共闘ではそこそこに採用枠になってもおかしくないんじゃないかな?と自分思ってます(【ティムクラ】を調整する際に取り敢えず試してみる1枚に考えています。)。


⑦《爆発的な脱線》

削剥がモード呪文!…だが

 クリーチャーに対して4点火力かアーティファクト破壊かの【放題】カード。どう選んでも3マナは要求されるのが若干重さを感じますが、それでも4点まで見れるため《静寂の守り手、リンヴァーラ》や《ルーデヴィックの名作、クラム》は撃ち落とせます。これ系の呪文に対しては一度他のnoteでも語ってはいるのですが、《削剥》には並ばずとも優秀な部類に当たると思います。


⑧《街道筋の強奪》

使った土地をサクれば1:2ドロー!

 2マナで【計画】持ちのルーティング系のソーサリー。【計画】状態且つマナを出してタップした土地をコストにすれば見た目そのターンは0マナ2ドローに見えて強そうに感じます。1ターンに決め込むデッキを使うときに土地をリソースとして使える呪文が自分は好きなので(《汚物の雨》等)、このカードも好きな部類のカードです。【赤】が濃いめのデッキや、その他ワンショットを狙うデッキに試しに入れてみたいと思っています。


⑨《領土の溶鉱炉》

指輪を飛ばせるアーティファクト!

 CIPで土地かアーティファクトを追放し、その起動型能力が使えるアーティファクト。土地を追放する際には《ガイアの揺籃の地》が飛ばせるとそれはそれは気持ちが良さそうですが、《すべてを護るもの、母聖樹》等も触れるカードではあります。アーティファクトであれば《一つの指輪》が触れます。また、《一つの指輪》の起動型能力のみを使えるため、アップキープにライフが失われることがありません。なお、5マナと普通に重い除去カードなのでそこまで見るカードじゃないのかな?とは薄々思っています。


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