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The end of their life. 131 グレン・トラヴィス・キャンベル

The end of their life.  131
 
グレン・トラヴィス・キャンベル (Glen Travis Campbell )
(1936年4月22日-2017年8月8日)
アメリカのカントリー・シンガー、ソングライター、ギタリスト、MC、俳優。
アメリカ・アーカンソー州ディライト生まれ。
 
幼い頃から読み書きは習わず、父親からギターを教わったキャンベル。叔父のバンドやラジオ番組に出演するなど経験を積む。
 
1960年、ロサンゼルスに転居。翌年、ソロで『Turn Around Look At Me 』をリリース。
 
キャンベルは当時からギターの名手として知られ、ハル・ブレイン、レオン・ラッセルらと共にスタジオ・ミュージシャン・グループ、レッキング・クルーに参加する。また、1964年末から数カ月間、家にこもりレコーディング活動に専念するようになっていたブライアン・ウィルソンの代役としてザ・ビーチ・ボーイズのツアー公演に帯同。彼らの傑作アルバム『ペット・サウンズ』にもギタリストとして参加する。
 
この数年間で、ボビー・ダーリン、ナット・キング・コール、モンキーズ、フランク&ナンシー・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、フィル・スペクターなどとレコーディングを行っている。
 
その後、1967年にリリースした『Gentle on My Mind』『恋はフェニックス』(By the Time I Get to Phoenix)でグラミー賞に。次作の『Wichita Lineman』も大ヒット。約50年間で70枚以上のアルバムを発表し、ビルボード誌トップ10に29曲が入り、4500万枚のレコードを売り上げた。
 
司会では1968年、ヴァラエティ番組「The Smothers Brothers Comedy Hour」翌年「The Glen Campbell Goodtime Hour 」の司会を務めて人気も上昇する。
 
俳優としては、1969年に映画「勇気ある追跡」翌年には「Norwood」に出演した。
 
2011年、アルツハイマー病の診断を発表。同年、家族と共に敢行した「さよならツアー」は「アルツハイマーと僕グレン・キャンベル音楽の奇跡」(Glen Campbell I’ll Be Me)としてドキュメンタリー映画にもなった。
 
2017年、終活としてレコーディングしていた最後のアルバム『Adiós』を発売。その1カ月後の8月8日、テネシー州ナッシュヴィルの療養施設で死去。81歳。

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