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The end of their life. 142   ブラインド・ウィリー・マクテル

The end of their life. 142
 
ブラインド・ウィリー・マクテル(Blind Willie McTell)
(1898年5月5日-1959年8月19日)
アメリカのブルース・シンガー、ギタリスト。
アメリカ・ジョージア州トムソン生まれ。
 
幼い頃から目が見えず、楽譜も点字で読み書きしていた。
 
10代でギターを学び、12弦ギターを好んで弾きこなした。アトランタやオーガスタなどジョージア州の都市を中心に放浪生活のなか大道芸を続けながら、種々の音楽を体得。
 
1927年にビクター・レコードからデビューを果たす。
 
ブルースをはじめ、ラグタイム、スピリチュアル、バラッドと演奏のレパートリーは幅広い。
 
生涯、ヒット曲には恵まれなかったものの、ジョージアのブルース・シーンを牽引し、また、後進のアーティストに大きな影響を与えた。
 
オールマン・ブラザーズ・バンドはマクテルの『ステイツボロ・ブルース』をカヴァーし、アルバムに収録、同バンドの代表曲のひとつとしてライヴでも長く演奏した。1983年にはボブ・ディランが『ブラインド・ウィリー・マクテル』を作曲。そのなかでディランは「そして私は、誰もブラインド・ウィリー・マクテルのようなブルースを歌うことはできないことを知っている」と歌っている。
 
1959年8月19日、ジョージア州ミレッジヴィルにて脳卒中で死去。61歳。

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