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組織の多様性こそが強みに。大企業の新規開発を経てたどり着いたこれからの"働く"の在り方

弊社は「人と企業の活気が溢れ、最高の仕事ができる世界を作りたい」をミッションに掲げる、エンプロイーサクセスプラットフォーム「miive」を提供しています。

今回は、開発チームの林さんにお話を聞いてみました。高い視座をもつようになったその背景やmiiveジョインの経緯、プロダクトの可能性について熱く語っていただきました。

大企業の新規事業開発を繰り返し得た経験

ーこれまでのキャリアを教えてください

新卒で株式会社リクルート(以下、リクルート)に入社しました。当時の新卒採用ではWeb総合職としての採用枠があり、配属されたファーストキャリアはエンジニアです。配属後、1エンジニアとして採用サービスから新規事業まで幅広く経験し、数年後にはWebディレクションやPdMとしてプロダクトマネジメントも行うようになりました。

在籍後半は主に新規事業にまつわる業務に関わってきました。例えば社内で定期的に開催される新規事業コンテストで、審査に通過したアイディアを形にするプロジェクトへの参画経験もあります。主な業務はプロダクト開発に関わるもの全般で、事業の立ち上げからサービスローンチまで、いかに早く形にしてユーザーへ届けるかを繰り返していきました。チームはどのプロジェクトでもおよそ10人前後で構成されていて、第一優先事項はサービスを通してどのような価値を届けるか、でした。当初は目の前の仕事を一つ一つこなすことからのスタートでしたが、会社としての目標や施策設計はかなりロジカルだったので、撤退ラインも含めて数値で明確な判断軸があったのは現在でも活きています。

いくつかの新規事業に関わってきた経験から、成功が確信できる事業には同じような傾向があります。それはもちろん事業として達成すべき数値目標が達成できているかどうかもありますが、それ以上に大事なのは、チーム自体に学習能力があるかどうかです。ビジネスでは成功のために仮説を重ね、トライアンドエラーを繰り返して検証していくのが基本となります。その仮説の確らしさを、失敗しながらでも反省して、次どうすればうまくいくのか「確度」を上げていけるチームは、事業としてもやはり成功の軌道に乗りやすいと感じます。計6年ほど在籍し、図らずもコロナ禍を迎えました。

LINE株式会社(以下、LINE)に転職したのは新型コロナウイルス感染症が拡大したタイミングです。もともとは転職しようといった考えもなく、当時担当中で軌道に乗った新サービスをさらに拡大しようと息巻いていたころでした。ただ、コロナ禍になり新規事業を全て停止する判断がされました。そこではじめてこれからのキャリアをどうしていきたいかを考えるようになり、転職することに決めました。

転職先をLINEに決めたのは、やはりリクルートで経験してきたHR領域の事業に関わりたいと考えていたのが大きいです。社としては「LINEバイト」や「LINEキャリア」などのサービスを提供しているので、これまでの知見を活用できると考えたのもあります。ただそもそも私自身は、定期的にキャリアの棚卸しをしたり、日常的に考えたりできることのほうが重要だと考えているので、HR事業のみを展開している会社では実現できないことにチャレンジできる環境を求めて意思決定しました。メッセンジャーアプリ「LINE」は日本で1番と言えるほどの規模で普及していますし、日常的に接点の多いインフラサービスを提供しているので、HRの切り口で新しい事業展開などできると面白いかなと思ったのも大きな要因です。

入社後はPdMとして新規事業に関わりました。この会社ではプロダクトのあり方や事業における考え方を改めて学びましたし、「いいものづくりはなにか」を考える機会が多かったように思います。ただ、当然長く在籍したリクルートとの判断軸が異なることが多く、試行錯誤する部分が多かったのも事実です。とはいえおかげで社によって事業づくりで大事にすべき基準が異なることも明確に理解できました。

あるべき世界観を実現していく使命

ーmiiveに入社してからはいかがでしょうか?

miiveに入社するまでは日本で誰もが知るような大きな企業に勤めてきたと思っています。ただ実際にやっていることはあくまで新規事業で、サービスとしての認知や自身の業務はまったくの別物でした。そのため、ベンチャー企業に飛び込むことにはそんなに抵抗はなかったです。入社を決めた理由などはこちらの記事にまとめてもらっています。

miiveには当初エンジニアとして参画しましたが、正社員になってからはPdMやCSなども担当するようになりました。明確にジョブが変わったというよりは裁量の大きさからできることが増えたといった印象です。もちろん業務範囲に止まらない、落ちそうなボールは適宜拾ったり広げたりしています。

サービス自体は大企業での導入も進んでいるところで、プロダクトのあるべき世界観が実現し始めたのは大きな成長だと感じています。具体的には、福利厚生を簡単に取り入れて運用できる土台がしっかりと固まったのと、ダッシュボード機能など新機能リリースによりさらにプロダクト価値を高められていると感じています。ユーザーからも「ここまでできるんですね」「待ってました」といったポジティブな意見もいただけるようになりました。

あとは単純に、仲間が増えたのが心強く嬉しいです。当初はエンジニア5-6人と、代表の栗田、私だけだったのが、今は正社員だけでも12人になりました。メンバーが増えセクションが分かれはじめたので、少しずつですが権限移譲も進んでいます。このような環境では加速度的に成長していくので、一人一人が職責を全うしながらも他チームとうまく連携する必要があります。miiveではこれがしっかりと実現できてきたので、事業拡大のスピードもどんどん早まっているように感じています。

このように、チームごとに役割自体も分割でき始めているのは会社としての成長を感じます。ベンチャー企業だろうが大手企業だろうが、大事なのは熱量や想いがきちんとあるチームです。ここから重要になるのは、先にも述べましたが、チームとしてスピード感高く学習しながら事業成長のための施策に取り組めるかどうかがこれからの鍵になると思います。

社内の雰囲気でいうと、人数が増えても自分本位な人はいないのでとても働きやすいです。あとは働く時間や場所などの多様性が認め合える感覚があります。ミッションの「人と企業の活気が溢れ、最高の仕事ができる世界を作る」を自ら体現しているように思います。

多様性を認め合える組織だからこそ体現できること

ー会社の今後の動きも気になります

一方でまだまだ伸び代もあります。やはり1番はFintechサービスの提供会社としての運営レベルを上げることです。もちろん基本的なものは抑えていますが、プロダクトとして、組織としてはまだまだやれる部分が多くあります。今以上の規模での決済回数やユーザー数での利用を見据えてあるべき姿を形にしていくために、今後のサービス展開には充分な検討・改善が必要です。

ただ、サービスでも組織の観点でも共通して言えるのは、まだまだ出来上がった組織ではないため、考えていることがあればいかようにでも実現できる魅力があります。miive自体が多様性を認める組織なので、やりたいことやその必要性などをしっかり説明できれば、なんでも実現できる環境です。その分予定調和で物事が進むことばかりではありませんが、そんな環境も含めて楽しめる方にはぜひ仲間になってほしいです。

特に管理職レイヤーであれば説明責任が伴いますし、事象に対しベストな判断を求められます。このとき、ロマンと算盤のように、感情と数字のバランスをうまくとりながら事業が成立できるか、しっかりと考えて動ける方だと信頼できて嬉しいです。

私自身はmiiveが目指す世界観と同じ方向性で社会をよくしていきたいと考えています。いまはそれが、miiveというサービスを通してその人らしく働く社会が実現するべく尽力していきたいです。また、このご時世では"このように働かなければならない","このように暮らすべき"といった固定概念も通用しなくなっています。そのため、働きたい人は働く、ワークライフバランスを優先したい人は働き方を自分なりにアレンジできるなど、自分らしく働いたり暮らしたりできるようなプラットフォーム、インフラにmiiveを成長させていけたらと思います。まだまだ挑戦が続きますが、ぜひmiiveの成長を応援してください!

※掲載内容は取材当時のものです。