【日常】最近のこと

noteの存在をすっかりと忘却して8ヶ月が経過していた。

昨年上旬、三十路目前だとか言って、誕生日までにあれをやろうこれをやろうと計画していたことの半分は達成して、半分は結局未達のまま、無事に30歳を迎えた。それが4ヶ月前。

下書きに10以上の記事が書きかけのまま放置してあった。私の中では既に過去の話題になったものばかりで完全に旬を逃しているが、当時の関心事を鮮明に思い出させてくれて結構面白かった。勿体無いから手直しして今後公開するかもしれない。旬は逃しているけど。

とりあえず今回は最近のことを書こうと思って戻ってきた。

まず、4月になり、夫が長期出張から帰ってきた。
元々、去年の8月から今年の1月末までの出張の予定だった。それが年末の段階で一度、今年の7月末まで延長になった。でも最終的に、春の組織編成だかプロジェクトの頓挫だかなんだか知らんけどそんなような理由で、結局3月末で終了になった。
夫と一緒に生活するのが一番幸せなことだと思っているので、延長になったときは嫌だったし、予定より早く終わりになったときは嬉しかった。

私達はいつか子供が欲しいと思っている。
2021年夏に結婚して一緒に住み始めて、暫くは2人の生活を楽しんで、海外旅行にも行ったし、タイミング的に昨年の夏頃からそろそろ妊活を始めてみようと話をしていた。しかしちょうど夫の長期出張が決まり、一応なんとなく始めてはみたものの、週末しか会えないのもあってなかなか上手くいかず(タイミングが取れていないのか他に原因がありそうなのかも判断できなくてモヤモヤして)、3-4サイクルくらい試して一度挫けてやめた。

妊活中は排卵日前から生理が来るまでの間、酒や生ものの摂取、薬等の使用を控えていた。実際のところ俗に言う妊娠超初期の段階では、これらの摂取の影響はまだ殆ど無いだろうと思われるが、いざ妊活となると細かいことが殊更気になるもので、おそらく世の中の多くの妊活中女性がしているように、念の為インターネット上に転がっている助言に倣ってみた。
しかしまだ妊娠がわかってもいない段階で月の半分に生活の制限があるのは正直結構嫌だった。特に生理前、予兆の段階では妊娠超初期症状との区別がつかないので、早めに鎮痛剤を飲めないのが辛かった。

11月頃から年末年始を挟んで1月半ばまでは妊活をやめて、反動でお酒を結構飲んだ。暫く飲まないでいると弱くなることを実感した。ただ歳のせいかもしれないが。

1月末に飲み会のラッシュが終わり、たまたまそれっぽい日と週末が重なっていたので、気まぐれでまた妊活を再開したところ、初めて生理が来なかった。きちんと生理開始予定日から一週間程待って、市販の検査薬を試したら陽性が出たので、6週頃に最寄りの産婦人科に行ったら、エコーで子宮内に胎嚢と胎芽が見えて、既に心拍も聞こえ始めていた。更にその3週間後の健診ではしっかり心拍が確認できた。

しかし、その次の12週の健診で心拍は確認できなかった。大きさ的に10週程で胎児の成長が止まっていた。稽留流産と診断された。
自覚症状が全くなく、自然排出の兆候もなかったので、診断から3日後に子宮内容物除去の手術を受けた。日帰りの簡単な手術だったけれど、人生で初めての手術だったので結構不安だった。準備の段階では何度か痛みもあったけれど、初めての全身麻酔は普通にばっちり効いて、ふと気付いたら手術は終わっていた。

1, 2ヶ月すると、また生理が始まるらしい。

改めて、妊娠から出産まで至るのは大変なことなんだなあと思った。

初期の流産は8割、胎児の染色体異常が原因と言われる。でも逆に言うと、2割は母体側の要因ということなのだろうか。既に流産してしまっている以上、2割というのが少ない割合とは思えない。流産になる確率自体が10-15%と言われているから。しかも今回みたいに心拍確認後の流産となると、結構確率は低いみたいだ。低い確率でも、実際に自分の身に起こってしまった以上は受け入れるしかない。

染色体異常なのか、私の行動の何かが悪かったのか、不育症の因子があるのか、理由は分からない。

通勤中とか夜寝る前とか、静かな時間になると色々考え始めて悲しくなるけれど、仕事をしている間は忘れるし、楽しいことは普通に楽しめるし、一度の流産で完全にお先真っ暗というわけでもないし。
街で赤ちゃんや小さい子供を見ても、ややしんみりはするけど大きな動揺は無い。

暫くはお寿司とか食べたり、夫と遠出したり、やりたかったことをやろうかなと思っている。

そういうわけで、自己流のセラピーとして久しぶりにnoteを書いてみた。

今回の妊娠のことは親にもまだ言っておらず、直接話したのは直属の上司と近くに住む友人ひとりだけで、それもなんかちょうど2人とも子持ちだったのもあって話の流れでたまたま言ってしまっただけであって、そしてやっぱり流産の報告をした後は2人ともに気を遣わせてしまった(2人ともとても思慮深く暖かい言葉をくれた)。
インターネットに書く内容としては赤裸々過ぎたかもしれない。けど個人的には、こういう話をタブー視されたくないという気持ち。

また初心に返って週1くらいでnote更新したい。

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