3歳という節目

息子が今月25日で3歳を迎えた。

3歳になる目前、初めて彼の成長を「寂しい」と強く強く感じた。

それはほんの瞬間的な動作。

お風呂上り、私が化粧水を付けていると
お気に入りのDVDをじっと見ていたはずの彼がむくっと立ち上がり
トコトコっと歩き取りに行った物は、私のヘアトリートメント。

次に私が髪の毛を乾かすことを、
その前にヘアトリートメントをつけることも知っている彼が
無言で当たり前かのようにそれを手渡してきた。

とても嬉しい行為であると同時に
彼が相手を想って行動できるくらいに成長していることに感銘を受けた。
(こういう行動が初めてではないが改めて痛感するという感じだろうか)

二人目出産を間近にし、新生児時代を振り返ることが多いからか
あんなに小さかったあの子が、泣いてばかりだったあの子が
ひとりで歩き、話し、遊び、しっかりと意志を持ち、私と同じ時間を過ごしている
という感覚を素直に受け入れられない。

まだまだ手はかかるけれど、
もう何故泣いているのか分からないことはないし、
ある程度のことはひとりでできるようになり、何より会話が成り立つ。

今でも生まれた日のこと、産後大変だったことは鮮明に覚えているけど
3年経てばこんなにも人は成長するんだということを実感し
戻りたくないと言いまくっていた、彼の赤ちゃん時代が恋しくなった。

授乳で寝不足の日々、どこに行っても大泣きしてしまう性格、毎日手探りの子育て。

あんなに「早く大きくなってほしい!」と切望していたのに。だ。

もう彼の赤ちゃん時代を体験できない。

あの小ささ、拙い言葉、よちよち歩き
すべてが過ぎ去ってしまった今それがとても懐かしい。

3歳でこの感覚を味わうのだから、今後4歳、5歳と歳を重ねるごとに
その度合いは強くなるんだろう。

最近は毎日新しい言葉を話せるようになっている。
話すのが大好きな母ちゃんとパパの子供だからか
本当によく話してくれる。

寂しい気持ちもあるんだけれど
やはりまだまだ成長を楽しめる。

二人目出産前に、この「寂しい」という感覚に出会たことが子育て大きな進歩。

来月からはまた新しい生活が始まる。
繰り返しのような日々でも進歩していることを忘れないよう生活したい。

産まれてきてくれてありがとう。
お誕生日おめでとう。





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