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嘘つくな!英語喋れるだろ!!

日本人は、海外で自信がないからかたまに英語喋れないアピールをする人がいます。

ただ、そうすると

嘘つくな!英語喋れるだろ!!

と思われてしまう可能性も高いです。

その引き金となるのは、たまに聞く
I can’t speak English.
という表現。

こうでなくても、文尾にvery wellなどをつけた
I can’t speak English very well. 
のような変化形もあり、、

この時点で、とても正しい英文法を使い話せているのになぜ??

と思われてしまう。

現に、語学学校では他国の学生さんからWhy? とたずねられて困惑するクラスメイトを見た事もあります。

そして、先生は

「なんで英語出来ないなんて言うの!勇気を持って何か言ってみて!恥ずかしがらないで!!」

という反応をする。

彼らの言い分は色々ありますが、

一文完璧に口から発する事が出来るのに、出来ないと決めつけていて嘘つくのはなぜだ?喋れるじゃないか!

だったり、

なぜ、最初から出来ないと決めつけ挑戦しようとしないんだ!自分達と喋るつもりがないのか!?

や、

そんなに出来るのに、気持ちの問題だろ。なんだかおどおどしてて気が弱そうだ…。恥ずかしがってるのかな?何をそんなに恐れてる??何かあったのかな?

とかそういう感想を持ち不思議に思っています。

私が見てきた限りでは、第2外国語として英語を喋る人たちの中でも日本人は自信がなく尚且つ最初から求めているレベルが高すぎる人が多すぎるのは事実です。

誰でも、最初からスラスラ長く喋るのは不可能なのにそれが出来ないと“喋れない”と思い込んでしまう。

最初は短い文章からトライして慣れていく。そして、細かいエラーがあっても伝える事は可能でそれでも喋っている事になるという事実を忘れています。

その一方で、他国の英語を喋る人は例え一フレーズでもその日に口から発する事ができたら、

やったー!今日はこんな表現を覚えたぞ!英語喋る事ができている!!自分は今日も一歩進む事ができたんだ!!次にはもっと使えると良いな!

みたいに考えるので、
I can’t speak English….
という発想自体がそもそも出てこない人ばかりです。

その為に、日本人が自信なさげにこの言葉を発すると感じ方に周りとかなりのギャップがあるので理解されません。

なんでそんなに完璧に喋っているのに、そんな嘘みたいな事言うんだとしか思われない。

私が最初通っていた語学学校にはビギナークラスがたまに作られました。そこには、なんとアルファベットさえわからない人もいた。けれど、何日か後には歌を歌ったりして覚え簡単なフレーズを出来る様になると彼らは、

“やったー!!来る前は全然出来なかったのに!今自分はアルファベットも分かるし挨拶も出来る!!英語喋る事が出来てる!!きっと何年もたてばもっと上手くなるんだ!分かるぞ!!”

みたいな雰囲気で興奮しています。

I can speak !!!

とかみんなで連呼していたのも聞きました。

こう言う人たちに日本人の
I  can’t speak English very well. 
を聞かせたら意味不明と思います

私がオーストラリアに滞在している間、日本語を勉強している人をたまに見かける機会や話す機会がありました。

そういう人は、私が日本人と分かると自分は日本語が喋れるんだ!と言って披露してくれる人もいました。

だけど、みんながみんな流暢ではなく

こんにちは。ありがとう。を言える程度でも、

私こんなに日本語分かってるし喋れるのよ!聞いて聞いて!という感じの雰囲気なんです。

現に、挨拶程度でも、
I can speak Japanese! 
と自信たっぷりの人もいました。

ホームステイしていた時に、ホストマザーのお孫さんが日本のゲームが好きで日本で買ったソフトを見せてくれました。

「僕、日本語分かるよ!」

とゲームを見せながら言ってきたのでキャラクターが何言ってるのか聞いてみたらなんにも理解していないとかそんな事もありました。

その坊や曰く、

「だって訳せないけど、英語にしなくて日本語のままでなんとなく意味分かってプレイ出来てるんだから。僕、すごくない!?」との事でした。

そして、

「そのうち、ずっとゲームしてればもっと日本語分かるようになって喋れるようになるかも!楽しみだな!」

との事でした。

だけど、これはありえるかなとも思えた私。

その子は、簡単な日本語のフレーズを真似して言えるようにはなっていたからです。

なんだか、ものの捉え方でこんなにも感じ方が変わるんだな。とオージーから学びました。

そして、英語を第2外国語として話す人達とも喋る機会があったけど、自分の今の姿を誇りに思い英語を喋っている事に自信を持っている人が多かった。

特に完璧ではなくても、自分は英語が喋れるんだ。何でも伝えられるんだ。自分で可能性を広げていけれるんだ。そういう心意気。

見ていて本当に気持ちが良くて、考え方をポジティブにするだけで出来ると思う事が増え可能性を自ら広げる事が出来るのは事実だなと思えたんです。

出来ない部分を見つけて、すぐに出来ないと変換するよりも、出来る事を見つけそれは認める。

という姿勢がとても大事だと実感しました。

そして自己分析し、自分の道筋を作っていくその方が気分が良い。

嘘つくな!英語喋れるだろ!!

という人の方がうんと多いです。

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