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国内NFTプロジェクトの共通ホルダー分析リポート~MurakamiFlowersからCNPまで

プラウザのOperaが今日リリースしたNFT分析ツール「degenknow」が無料で高機能でした。提供されているデータから、国内で取引量が多いプロジェクトの共通ホルダーを分析してみます。

プロジェクトそれぞれの結びつきから、国内NFTの相関図とマーケティング対象を研究してみましょう。

■対象
MurakamiFlowers / Shinsei Galverse / CryptoNinja Partners / Aopanda Party / YuGiYn / Neo Tokyo Punks / MEGAMI / XANA genesis

■共通のNFTを持つホルダー

MurakamiFlowers

CloneX関連のNFTを持っている率が30%と圧倒的に高め。CloneXの一部ホルダーが有利に入手可能だったことからはじまり、共通の個展開催など強い関連性をキープしています。ホルダーの海外比率は高そうです。

Shinsei Galverse

1位はweb3でのIDを示すNFTNametag。フリーミントだった時期もあったのでグローバルのNFTを触っていて無意識に入手した方も多そうです。2位はMEGAMIでした。

CryptoNinja Partners

派生して生まれたCNP Jobs、Very long CNPは当然ながらランクイン。50%のホルダーがCNP Jobsをホールドしています。2位、3位にはキングコング西野亮廣さん関連のコレクション。国内でひとつのNFT経済圏ができていることを感じます。

Aopanda Party

ほとんどCNPと似たランキングとなっていました。海外のチップホルダーは圧倒的に低く、36walletのCloneXホルダーがいる程度でした。Halloween Poupelleは3097walletが初めて買ったNFTとなり最近の中で一番NFT参入を増やした新規コレクションでした。

YuGiYn

見慣れないコレクションが多いです。The Merge: Regenesisはブロックチェーン開発会社のConsenSysがイーサリアムのマージにあわせてフリーミントしたコレクション。6位のBeVEEは韓国のアーティストのジェネラティブ。ブルーチップに絞るとAZUKIとの関連がみえてきました。日本を含めたアジア諸国からリテラシーの高いホルダーが集まっているように感じます。

MEGAMI

国内コレクションでは3位にLove Addicted Girls、8位にKawaiiMetaCollege、10位にCNP。uwucrewやKillerGFはリリース時にコラボでのWL配布をおこなっていました。CNP以外のコレクションが「女の子を描いたNFT」という共通点がありますね。

Neo Tokyo Punks

CNPとNeoSamuraiMonkeysがほぼ同率1位、次いでMEGAMI、CHIMNEY TOWNと続きます。コミュニティを重視する系のプロジェクトが多いようです。上位10位すべてが国内のコレクションとなっているの特色がありました。

XANA: GENESIS

発行元が同じNFT「XANA:LAND」のホルダーが19%いますが「XANA関連以外のNFTを持っていない」ホルダーがほとんどでした。次の熟練度の項目でも特徴がでています。

■NFTに対する熟練度

walletをつくってからの期間、持っているNFTコレクションの数の数値を並べてみました。新規でNFTに参入した方が多いプロジェクトは🟩や🟦が多い傾向となります。

熟練度が低いコレクションはSCAMにも狙われやすくなるので、特に注意が必要だと思います。AOPANDA PARTYがwalletをつくってからの期間が長く複数NFTを持っているという結果は意外にもみえました。NFTへの新規参入ではなくCNPを手に入れたホルダーが活動を続け、流れてきた結果なのかもしれません。

■コレクタブル関連図

こちらはdegenknowではなく、NFTランキングが提供しているデータ。国内コレクションの共通保有を視覚化したものです。

CNPを中心としたコレクションの結びつきがよりわかりやすくみえました。
-CNP、CHIMNEY TOWN、VeryLongCNP、NeoTokyoPunks

https://oneseep.xyz/statics

■補足

以上、NFT分析ツール「degenknow」を中心に国内コレクションの関連度をみていきました。なんとなく近いと思っていたコレクションについても数字でみると、より納得感があるものとなりました。
これまではクローズドや業界紙のみであったり、代理店や企業コンサルタントがアンケート等をとって有料で提供していたような数値が、誰にでも無償で公開されているようになっておりブロックチェーンの透明性を感じました。

他にもおもしろい数値をみることができるので、ぜひ自身の推しコレクションについてご覧になることをオススメします!

NFT分析ツール「degenknow」

NFTランキング&統計「oneseap」

書いた人:miin l NFT情報コレクター @NFTPinuts

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