海外NFTインフルエンサーさんとテストネットに参加した話

※今回は海外のコレクティブNFTマニア向けの記事です。またNFTの購入をオススメするものではありません。

すっかり冷え切っていたNFT界隈ですが、11月初頭の大型イベント「NFTNYC」をきっかけに活気を取り戻してきている雰囲気があります。OpenSeaも取引量は減っていますが、取引をするユーザーは急増している模様です。

タイムズスクエアにNFTの広告が踊り、同時に開催されていた、BoredApeYacketClubの「APEFEST」では、BECKほか有名ミュージシャンがライブパフォーマンス。デジタルの存在であったNFTが現実にあらわれ、ネットの中のインフルエンサーが互いに写真を撮りあっているのは感慨深いものがありました。

海外NFTインフルエンサーさんについて、興味深いできごとがありました。
日本でのNFTコレクターさんからDMをいただきました。
「miinさん、インフルエンサーとして大きなプロジェクトに関われるかもしれません!」
私は、NFTで自分の気になる情報を発信しているだけの存在。ツイッターでお金儲けをしないポリシーなので、宣伝依頼であれば今回もお断りかな...と思っていました。

しかし、テストネットに参加しているメンバーの情報をいただいて驚愕。

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普段、私がツイートをみて参考にしているインフルエンサー....というか神たちが賛同して参加しようとしている!?zeneca、fvckrender、Ape Dao...海外のNFTを追っている方なら聞いたことがある名前だと思います。
※zenecaのニュースレターは何度か訳してnoteで公開しているので読んだことがある方もいらっしゃるかも。

「是非参加させてください!」

その後、幸運にも世界で20人くらいによるテストネット参加者に選んでいただくことができました。

このNFTプロジェクトの名前は Eponym @EponymNFT
すでに完売しており、私たちが担当したのは、第二弾のNFTリリースにあわせてのテスト環境を体験して欲しいというものでした。

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【第1世代】
販売日:2021/10/10
販売価格:0.08ETH
10,000個がSOLD OUT。
フロア価格:0.49ETH (本日時点)
総取引量:4,100ETH(20億円)
OpenSeaのTOP50にはいるプロジェクト

特徴:
購入者が自分で入力した文字をベースにAIが生成するアート作品。例えば「good morning」や「The Wolf of Wall Street」など文字入力すると、AIが高精細な絵をつくってくれるというアートNFTのプロジェクトです。

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左から) burning desire / winter nights /cityscope

「言葉を視覚表現にする」というテーマで2年間かけて開発した独自AIプログラムとのこと。言葉のイメージから、雰囲気にあったイラストが精製されるのは興味深い体験でした。3,400人のホルダーによるdiscordも盛り上がっており、お互いがつくったNFTを評論するなど価格以外の話題も多くあがっています。画像の商用利用権はホルダーに付与され、高画質データもDLできるため印刷して自宅に飾る方もいるようです。

このプロジェクトの第2世代が11/6に販売開始

■第2世代の仕組み
・第1世代のNFT2つをBURN(永遠に捨てる)
・第2世代をつくるために新しい言葉を入力する
・新機能として「雰囲気」を入力できる

■テストネット
rinkebyというテスト用のチェーン、テスト用のOpenSeaでおこなうという体験もできました。

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「not financial advice」をワード、雰囲気に「night」といれてみました。

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現状では、0.49ETHの第一世代のNFT2つバーンして失い、さらに0.05ETHをつかってMINTするという1ETHを超える貴族の遊びのような行為です。

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単語の再入力は何度でもできるため、納得いくものができるまでやりなおしが可能。AIが予想の斜め上の出力をしてくれることもありました。

何度も試した後、最終的にこの作品をテストネットでmintしてみました。
入力した単語は好きな映画からとって「ギルバート・グレイプ 」

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当然、第2世代に移行しないホルダーも多いと予想されます。「移行する?どうする?」という話題で、コミュニティは活気づいていました。今後は毎月イベントも用意されているとのこと。ジェネラティブアートのNFTブランド「ArtBlocks」とは、また違った楽しみ方が創られはじめているのは興味深いことでした。

クローズドなdiscord内のことなので詳細はあかせませんが、それぞれのインフルエンサーも誠意を持ってプロジェクトにアドバイスをしていました。NFTコミュニティ全体への愛情と熱意を感じます。

私は紹介したから報酬がもらえる!というものではありませんが、十分貴重な体験ができたので満足しています✨

以上、大型NFTプロジェクトの裏側を覗いてきたお話でした。

書いた人:miiin NFT情報コレクター

twitter:@NftPinuts

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