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手術後のアロマケア

卵巣嚢腫の手術後、好んで嗅いでいた精油の作用について書いていきます

はじめに

入院に際し「鎮痛、鎮静、抗ウィルス、リラックス作用」を期待して

カモマイル・ローマン、ペパーミント、フランキンセンス、ラベンダー、グレープフルーツ、オレンジスイート、ティートゥリー、ひのき、ゼラニウム、ベルガモット

の精油を病院に持参しました

使用法はティッシュに垂らす芳香浴です

作用としては良いはずなのに 良い香りに感じる精油に偏りがあり、退院後は自宅でレモンや橙を好んで使用していました

グレープフルーツ

術後から一貫して良い香りに感じた精油です

〈西洋アロマ的作用〉

血液やリンパの流れを促進して、余分な水分や老廃物を排出する

吐き気を和らげたり、頭痛など不快な症状の回復を早める

心配や緊張を和らげ、リフレッシュさせて幸福感を高める

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肝気の巡りを促進し、心身を伸びやかに解放する

脾胃の機能低下を改善する

湿熱による関節痛、腫れ、痛み、むくみを和らげる

以上のことに有用性があります

禁忌

光毒性があります

高濃度での肌への使用は、皮膚刺激があります

向精神薬、鎮静剤、睡眠剤、抗てんかん薬、血圧降下薬との併用は薬の副作用が増大する可能性があります

ひのき

こちらは術後早い時期に好んでいた精油です

西洋アロマ的作用

呼吸器系を整えたり、静脈のうっ血やリンパのうっ滞を流す

疲労を回復し、ゆっくりとやる気を起こさせる

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肺機能を高め 肺に溜まった痰湿を取り除き、咳や呼吸困難を治す

腎気を補い生命力を高めたり、呼吸を深くする

以上のことに有用性があります

禁忌

妊娠中、乳腺炎、乳がんなどエストロゲンが原因で症状が悪化する可能性のある疾患、ホルモン療法中

※漢方アロマ的作用はサイプレスを参考にしています

ペパーミント

最も使用することになると思っていましたが、気分に合う日が意外と少なかった精油です

西洋アロマ的作用

静脈やリンパの流れを促進して、滞った血液や老廃物を排出する

吐き気や消化不良、便秘を改善する

打撲や発熱、頭痛などあらゆる痛みを軽減させる

精神のバランスを回復させる

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肝気の巡りを促進し、気滞を改善させる

脾胃の機能低下を改善する

肺熱を抑え、停滞した痰熱を取り除く

以上のことに有用性があります

禁忌

皮膚刺激があります

妊娠中、乳幼児、高血圧、てんかんをお持ちの方

退院後、自宅で好んで使用した精油です

西洋アロマ的作用

胃痛、便秘、下痢、腹部膨満感など胃腸の問題を改善する

神経を強化し、安定させる

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肝気の巡りを促進し、心身を伸びやかに解放する

脾胃の機能低下を改善する

肝火を抑え、イライラや怒りの気持ちを取り除く

以上のことに有用性があります

禁忌

光毒性があります

高濃度での肌への使用は皮膚刺激があります

向精神薬、鎮静剤、睡眠剤、抗てんかん薬、血圧降下薬との併用は薬の副作用が増大する可能性があります

レモン

退院後、自宅で好んで使用した精油です

西洋アロマ的作用

血管壁を強化し、静脈の流れを改善する

胃腸の働きを高め、肝臓の機能を強化する

脳を刺激してリフレッシュさせる

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肝気の巡りを促進し、心身を伸びやかに解放する

肝火、心火を抑える

湿熱を取り去り、脾胃の機能を改善する

肺熱や痰熱を取り除き、肺の機能を改善する

以上のことに有用性があります

禁忌

光毒性があります

高濃度での肌への使用は、皮膚刺激があります

向精神薬、鎮静剤、睡眠剤、抗てんかん薬、血圧降下薬との併用は薬の副作用が増大する可能性があります

サイプレス

自宅で「ひのきではないな…」と感じた時に使っていた精油です

西洋アロマ的作用

呼吸器系を整えたり、体内に滞った余分な水分や老廃物の排出に役立つ

更年期やPMSの不調に役立つ

副交感神経の働きを高め、呼吸を深くし、感情を鎮めて冷静にさせる

以上のことに有用性があります

漢方アロマ的作用

肺機能を高め 肺に溜まった痰湿を取り除き、咳や呼吸困難を治す

腎気を補い生命力を高めたり、呼吸を深くする

以上のことに有用性があります

禁忌

妊娠中、乳腺炎、乳がんなどエストロゲンが原因で症状が悪化する可能性のある疾患、ホルモン療法中

おわりに

グレープフルーツ、橙、レモンなど苦味の多い柑橘類を好んでいたことから、中医学的には手術部位を冷やしたり、肝や心の高ぶりを冷ましたいという感覚だったのかなと感じました。

また、全体的に「流れを改善させる」精油を好んでいたことから、流れを改善させ回復を促すことを身体が望んでいたのかなと思いました。

※こちらはあくまでも個人の感想です。

ご使用になるときは、ご自身の体調や環境に合わせて使用いただければと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました✨








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