脱ぐノオト。#001/私の大切な一部。
貴方は、私の大切な一部。
そんな貴方に、すいぶんと長い間、
さみしい思いをさせてしまったみたいだね。
貴方の呼び声に、耳を塞ぎつづけてきた。
そんなつもりは、ちっともなかったんだけどね。
*
3歳の我が子が大きな声で、「ママ!!!!」と叫んだ。
「大きな声出さないでよ!!!!!!!」
苛立ちを覚え、叫び返す。
そして、我にかえる。
はじめから、
貴方の声を聞いてあげていれば、
貴方は大きな声を出さなくてもすむのに。
私を苦しめているわけではないのよね。
受け止めて欲しいだけなのよね。
ここにいるよ、って、
なんで無視するの?って。
他の感情には、優しくするのに、なんで?って。
愛しい貴方。
私をいつでも守ってくれている。
書き出した貴方を、
強く抱きしめたら、目から海が溢れてきたよ。
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