論理的思考スキル

これから話す論理的思考スキルは
ビジネスにおいて最重要なものになります。
いわゆる"ロジカルシンキング"と
言われているものになります。
何をどう考え、
どう実践するのか。

"掛け算の法則で、スキルがあっても
論理的思考スキルがなければ無意味"

どんなスキルを付けようが
どんな100点満点の資料を作ろうが
これが出来ていなければ
それは全て0点に変わります！
それくらい大切なんです。

どんな考え方なのか…
例えをまじえて説明します。

ではまず、
・座席数 13席
・従業員数 3人
・場所 浜松町駅近
・ラーメン価格 650円
のラーメン屋さんがあったとします。
このラーメン屋さんの売上と利益は……？？

・
・
・
・
・
・
実はこの答え、
正解は分からないんです！
なぜなら売上はその日次第で変わるからです。
引っかけクイズを出した訳ではなく…
この時に考えて欲しいことは
"どういうロジックで考えたのか？"
ということです。

答えの正解・不正解ではなく、
考え方の正解・不正解を見る思考力
(フェルミ推定)

つまり、このラーメン屋さんで考える時
・回転率
・来店数
・客単価
・売上
・営業日数
・原価
・コスト
・全経費
・総売上
・利益
これらをただ出すだけではなく
平日と週末
ランチと夜
など
きちんと分けて
全ての項目の数字を埋めていく。
このフレームワークをする考え方が大切です。

考え方の基準としては
「顧客視点を論理的に証明、追求することが
ビジネスでは最重要」
だということを頭に入れておくことです！

例えば自分が店を出そうと思った時にも
なぜこれをやろうと思ったのか？…
なんでこの場所にしようとしたのか？…
なぜこの価格に設定したのか？…
などの質問に
「なんとなく……。」
なんて答えてしまってはアウトです！
そんなお店はきっと今残ってないでしょう、、
つまり潰れてしまいます。

そうならない為にどうするべきか！

それは
全ての"なぜ？"の質問に
きちんと論理的に答えることが出来ていれば
大丈夫なんです！

やり方が分からない方も
フレームワークという『式』さえ
分かっていれば答えはすぐ出ます！
『式』の正解・不正解かが
ロジカルシンキングです！
練習が必要ではありますが…
これが出来るようになれば
どんなビジネスにも対応出来るようになります

すぐに練習！と言っても…
考え方の修正は大変ですよね？

コピルニクスの地動説思考が
ビジネスでは最重要！

地動説とは天王説とも言われますが
太陽、地球、月の関係をどこから見るか？
地球から見れば月と太陽が
自分の周りを回っている…
ですが正しくは
月と太陽のそばで
地球単体が回っていた…

結局何が言いたいかというと！
"自分の見える視野が
決して正しくはない"
ということ。

自分は○○だから大丈夫…
ここなら成功する…など
自分の事業に思い込みを抱いてしまう人が
ほとんどなのです。

例えばショッピング。
色々なものを見て回って
その時の感情で沢山欲しくなりますよね？
でも1度冷静になって
1日経ってから同じものを見てみてください。
本当に必要ですか？
全部はすぐに必要ではなかったと思います。
でも最初はこれが必要！と思い込んで
そのまま買ってしまいます。

そういった
最初の自分の思い込みを
1度冷静になって"捨てる"ことが
大切です。

今の自分が見ているものが全てなのか？
正しいのか？
常に疑って
しっかりとしたデータに基づいた
事実を知ることが必要になってきます！

自分はそんなに簡単に
思い込んだりしていないよ、、、
と思っているそこのあなた
に質問です！

世界で予防接種を受けられていない
子供達は何%いるでしょうか？
①20％
②50％
③80％

・
・
・
・
・
・
・
・
③80％と思ったりしませんでしたか？

実は①20％のみなんです！
ほとんどの方がなぜか80％と
思い込んでしまっています。

ではなぜ思い込んでしまうのか？
これにも理由があって
「人は物事をドラマチック化してしまう
習性がある」
ということです。

私達はメディアに囲まれて生活しているので
家に帰って何気なくつけるテレビ
何気なく見ている毎日のニュース
その画面上で伝えていることを
何も疑うことなく信じて聞いてしまうのです。
ですが…
ひとつひとつ冷静にデータまで見ると
違うことが世の中には沢山存在しています。
ある意味テレビも怖いですね……。

この思い込み思考どうしたらいいの！
捨てなければいけない思考があるんです。

①分断思考
②ネガティブ思考

この2つです。
これを捨てて
人の考えと自分の考えをマッチングさせて
論理的に証明させることが大事です。

細かく説明すると…

①分断思考 は
例えば
・金持ち or 貧乏
・先進国 or 途上国
・幸せ or 不幸
・勝ち組 or 負け組
・サラリーマン or フリーランス
など
このように物事を分断して考えることです。

"白か黒"と分けてしまう前に
本当にそうなのか？

金持ち/貧乏→この中間層の方がきっとほとんど
先進国/途上国→線引きがあいまい
幸せ/不幸→その人の価値観による
サラリーマン/フリーランス
→兼業している人は多い

このように
この世界は単純に2つに分断できないのです。
分けて考える前に
グラデーション理解をすることが
必要不可欠です！

例えば
"飲食店を作りたい"と思った時に
お店を出すには立地が大事だ！
…なんて思ってはいけないのです。

果たして本当にそうなのか？
人が多いから交通量がある場所が立地がいい？
きちんと見てみたら、
交通量が多いとそれだけで
・家賃が高くなります
・働く人もたくさん必要です
→結局経費がかさんで倒産…なんてことに。

反対に交通量が少ないと悪いのか？
・家賃は安い
・人も最小限でいい
・デリバリー系に専念し
店舗は気持ちのいい気楽な接客ができる
→売上が少なくても経費も少ないので
続けられるのでは…

このようになんの根拠もなく
白黒つけるのは思わぬ落とし穴に
自らはまってしまいます。

つぎに
②ネガティブ思考 について。
文字の通りのことなのですが
なぜ捨てるべきか。

人間はネガティブにとても共感するのです。
メディアやSNS何をとっても
ネガティブな物事に対しては
ハッピーな出来事よりすごく敏感に反応します

例えば
少し前に起こった出来事で
SNSで「子供が保育園落ちた死ね」
とツイートしたことに対して
ものすごい量の共感、反響がありました。
同時に「保育園入れた」という内容には
ほとんど無共感。
実際に起こったことなので
分かりやすいですよね？

その他にも
メディアのネガティブセンサーの
コントロール術はとても有名です。
今話題の"感染症"
昔から言われている
"子供死亡率"
"戦争死者"
など
その結果だけを伝えればいいのに
テレビをつけると
『遺族の方へインタビュー』とか
やっていますよね？

でもこれって本当に必要ですか？
本質的には不要なことをあえて伝えてくる。
なぜ？
それが、ネガティブ思考を使ったやり方です。
大衆はネガティブ思考に共感・興味を示します
そうすればメディアの視聴率は
格段にアップするのです…

そして
毎日のようにそれを自然と目にすることで
世の中の人は
…どんどん世界が悪くなっているのでは？
と思うようにコントロールされます。

でも、そうではないんです！
目に入るものは全て疑って調べると違うことが
沢山溢れています。

例えば
数年前にあったソフトバンクの通信障害。
『約5日間で1万件以上の解約』
とメディアが伝えていました。

でもこれ実は…
日本にある1億7000万回線のうち
23％がソフトバンク回線です。
そうすると
約3910万回線がソフトバンク回線。
ソフトバンクの年間解約率は2％。
計算してみると…
1年→782,000 解約
1日→2142件
×5→10712件

………？！

データを出せばもう分かりますね！
毎日このレベルで起こっている事だったんです
そこまで悪くする必要はないのでは？

要するに

メディアの裏付けというものがとても重要。
自分の感情や感覚を定量化して
証明することが重要。

ということですね。
これらが論理的思考スキルには大切です。

感情に流されずに
ロジカルに組み立てると
どんなビジネスでも上手くいくようになる。

すぐに考え方をスパッと切り替えられる方も
少ないと思います。
わたしもその一人なので
コツコツ出来るように
日々目にするいろんなことに対して
疑問を持ち
ロジカルシンキングが出来るように
訓練していこうと思います。

皆さんもぜひ！