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財務スキル~PL(損益計算書)編~

財務は大きく分けて2つの種類があります。

損益計算書(PL)
一定期間の経営の成績表(利益)
もっと簡単に言えば↓
1年間でいくらの利益を出したのかが分かるもの

賃借対照表(BS)
一時点の財政状態の指標
簡単に言うと↓
⑴期末時点で会社に存在する財産の状態を
あらわすもの
⑵会社資金の調達と運用の状態を表すもの

そして今回はPLの方の説明です!
PLを簡単に表にしてみるとこうなります。
↓↓↓

はい、これを見てもまだサッパリですよね?
わたしも意味わからなかったです…

この表の仕組みとしては、
収益と費用を比べて利益(または損失)を
出しているものとなります。

例えば、
100円のリンゴがあってそれが売れたとします
そうなると
原価が80円だったとすれば
収益 = 100円
費用 = 80円
利益 = 20円
ということです!

基本はこれなのですが…
損益計算書(PL)にはいくつか種類が表示されます

①売上総利益
②営業利益
③経営利益
④税引前当期純利益
⑤当期純利益

①〜④が分かればPLはだいたい読めます!

これからコーヒーショップで例えてお伝えします

売上総利益
本業の利益(売上高-売上原価)
コーヒーの販売が本業です。
単純にコーヒーを売ってその対価にお金を
払ってもらったものが売上になります。
コーヒーの原価が売上原価なのでその差が
" 売上総利益 " となります。

営業利益
売上総利益-販管費【販売費+一般管理費】
コーヒーを売るためには…
・従業員給料
・広告宣伝費
・店舗の賃料
など
人、場所、集客が必要になってきます。
商品を販売するための間接的なコストがかかります
それが販管費です。
先程の売上総利益から販管費を引いたものが
" 営業利益 " となります。

経常利益
本業で獲得した利益 + 本業以外で獲得した収益
+ 費用
コーヒーの販売ではなく
・イベントスペースの利用
・レッスン料
・株の売買
・利息収支
など
本業以外で毎月継続的に発生する利益のことです

税引前当期純利益
当期に発生した全ての事象を加味した利益
キッチンが故障したので修理、
店舗の売却があった など
毎月ではなく単発的・突発的な損益があった時
特別損失・特別利益 として表されます。

当期純利益
当期に発生した全ての事象(税金なども)を
加味した利益
これは全てを差し引いたときに
最終的に残るお金のことです。


PLもただ見るだけだと
数字が沢山で訳分からんと思いますが
内容理解した上で読めるようになれば
事業計画書も作れるようになり、
投資をしたいと思った時にも
参考にしたりできるようになります!

私も読めるように反復練習します!