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私がもっと小さかったら
うさぎやネズミのように小さかったら
この鼓動がいつも通りだと言い張れるでしょう

私がもっと熱かったら
焚き火のような熱さを体内に持っていたなら
ガラスの瞳に潤む涙を結露のせいにできるでしょう

人だけが持つ唯一の武器も
あなたの前では無力なのです

夜に駆け出し暗闇を探して
遠くにいる星を繋ぎ合わせて
あなたの顔を描くことしかできないのです

私はそれで良いのです
このままが良いのです

あなたに気にしてもらうのも
あなたを気にする立場に立つことも
何も望みません

私は弱いのです

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