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帝王切開の傷は消えてなくなると思ってた

こんばんは。4歳3歳兄弟を子育て中のmiiです。

いきなりですが、
わたしは1人目の時は自然分娩(いわゆる下から)で産みました。
陣痛の始まりから出産まで8時間弱と、初産にしてはまぁまぁ早く、
安産でした。

なので、2人目も自然分娩で生まれてくるだろう、
なんだったら一人目が割と早かったから、2人目はめっちゃ早いんじゃない?と、33週くらいまで出産に対する心配を全くすることなく過ごしていました。

なぜ、わたしがこんな風に思っていたかというと、
私の母も祖母も叔母も、
わたしの身の周りの人々はみんな自然分娩かつ安産で産んでいたので、
帝王切開はよほどの大事で、私の頭には全く浮かんでいなかったのです。

ところが、33週を過ぎたころ、定期健診で思わぬ事実発覚。
次男は逆子で、かつ、このまま出産すると首にへその緒巻きつきそうとのことでした。
先週までは全くそんなことなかったのに急にそんな事態に……
なんとかして逆子を直そうと逆子体操したり、お灸を試したり。

が、それ以降全く態勢の変わらなかった次男、
それにその時期の平均サイズを大いに超えていたため、
37週になってすぐ、帝王切開で出産しました。

全く予想外の展開で出産することになり、
また、当時は2020年5月のコロナ緊急事態宣言真っ只中。
かつ、帝王切開前に念のため入院することになり、その直後にスマホが壊れるというアクシデントで、
その時の外部との連絡は、一日一回のナースステーションの電話だけ。

私は、帝王切開について全くのゼロ知識で手術を受けました。

だから、私は知らなかったんです。
帝王切開の傷が残るってこと。

いや、考えたら分かるはず。お腹をがっつり切り開いて縫って綴じてるんだから、大きな傷が残ることくらい。
きっと当たり前のこと過ぎたのでしょう。傷については、お医者さんにも、全く説明されませんでした。(手術のことについてはしっかり説明されましたが。)

でも、今まで帝王切開の傷を全く見たことなかったので、
ただそれに対する知識と意識が全くなかったので、
私は帝王切開の傷は消えてなくなると思っていたんです。


そして、退院後、
弟夫婦が赤ちゃんを見に来てくれました。
そこで、年に数回しか会わない義妹が、実は帝王切開で出産していたことを初めて知り、
「帝王切開の傷ってかゆいよね~」
と、ひとしきり盛り上がった後に、彼女に聞きました。

「ねぇねぇ、この傷っていつごろ消えるん?」

「え…それ、消えませんよ。」

(゚Д゚;) えー!


え?そんなん、消えると思ってたん?え?
周りの皆に逆にドン引きされました。

なんか、もしかしたら人生のどこか一つのタイミングで、
帝王切開の傷があるおばちゃんを銭湯で見かけたり、
帝王切開経験者に話を聞いたり、
たまたま付けたテレビでそのことについて語られていたら、
得られていた知識だったのに。
そしたら、自分の気付かぬ間にできた、消えない傷を抱えていくこともなかったのに。

なんか、かまいたちの漫才の「トトロ見たことない奴」をちょっと思いだしました。

って言っても、もちろん次男を産むにはその方法しかなかったわけなので、
無事に生まれてきてくれたのに何の文句があるんかって話なんですけど。

でもね、やっぱり自分の中でお腹の傷を見るたびに、もう消えないのかーってちょっとへこんでいます。たまにかゆいし。

心づもりがあったらもっと違ったのかな。どうなのかな。

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