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はじめましてのマルタ語【01】 アルファベット

昨年より、趣味の一つとして、マルタ語の勉強をはじめました。

自分にもっと、定着させられるように
& 興味を持ってくれる人と繋がれるかも
& だれかのお役にたてるかも?
と思ったので、復習をかねて、カンペ帳をまとめていくような気持ちでまとめて行こうと思います。

*私は日本語以外だと、会話ができる程度にわかる言語が英語なので、英語と比較しながらまとめていくことが多くなります!

マルタ語のアルファベット

マルタ語のアルファベット(文字)は、私達も見慣れたラテン文字(ABC…のやつ)をベースに、【30文字】から成り立っています。

殆どの文字が、見慣れたラテン文字&英語とあまり発音は変わりません。
ただし、上の表で赤字にしているところが、英語とは違う文字や読み方をするところ。まだまだ、身に染み付いた「英語だとこうだよね」読みに引きずられてしまうことが多々あります・・・

英語にはない文字【ċ / ġ / għ / ħ / ż】

ラテン文字に、ドット符号(文字の上に・があるやつ)や、バー(ħの横棒)が入る文字がでてくるのが、マルタ語。
ċ 以外は、ドット符号のあるもの・ないものが存在していて、それぞれ発音が異なるので注意が必要です。

Ġ(ジェ) と G(ゲ):
英語だと、George(ジョージ) / gas(ガス) のように、おなじ"g"という文字で読み分けますが、マルタ語では書き分けます。

GĦ(アイン)と  H(アッカ)と Ħ(ヘ):
すべて子音なのですが、まさかのGĦとHは基本、発音しない、というワナ…
単語の中には、成り立ち的にGĦが入っていたのに、歴史の中で消えてしまった(でも語幹としては残っているw)という単語もあり、大変にややこしいです。
ただしGĦがはいっているところが、発音的には長母音になったり、語尾にあるとĦの音になるという特徴もあります。

Ż(ゼ)と Z(ツェ):
これも、ドット符号のないZが、英語とは読み方が違う、というワナ。
いつも間違いがち。

英語とは違う音の文字【j / q】

これも大変なワナです。

J(イェ):
ついつい、ジェと読みたくなりますが、イェ、英語の y の音になります。
Jesus という単語を、英語では「ジーザス」と発音するけれど、「イェス・キリスト」と私達が知っているのは、もともとのラテン語でもJの発音が y 音だから。(ちょっとだけ調べたら、フランス語の派生で、英語ではJの文字にjの音が当てられたみたいですね[なんのこっちゃ…])

Q(エ):
これも、クの音ではなくて、アッとかエッとか、詰まる感じの音になります。マルタ語特有の音のようで、『マルタ語基礎1500語』のなかでは、

日本語の“結婚!”[ケッコン]の語中音の要領で発音するとよい。

と紹介されています。

マルタ語の不思議

マルタ語は、「アラビア語の方言」という立ち位置で、文法や単語の成り立ち・活用はアラビア語的になっていながら、ラテン文字をベースにしたアルファベットを使うので、

「見慣れた感じなのに、全然読めない・わからない」

というかんじで、個人的には暗号解読(笑)みたいな気持ちで日々楽しく勉強しています。

とはいえ、地理的にも近い、イタリア語やフランス語の影響も多分に受けていて似た単語もたくさんありますし、いろいろなルーツを感じられる面白い言語です。

この興味深さを、おすそ分けできればと思っています。

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