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「おすすめの映画は?」と訊かれたら?

おいっす~!神谷美里です!
映画の話になると決まって訊かれるこの質問。みなさんならどの作品を答えますか?
感動した映画、印象に残っている映画、個人的に好きな映画……いろいろありますよね。

実は私、この質問がとーーーーーーっても苦手です!笑
というのも、おすすめの映画って誰にでも同じものをおすすめできるのか?という疑問があるからです。
せっかくおすすめしてもあまりに趣味と違えば観てもらえなかったり、もし観てもらえたとしても面白くなかったと思われるかもしれません。どうせなら、おすすめした作品を楽しく観てもらいたい!と思うのは考えすぎでしょうか……。

ではこの質問をされた時どうするかというと……普段観るジャンルや好きなジャンル(作品)を訊きます。
本当に何でもいいなら雑多に自分が好きな作品をおすすめするのですが……大体何でもよくはないというのが難しいところ。
ちなみに私はホラーが嫌です!笑
びっくりする海外物も心臓に悪いし、日本の後ろにいる感はもっとダメ。過去にテレビで放映されていた「ほの暗い水の底から」をうっかり観てからすっかりトラウマです。記憶にこびりついてことあるごとに思い出してしまうので、本当にダメ。ダメ絶対。

それはさておき、何でもいいといわれたらジャンル別に複数作品勧めると思います。というわけで!今回は私のおすすめを3つ紹介します。

『マイ・ボディガード』(原題:Man on Fire)

ジャンル:アクション/スリラー

政情の不安定なメキシコでは、誘拐はビジネスとして成立していた。裕福な家族はそんな不法ビジネスのターゲットにされており、ボディーガードを雇うことがメキシコでは常識であり、誘拐保険に加入するための条件だった。会社を経営しているサムエル・ラモス(マーク・アンソニー)は誘拐保険更新のために新しいボディーガードを雇わなければならなかった。雇われたのは、かつて米軍の対テロ暗殺部隊に所属していて現在はアルコール中毒のジョン・W・クリーシー(デンゼル・ワシントン)。クリーシーの友人レイバーン(クリストファー・ウォーケン)は彼のために、サムエル・ラモスの9歳の娘ルピタ(ダコタ・ファニング)のボディーガードの仕事を紹介する。クリーシーは最初はルピタのボディーガードにまったく興味を示さなかった。ルピタに「俺は君の友達じゃない」と冷たくあしらっていたが、水泳や勉強を教え少しずつ心を通い合わせるようになる。ある日ルピタはピアノ教室を出た所で男たちに誘拐され車に乗せられてしまう。クリーシーはルピタを取り返そうと銃で打ち合うが負傷してしまう。ルピタが死んだと聞いてクリーシーは復讐に燃え犯人を捜し始める。しかし、誘拐は計画的なものであり主格は意外な人物であった。
Wikipedia

デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングのタッグがたまらない。
誘拐ビジネスという実在する暗い世界を描き、その世界を中心にそれぞれの立場や感情があらわになっていく。
ピタの行動でだんだんと心を開いていくクリーシー。二人が巻き込まれていく運命の結末には心を鷲掴みにされました。

実はこのマイ・ボディーガード、映画化されるのは2度目。初めて映画化された1987年の作品は日本では未公開なんです。Netflixで配信された以外では現在も国内のメディアでは発売されていないということで、ある意味幻の作品ですね。
1987年の映画は原作にほぼ忠実な内容となっているとか。気になる。
(原作は小説『燃える男』)

『きみに読む物語』(原題: The Notebook)

ジャンル:ロマンス/ドラマ

認知症を患い過去を思い出せずにいるアルツハイマー症の老女と共に、療養施設へ入寮しているデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせている。
物語は、1940年のアメリカ南部シーブルックが舞台。青年ノアは別荘にやってきた17歳のアリーに一目惚れ。強引にデートに誘い、映画を見て語り合った後、仲良くなり、2人は付き合うようになる。初めてノアの家を訪ねていくとテラスで詩[4]を読んでおり、これは物語全体に関わってくる。父親はやさしく、夜にもかかわらずパンケーキを勧める。ノアは、いつか買い取って農場を始めたい古い屋敷にアリーを連れて行くが、彼女の両親が探しているといわれ中断。その後も二人の仲は認められず、ひと夏の出来事が終わった。
湖を夕日が染める頃、老女とデュークがたどり着く物語の結末は・・・。
Wikipedia

これはもう、絶対ハンカチとティッシュを忘れずに用意して観てもらいたい。一途な愛に切なくなると同時に、その一途な愛情にときめきを覚えます。
アルツハイマーをテーマにした作品はいくつかあり、「私の頭の中の消しゴム」も有名な作品だと思います。この作品も大好きなのですが、映画で言えば「きみに読む物語」の方が好きですね。
ただ、「私の頭の中の消しゴム」は日本で年一回くらいのペースで行われている朗読劇が最高なので、これはまた別の機会にお話ししたいと思います。

『あん』

ジャンル:ドラマ

どら焼き屋の雇われ店長として平凡な日々を送る中年男。店には女子中学生の常連客がいた。そんなある日、求人の張り紙を目にした老女が雇ってほしいとやってくる。彼女の作る粒あんのおかげで店は大繁盛。しかしある噂が、彼らを苦しめることになる。
Google

外画大好きマンの私が方が邦画を選ぶなんて!と自分でもびっくりなのですが、印象深く残っている作品です。なんと日本・フランス・ドイツの合作だそう。
ハンセン病や、患者に対する村八分的対応をする人々が描かれており、なんとも言えない苦い気持ちが広がる。それを受け入れる老女の姿、老女と過ごすことで変わっていくどら焼き屋の雇われ店長。
重たい病気というメインテーマと、働くことを考えさせられるサブテーマ、人の幸せとはなにかを考えさせられる作品でした。

元々この映画、観る予定がありませんでした。それどころか、作品の存在すら知らなかったのです。(後に調べてみれば日本アカデミー賞やカンヌで賞をとったり出品されていたりしている作品でした。)
なぜ観ることになったかというと、祖母に誘われたからでした。
たまたま祖母の家に帰省していた時のこと。明日は出かけるから、留守番よろしくというのです。今まで帰省中は一緒に出掛けることはあっても留守番を頼まれたことはなかったため、どこに行くのか気になって聞いてみると、映画を観に行くと。月に一度観に行っているそうで、一緒に行く?と誘われてついていきました。

映画自体は好きでよく観ているものの、そのほとんどは洋画。この『あん』を観終わった後、普段見る作品の偏りを反省。
人の嫌なところも良いところも、絶望も希望も、とても近くにあるのだということを実感しました。私たちは日常の中で作中の登場人物と同じように絶望したり、希望を抱いたり、人に嫌な思いをさせたり、救ったり、そうやって生活していて、悪意を持って接していなくても傷つけることはあるし、理不尽な思いをすることもさせてしまうこともある。同調圧力や無知であるが故の行動、漠然とした恐怖による排除・・・。そういった行動をとられた時にどう対応するべきなのか、ということも併せて考えさせられました。

樹木希林さんの演技は、本当に生っぽいというか、もはや演技というよりそこに存在する存在で、一瞬スクリーンの中の出来事であることを忘れてしまいます。

いかがでしたか?
『マイ・ボディガード』『きみに読む物語』『あん』。
ぜひ観た方は感想などコメントでぜひぜひ教えてくださいね!

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