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日本人の英語が通じないのはルールを知らないのと、発音がちょっと間違ってるから。

そして、日本人のいない片田舎に引っ越してきて8年が過ぎました。
日常は英語で生きています。 まあそれなりに英語も話せますし、聞き取れます。

でもそれでも、未だに言っていることが通じなかったり、何度も言いなおして、例えを出したり、回りくどい説明をしてやっと、ああ○○ね。

と、

今まで私が必死に言っていた言葉をあたかもクイズに当たったかのように言われることが多々あります。


例えば、夫とは大学の寮で知り合ったという話をしていると、必ず


『どこの大学に言ってたの?』



と聞かれます。


私はこの質問がとっても苦手です。


なぜなら、私たち夫婦が通っていた大学、Woollongong (ウーロンゴン)大学の発音が絶対に伝わらないから。

いつもWodonga (ウォドンガ)とか言う、ビクトリア州のどっかの街の名前を言われるんです。


何回言いなおしても伝わらず、シドニーから2時間ほど下った海沿いの街にある大学。と言うと、ああWoollongong ね! と、「だからさっきからそう言ってんだろ~怒!」と言う気持ちになるわけです。


で、ご丁寧に発音を直してくれるオージーもいるんですが、直してもらってから、他の人に同じ回答をすると、やっぱり”Wodonga?”と言われる始末。泣


ウーロンゴンの発音に限らず、本当に簡単な単語の時も全然伝わらないという悲劇が日常で良く起きます。


そんなこんなで、踏んだり蹴ったりな私の英語に光が差したのが、息子がまだ学校に通っている時の事。


担任の先生に呼ばれ行ってみると、「K君はスペリングが苦手で文字があまり良く書けない。Thの発音とRの発音が良く発音できていないので、そのせいで書けないんだと思う。」と言われ、1週間に1回学校に来るスピーチセラピストと発音を直していくことを勧められました。


条件として、親も一緒に参加すること。


「はい。わかりました。」


と了解して、次週からスピーチセラピストの元、息子の発音を直す授業を一緒に受けました。


親が一緒に参加するという条件は、たぶんスピーチセラピストの方と息子がやっていることをちゃんと見学して、家で同じように練習させることが目的だったんだと思います。


でも、私の場合は息子と共に学んでいました。笑


そして、そこで初めて、私の’ウーロンゴン’が伝わらなかったのは、Wの発音が間違っていたからなんだ。と気づいたときは衝撃でした。


オージー友達も直してくれていたのにも関わらず、Wの発音が違うと指摘してくれた人は一人もいませんでした。


ネイティブだからってどこがどう違うから聞き取れない。とわかる人は少ないです。


『なんとなく違う。』と言うのはわかる。


でも何が違うのかはわからない。と言う人が大半だと思います。


うちの夫にしたってそうです。



このスピーチセラピストとの奇跡の出会いで、私はあの”Woollongong” ジレンマから抜け出せました。


あれ以来、私が’ウーロンゴン’を2回も3回も言いなおすことはなくなりました。



息子の担任の先生も言っていましたが、


発音ができていないから、スペリングができない」と言うのは本当にそうで、

その言葉がなんの音の組み合わせでできているかがわからないと、書けないんです。


書けないだけではなく、読むこともできません。 息子もほとんど読めませんでした。


そして、2度目の光は現在進行形で降り注いでいます。


ホームスクールを始めたおかげで、次女は学校に行ったことがありません。


幼稚園を卒園した後、そのままホームスクールになったので、次女はABCから私と一緒に学び始めました。



基礎がわかっていない子供に1から教えるというのは結構大変です。



教材探しに苦戦し、でもやっと見つけた、このスペリングの教材が超優秀なんです。



小2の4学期からホームスクールを始めた息子は、学校をやめた時全く本が読めませんでした。


なので、ついでに彼も一緒に小学校ゼロ年生(オーストラリアには1年生の前に準備の年が設けられています。)の教材からやり直すことにしました。


このスペリングの教材、何が優秀かと言うと、

1.発音とスペルのルールが事細かに、ステップバイステップで載っているというところ。

2.発音記号なんて意味の分からないものを使わないで、ものすごくシンプルに説明してくれるところ。

3. 英語の超明確なルールをシンプルに説明してくれるところ。


私は実はこっちの大学で英語教師になるための資格を取っています。

大学で英語言語学を学び、院で英語教師の勉強をしました。

でも、この教材を読んで、知らなかったことがたくさん出てきます。と言うか全部知らなかったと言っても過言でない。

夫も「へー知らなかった。これ知ってたら、文章書くのも楽勝だったのに。」と言うぐらい、学校でも習わないんです。


日本人の英語が通じないのは、ほんの少しの発音の誤りと、ルールを知らないから。


私、コレ教えたい!と思い立ってノート書いてます。次回からこの本に書かれていることをベースに、英語教師魂(?)を燃やし、英語系ノートを書いていきたいと思ってます。 良かったらお付き合いください。




頂いたサポートは全額、我が子の全寮制高校の寮代および学費に使われます。ド田舎に住む子供たちの応援お願いいたします。