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「SDGs」と聞くとドキッとする理由/ミスジャパン2021中国四国ブロックファイナリスト

TVやニュースでSDGsのことを目にすると
いつも目と耳をふさぎたくなる。
ドキドキと恐怖におそわれるのだ。

ちょうど今から1年前
ミスジャパン2021の大会に応募した私は
2021年2月21日、朝から自宅で合否発表を
ドキドキ待ち構えていた。

昔から
これ面白そう!私にもできるかな。
よし、やってみよう!

そうやって興味のあることに後先考えず
戦略も何も立てずとっさに飛び込むタイプの私。

今回も、
田舎もんでズボラで自信のないこんな私でも何か伝えられるものは
持ってるはずだ!
そんな都合のいい勘違いと

私って世間的にみてビジュアルは
綺麗なんだろか…
という他者評価を求めて

えいっと飛び込んだコンテスト。


書類審査の合否の結果は…


「合格」ーーーーー!!!!


だったのだ。
まじかー!この私が?!え!!!!

いや待てよ。あまり参加者いないから
盛り上げ役やろ。きっと。。
お飾りかな。そんな考えもよぎったが

でももう、この瞬間
私の勘違いと他者評価は
肯定された気分でお腹いっぱいにしてくれた。

そして、お調子者のわたしは
浮かれ気分で
せっかく合格したから
やれるだけやってみることになった。

そういうところはほんとに
自分でも人生楽しんじゃってるよな〜
自分。って思う。


さて、合格が決まると
たくさんの課題が待っていた。

次の審査は動画審査。

自分のことを表現する動画を作るのだ。
よっしゃ〜
動画作りしてみたかったんだよな〜
向こうからチャンスが来た!ラッキー

という訳で
頭の中はあれもしたい
これもしたい
でごっちゃごちゃ。

ただただ、考えるだけで
締切が近づいてくる…

そして、
あ〜もう!!やれることは
今の私にできることしかない!
そうや。誰かになろうとしたり
高望みしても無理や。

そういう思考回路にやっとなってくれたので
素の私でいつもやっていることを
スマホで撮影した。

「なんちゃって中国雑技団」とか
「なんちゃって軟体芸」とか
「エプロンシアター」の合わせて3本。

この作品を仕上げるために
まぁまぁの労力がかかった訳で…。
動画構成考えたり撮影だけで
ヒーハー言ってた私は
編集なんてやったことないのに無理や…。
そう思った。
お金もできるだけかけたくなかったから
近くに手伝ってくれる人がいたらいいのにな。。。

そんな時だった、
快く動画制作をお友達が引き受けてくれたのだ。

プロに任せたらいい値段する内容なのに
引き受けてくれる人が
現れるなんて…
ほんまに涙涙である。

そして完成した動画は
審査期間内にどれだけ再生されたか、
イイね、登録されたかで評価が決まる。

私の場合、放置してたら勝手に
美人だから見てくれる…そんなことは起きるはずない…とわかってたから

身内、知り合いに片っ端から
声をかけた。
ラインの友達に
SNSの友達に…躊躇することなく

そして多くの人から
「応援するね!」とか
「挑戦する姿に勇気をもらったよ!」とか
嬉しい言葉を頂いた。
何やってんだ?こいつ。とか思われてたとは思うけども…
そんな声は右耳から左耳に流して〜〜

もう、ラインを送ったあとで恥ずかしくて
恥ずかしくてたまらない私を救ってくれた言葉だった。

そして動画審査の結果は…

中間発表の時点で3位✨✨

我ながらすごいぞ〜!!
美人たちを差し置いて
発信力で3位だーー!

その例の3位「エプロンシアター」の動画は
著作権の問題で消されてしまったのだが…
本当にありがとう(T_T)

代打の「なんちゃって軟体芸」が…ぐんぐん再生回数を伸ばしてくれ
2週間で約3000回再生。
みんな〜どんだけ繰り返し見てくれたんや〜
涙涙

ニ次審査通過!!!✨✨


ほんまにこの結果は
みんなのおかげでしかない。

このとき私はこう思った。

今まで人間関係を大切にしておいて
本当に良かった…。
一人では難しいことも、こうやって協力者が現れるんだな…。

…と。
目の前の人を大切にしてきた私すごいって褒めてあげる機会が持てたことには
グッとくるものがあった。

そして次の審査が
またも動画審査で、今度はお題が決められていた。

・自己紹介
・美しくなるためにやっていること
・私の考えるSDGs

この頃には流石にメンタルも
揺れはじめていて
そろそろうざがられるんじゃないかと
不安のほうが勝っていた。

動画制作にあてれる時間も体力も
そろそろきついな…と感じていた頃

とりあえず2本取り終え、
SDGsのシナリオ作り…。

SDGsなんて言葉さえ知らなかった私は
恥ずかしい気持ちと
ほんまにこの目標が達成されることを
微力ながら願う自分に

モヤモヤが…

そしてミュージカル好きの私が
選んだ発信法は

SDGsの17目標、覚えうたダンスを作ること。
のちにこれが恐怖の動画になることも考えもせず…

頭の中で描いたものを実際に再現するのにはパワーがいる。

まずは目標を調べて歌詞を作成して
作曲は無理だから
フリー音源を見つけて振り付けをして
衣装考えて
歌って踊って…

あ〜もう、なんでこんなことするって決めたんだろう…
もうあとには戻れないまま締切日めがけて
突き進んだ。

ギリギリできたものは
とても見せれるようなものではなくて、
恥ずかしすぎてもう、お蔵入りさせたい

あぁ、もっとセンスのある人に
誰かに歌ってほしい
作曲してほしい
振り付けしてほしい
ミュージカルは一人ひとりの良さを掛け合わせた一つの作品だから

ひとりでは作れない感動を生みだす。。。

ひとりではできないもどかしさと
自分の音痴加減には腹が立ってしまうほどだ…。

心残りがあるまま
その後の

自信のあった
スピーチ審査にも合格。

ミスジャパン
中国四国ブロックファイナリスト

(もうここまでこれただけですごい。)


としてウォーキング審査にすすみそこで敗退することになるのだが、

その頃には
人前に出ることへのプレッシャーと
自分なんか…という
自己否定で疲れきってしまっていたのが
事実である。

どんだけ強靭なメンタル持ってんだ…
強者達よ…

そして一年前たった今、
もう過去の動画を見返すことはないのだが、
「ミスジャパンに挑戦してたよね」
っていう言葉に恥ずかしくて、記憶から消し去りたくてドキッとしてしまう。

TVでSDGsのことを耳にすれば
あの消してしまいたい動画のことを
思い出して
SDGsのことが頭に入らないのである。

ついさっき親友と電話をしていたら
「みほちゃんのさ〜あのSDGsの歌の動画
もう覚えちゃったのよね。おかげで頭に入ったよ!!」

って言葉をくれて。
救われた。あ、あの動画がひとりでも役に立てたんだなと…。

きっとこの記事も私のSDGsへの失敗の恐怖を
和らげてくれるのであろう。

(早く消してくれないかなミスジャパンの運営さん。w)





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