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「メタバース秘宝館、秘宝館を再起動するために」

ー そもそも秘宝館とは何だったのか ー

秘宝館…秘宝とは、一般に公開できない大切な宝≒公開しないでひっそり楽しむ物
(熱海秘宝館から抜粋)

エロスを古今東西、現在・過去・未来に渡り真面目に面白くエンターテインメントする、
大人のための遊園地と定義されています。

2024年現在、現存する秘宝館と名を冠する純粋な「秘宝館」熱海秘宝館(東京ドームの系列会社アタミロープウェイ)が最後となっております。しかし、性のミュージアムとしては次の施設も該当すると思われるのでそれぞれ追記しておきます。

群馬「性と命のミュージアム」

群馬「珍宝館」

熱海 「まぼろし博覧会」

徳島 「お花大権現奉納物殿」

なぜ秘宝館?

私が経済的搾取を元夫から受けていた時、心の拠り所になっていたのが、熱海秘宝館のエロいバカバカしさです。
ある秘宝館だけをまとめたサイト(現在は閉鎖)を知ることをきっかけに生きる原動力となったのがはじまりです。
いつか仕事に目処がついたら秘宝館巡りをゆっくりすることを目標に過酷な労働に耐えられました。

そして、ある友人夫妻から元夫から逃げ、シェルターに入るように勧められ人生をリセットしました。新たな伴侶と人生を共にできた時、「秘宝館」は閉鎖の一途を遂げていたのでした。

私はVRSNSに秘宝館を創れないか。ニュートロアダルトエンターテインメント、メタバース秘宝館を作りたいという思いをこめて本ページを作成した次第です。

秘宝館とは?

秘宝館とは万博文化、主に1970年大阪万博の大盛況を元に性のパビリオンとして、温泉街に立ち寄った際にお話のネタに遊園地として楽しむのが本流とされています。

数々のエロバカバカしいエンターテイメント施設の集合体を楽しみ、温かいお茶を入れると女性が裸になるカップや女体ライターなどのマニア垂涎エログッズをおみやげにエロをたしなんでいた昭和に憧れを馳せていきたいと思います。

ラブホテルや秘宝館を題材にしている写真家の都築響一氏(『精子宮:鳥羽国際秘宝館・SF未来館のすべて』)や

熱海秘宝館内に流れる昭和ムード歌謡調のテーマソング「熱海秘宝館のテーマ」を耳コピでカバーサロメの唇(2020年解散)リーダーの水のさとし氏は秘宝館愛好家としても有名です。

熱海秘宝館のテーマ サロメの唇ver,

オリジナルVer,

また秘宝館の実際の展示品を集めた東京・大塚のバー(18歳未満入店禁止)「ニュー秘宝館」が存在します。

女性店主、片品村蕃登(かたしなむら・ほと)氏は秘宝館第一人者で東宝の舞台美術を担当し実際のつくば万博のパビリオンも手掛けた会社「東京創研」当時社長の川島和人氏

から秘宝館の全権利を譲り受けて営業を続けています。

多くのサブカリストが懐かしむ秘宝館。
以前はどのような秘宝館があったかウィキペディアにまとめが載っておりますのでご参照ください。

ウィキペディア 秘宝館の項目

日本最初の秘宝館は1969年4月にオープンした徳島県の「男女神社秘宝館」です。
秘宝館は昭和51年から57年までが全盛期(片品村氏談)とされているそうです。

展示品の分類は大きくまとめて下記のとおりです。(ウィキペディアより抜粋)

  1. 動物の生殖器の標本

  2. 性神石仏のレプリカや写真

  3. 生殖器の形をした彫刻・オブジェ・民芸品など

  4. 性行為中のシーンなど、性的好奇心をそそるものを描いた絵画

  5. 性的好奇心をそそるものを表現した人形

  6. 四十八手などの性的好奇心をそそるシーンやポルノ映画を上映するコーナー

  7. 性病(性行為感染症)、妊娠を解説したパネルや模型(妊娠による体型の変化や梅毒の皮膚症状など)など。

終わりに

秘宝館の流れは衰退の一途を辿っておりますが、ウィキペディアにあるようにアウトサイダーアートとして捉えられ、「セックスミュージアム」(sex museum、Musée de l'érotisme)として海外にもその影響が波及しております。

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