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【皐月賞】去年と同じように血統傾向通りに決まるのかがポイント【2023】

久々に、超ガッツリ血統の話。

ここ最近、予想だけはずっと好調なんですけどこれって多分馬券当たろうが当たるまいがどっちでも良いか…って考えてるから何でしょうねw やっぱり春初回のドバイで1発目当たったのが大きかったなぁと。
ウシュバテソーロ様々というか。
まぁ、欲出した途端に外れるんだろうけどw

ちゅーことで、今週は皐月賞。ハッキリ言って、個人的には血統傾向だけは皐月賞は毎年わかりやすいんですよね。
何でわかりやすいかって言うと…

1.マイル色が強い年
2.スタミナ色が強い年

この2つに別れやすいからです。

去年のオサライ。去年って、明らかにマイル志向が強い馬場状態でスピードとパワーで押し切れるタイプがだいたい強いってわかってたんです。去年のジオグリフに関しては、血統界隈でも結構意見が分かれていたんですけど、取捨選択については立場の違いが大きかったというのもありますね。父系を見るか母系を見るか全体のバランスを見るか…とかですね。
ジオグリフって、母系がアルバートと同じだって話は去年に散々しましたので。あと、喉なりもありましたからそこらへんも不安はありましたよね。オイラもこの点はメチャクチャ不安でしたし。
ただ、それ加味しても「この馬がダービー向いてるとかはない」ってことで皐月賞が向いてるって思ったんですよねオイラは。

で、この去年の復習を前提で見ていくと今年って実は開催当初から中山2000mはスタミナ色が強い血統も結構来てるんですよね。近年のイメージではエフフォーリアが勝った年に近いです。明らかに凱旋門賞に縁がある血統が上位に来てるので。
もっと具体的に言うと、サドラーズウェルズとかトニービンですね。ダンシングブレーヴ持ちも平気で上位に来てたので、近年ではかなり珍しい。
って見ていくと、この条件を完全に満たしているのがやっぱりソールオリエンスなんですよねぇ…。上位人気ではファントムシーフもそうですね。

ただ、上位2頭とも母父サドラー系なんですけど注意が必要なのが中身は実は結構真逆っていう点ですね。ソールオリエンスの母父のMotivatorっていうのは、そのまんま欧州型のサドラー系なんですけど、ファントムシーフのMedaglia d'Oroってアメリカ型のサドラー系なんです。同じ系統でスタミナ・パワー型でも傾向は真逆で…

Motivator→欧州タイプ
Medaglia d'Oro→米国タイプ

って分かれています。で、当日の傾向がどっちに向くかはオイラには正直わからないってのが率直な感想ですね。ここらへんはもう完全な結果論。
近年特有の、高速馬場の中で求められる持続力っていう意味ならファントムシーフでしょうし、文字通り欧州寄りのタフな競馬になるとソールオリエンスでしょうね。オイラは、今開催の馬場傾向を見ているとこのどっちかが勝つんじゃないかな?って思ってます。
もちろん、馬場のヨミからして間違ってたら絶対に外れますがw
同じような考えで、大穴で注目しているのがショウナンバシットですね。もう1頭、超大穴ならグラニットも母系はゴリゴリの欧州タイプです。

反対に、去年のジオグリフが来たときのような馬場になるって前提で考えると、血統的な条件が合致しているのがトップナイフですね。トップナイフで注目なのが父型のおじいちゃんのWar Frontで、アメリカタイプの血統って何?って疑問に思う人はこのWar Frontを勉強すればわかりやすいです。
これがザ・アメリカ血統です。

父親のデクラレーションオブウォーが欧州で活躍したから誤解をしている人も結構いますけど、この馬の活躍は母型のBlushing Groomの影響なんですよね。Blushing Groomはキングジョージを勝利した世界的にも有名なナシュワンとか凱旋門賞を勝利した歴史的名馬のレインボークエストとかザ・欧州タイプの名馬を量産した名種牡馬です。
アメリカの超スピードタイプ欧州の超地力タイプのBlushing Groomを付けたらデクラレーションオブウォーが誕生しました、という感じです。

トップナイフの血統構成に関してウイニングポストみたいなゲーム風に言うと、2分の1スピード構成に2分の1スタミナ構成ですね。父父が完全なアメリカ型のスピードタイプで、父母双方の母型にスタミナ色が強い血統がいるっていうのがジオグリフと似てます。あっちはもうちょいスピード寄りでしたけどね。
なので去年と同じ条件なら、この馬が向いているでしょうね。

あと、もう1頭がベラジオオペラですね。父系にストームキャットの影響が強いロードカナロアに、母系の遠いところにノーザンテーストが睨み利かしているのがジオグリフと同じですw これもハッキリと似てますね。
ただ、母父のハービンジャーがどう出るかちょっとわからないです。今のところ、母父ハービンジャーって代表産駒のメイケイエールとか見てもわかる通り、明らかに高速適性に偏ってるので。そこまで軽くなるのかな?ってちょっと疑問がありますね。
元々、ダンジグって高速になりやすい野芝の中山でアホみたいに強かった血統なのでそんな感じになったら面白いかな、と。

他の有力どころでフリームファクシはどうか?って話もあると思いますけど、この馬に関しては血統的にハッキリと遅咲きですね。
これ以前も言ったことありますけど、母系のソニンクの一族って遅咲きになりやすかったり息の長い活躍をしやすくて、春クラシック前にガツンと調子を上げてくるようなタイプとはちょっと違うんですよね。加えて、同じ遅咲きタイプの父ルーラーシップですから。
逆を言えば、ここで勝ったらこの馬が全部クラシック取るんじゃないかな?とまで思う。それだけ能力が他とは違うってことでしょうし。

タッチウッドはどうなの?って話もあると思いますけど、この馬に関しては血統好きでも意見分かれるだろうなぁ…と。オイラはダービー向きというか、高速化での中長距離タイプじゃないかなってイメージがありますね。今の中山あんまり合ってない気がする。
この馬で注目すべきなのが母系のビッグテンビーで、ここの一族ってとにかくスピードを活かしたぶっ放しの競馬をしていることが多いんですよね。一族の代表ではローレルゲレイロがいたりするのですけど、この短マイルで速い競馬ができる母系クラシックディスタンスを走れるドゥラメンテを掛け合わせるって、そのまんま近年のダービーのトレンドです。

仮にダービーに向いてないなら、高速化の宝塚記念とかに向いてるんじゃないかってイメージですかね。どちらにしても、中山2000mはどうなのかな?って。
なので、オイラとしては現状ではまだ結論が出てないダービーの方が向いてるんじゃないかなって。

ただ、迷う人が多いっていうのもすごく理解できて、それはさらに母系を遡るとモガミヒメがいるから、なんですよね。このモガミヒメの一族って本当に多種多様な競走馬を輩出していて、近年でその代表なのがスタミナお化けのディープボンドなんです。つまり、どこを基準にするかで評価が変わる特殊な血統です。そういう意味じゃ、去年のジオグリフに似てますね。
だから、モガミヒメの流れからこの馬はスタミナあるいは地力系じゃないか?って考える人たちの気持ちはメチャクチャわかりますね。ここらへんは、マジで好みというか願望込みじゃないですか?w

オイラは、少なくともクロスや構成的にもこの系統はダービーに適していてほしいって願望が結構大きいので。割と本気で、今回の皐月賞のメンバーじゃこの馬くらいしか近年のダービーの血統的な適性に合致している馬がいないと思っています。

長々と話しましたがやっぱり買える馬あんまりいないんじゃないかなぁ?って感じですね。まぁでも先週みたいな例もありますからね。先週みたいにまたアホみたいな超高速傾向になるとまた当日に考えないといけないので…w
あと、雨も良く分からないですよね。最近は、天候が崩れる崩れる崩れる…って言われてて普通に晴天だったりするので。どないやねん、っていうw
雨降ると血統うんぬんもありますが、中山の場合はありえないくらいのトラックバイアスが出来上がることもあるのでその辺も注意です。

ちゅーことで、皐月賞楽しみですな(/・ω・)/

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