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【エリ女2023】BCと凱旋門賞でわかる本当に超高速馬場とは何だったのか?って話と、紹介した本と著者で万馬券とった猛者がいるって話【展望とか】

久々に、秒で終わる予想。

先週はブリーダーズカップ。そして寝不足…w やっぱり、日本馬が出走する海外のレースってメチャクチャ面白いですよね。完全に夜更かしで、日曜日とか2時間しか寝れなかったです。今週、クソつらい…w 完全に自業自得なんで誰のせいでもないのだけれど。

日本馬は残念ですけど、本当に頑張ったと思いますね。香港やドバイの招待レースと違って完全にアウェーですから。敵地に乗り込んでアレだけ走るって立派ですよ。早々、勝たせてくれないって言うのはその通りですけど、行かないと勝つも負けるもないですからね。

その中でも、やっぱりというか案の定というかディープ産駒オーギュストロダンが衝撃的な強さでw 内々を完璧に綺麗に回ってきたムーアの手綱さばきも見事でしたけど、何よりも勝負どころの4角入るときの手ごたえと直線向いてからの伸び方が圧倒的でした。画質が綺麗な↓の映像で見たらわかりやすいですけど、直線に入って抜け出してから完全にヨソ見してる耳も立ち気味だしで、まるで本気で走ってないですからね。

この走りで楽勝しちゃうのかって感じです。いやはや…まさかディープ産駒の中でも海外でこんな怪物が出ちゃうとは。

元々、飛行機が嫌いとか言う意味不明な論調があったのですけど、今回のレース見ると気性がヘンテコで真面目に走らない時があるっていうのが、どうやら本気らしいってことがわかりましたねw
意味不明でも何でもなかった。

なんか現役続行するかもってニュース出てますけど、どうするのですかね? 上述のように、GⅠ勝ちすぎて野心が出てきたんだろうなぁって感じる。3歳までにGⅠ5つ勝ってて、しかもその区分がマイル~クラシックって話になると日本のレベルで話すとマジでナリタブライアン級ですからね。まぁでも、陣営の評価としても本当にそれくらい凄いんだろうなぁと。

あと、ここが悲願にしてるBCクラシック制覇もしたいんでしょうね。以前にも言いましたけど、オーギュストロダンの過程って完全にガリレオの後釜を狙ってるローテでしたから。ガリレオも、最後は何故かBCクラシックを走ってましたからねw それくらい、勝ちたいんだと思う。

まぁでも、欧州の馬でこの手のタイプで続行して良かったことあんまりない気がしますが。こんな気ムラな馬、成績が安定するとも思えないですしw

それにしても海外馬関連の話では結構言ってますけど、やっぱりクラシックディスタンスの壁ってメチャクチャ高いですね。日本馬が主流として活躍している舞台は、2000m以下がほとんどなので。クラシックディスタンスでは、大半がそもそも海外の超一流どころと別に一緒には走ってないですし、勝てた馬はその大半がサンデー系と外国産馬って話も何回もしましたよね。

で、今回のBCターフとかもそうですけど実際に海外の超一流クラスと一緒に走るとやっぱりまるで相手にされないっていうのがもうオルフェーヴルとキズナ以後は10年くらいずっと続いているんですよね。
今回、ディープ産駒を連れて行ったからまだ戦えましたけど、他の産駒だともっと簡単に千切られてたんじゃないかなって。

BCターフだけじゃなく、記憶に新しい凱旋門賞もそうですけど忘れちゃいけないのが、今年は「日本馬有利の馬場状態だった」っていう点ですね。
結局、脚が速くて時計が出やすい馬場でも、相手十分の条件だとクラシックディスタンスでは軽く千切られるくらいオーギュストロダンエースインパクトあたりの超一流どころとは差があるってことですから。
今ってやっぱり速い馬を作り過ぎて強い馬が少ないんだろうなって思う。サンデー系以外は本当にいないですからね。
ドゥラメンテ産駒がいたら…とはちょっと思いますけど。

これも、別に馬産や育成が悪いんじゃなくてアレだけ意味不明な超超超高速馬場を造り続けた方の責任ですからね。このせいで、ほとんどの中長距離向きのサンデー系が、南米系の脚の速い血統を取り入れないと日本の馬場に対応できないって状態ですし。それだけでも本当に大損失だと思う。

それこそオーギュストロダンなんて母系ゴリゴリの欧州型のディープ産駒ですからね。あのタイプの馬が日本で量産できて活躍できる馬場状態だったのなら、海外の2400mの主要GⅠは今頃ほぼ制圧できてたってクールモアが完全に証明したので。英ダービー・オークスも勝ったくらいですから。同じディープでここまで違うってヤバイですよね。
誰がどう見てもわかる大正解がもう目の前にありますから。

この馬場のせいでステゴ系も滅亡しかけだし、損失も損失も大損失だろって思う。本当に何やってんだか…って感じです。野芝でも普通の高速馬場で十分だったのにね。

凱旋門で好走したスルーセブンシーズも同じですから。あの馬も、超高速の東京実績0でしたし。結局、これが正解やんっていう。相手十分の条件だと、つまりはこういう馬しか活躍してないってもう昔から何回も証明されてるんですよね。オイラも、マジで何年も何年も言ってますからねコレ。
本当にいつになったら間違いを認めるんですか?って話で。

競馬メディアがタチが悪いのが、これ先週も言いましたけど寒地と暖地、そして人工芝の芝質の違いすら割と本気で理解してないっていう点ですね。
普通の競馬ファンが楽しむ分にはそういう解釈でも全然良いと思いますけど、メディアがその間違いを堂々と喧伝するの?って本当に呆れるしかない。本来なら、この人達が言わないといけないんですけどね。
こんなフザけた馬場造りはやめろって。

何回も言いますけど、実際に今年はBCターフも凱旋門賞も相対的に別に日本馬不利の馬場じゃなかったですから。てか、キミらメディアもレース前はそう言って騒いでただろって話でねw ごく普通の高速馬場で、あの程度なら海外の馬も余裕で走れるってもう何回も一緒に走って証明されてますから。
なんでいつも無かったことにしようとしてんだ?って話でね。

ようは、中堅どころの海外馬が日本で走れないのって日本の馬場がやっぱり異常中の異常中の異常だから、ってもう結論も出てるんですよね。
マジで何年、この結論が出てる話に言い訳をしてるんだ?って本当に思う。

コレも何度でも言いますけど、別に馬産や育成側が悪いわけじゃないですからね。今の日本の馬場で、オーギュストロダンみたいな場所・距離・芝質を問わない怪物を生産・育成しろってムリだと思うし。同じディープでも。
この状況で、欧州のクラシックディスタンスの超一流に勝てってそらしんどいよ。日本の馬産と育成はこの上なく頑張ってると思います。
まぁ日本は人工芝だから、天然芝みたいな表現もおかしいんですけどね。
勘違いが生まれる大きな原因だとも思う。

ちゅー話でした。

一方で話は変わって。日本ではモレイラ騎手が大暴れで…w もう他の騎手ではどうすることもできない状態でした。ルメールや最近の川田騎手もそうですけど、このレベルの騎手ってやっぱり人気どころでの勝ち方が本当にわかってる感じですよね。
以前に、1番人気には1番人気の乗り方があるって力説しましたけど、先週のモレイラ見てたらまさしくそんな感じですから。ダートでは砂を被らない位置に陣取って、ターフではトラックバイアスを読み切って…で、本当に完璧でした。必要以上に抑えることは絶対にしないですし、ストレス与えないで競馬する術に長けてるんですよね。見事としか言いようがない。

結局、競馬って血統と馬、そして騎手が等分で合わさって初めて最大限のパフォーマンスを発揮できるんだなぁと改めて再認識しましたね。どれだけ強くても、騎手が悪いと勝てないって割と本気で思います。特に、近年はトラックバイアスの影響が酷すぎて、この傾向が顕著ですからね。
ほんのちょっとのミスで、何馬身も差が付くとか頻繁に見かける。

そういや、全然関係ないんですけど種牡馬の話もしたくて。最近、ウマ娘とかの影響で新しく入った人が血統や種牡馬に興味を持ってくれて非常にうれしいのですけど、先週に紹介した海外の血統の本があるじゃないですか? あの本は本当に名著で、著者は別に種牡馬辞典も出してるんですけどそれを利用して万馬券を取ったとかっていう報告を貰ったんですよね。ちょうど、メチャクチャ良いタイミングで新作が発売されてたみたいで↓

嬉々として報告をしてくれて、こっちとしても本当に良かったなぁ…って思うんですけど、その万馬券を寄こせよ半分くらいw
何で自分だけ良い思いしてんだ。

血統って、自分の好きな種牡馬を見ていったり調べたりで本当に馬券って当たりますから。続けることが大事で、1回当たるともう脳汁がビシャビシャビシャって止まらなくなるのでそういうのが良いんですよねほんと。
オイラみたいなムダに競馬してる人間って、こういう基本的な血統の知識や種牡馬に関連するキャラクターとかって割と頭には入ってるんですけど、そうじゃない人にとってはこういう体系的な本の紹介って大切なんだなぁって改めて思いました。
こうした血統仲間が着々と増えるのって良いですね。最近はデータに頼る人も多いから、オイラ達はマイナーな道を楽しんで行きましょうw

個人的に、こういう本ってオイラはマジでメチャクチャ読みまくってるのでまた暇があったら良い物も悪い物も紹介しますよ。読み物として面白い物も一杯ありますからね。

ちゅーことで、やっと肝心のエリ女。これね、従来型の京都2200mならマジで秒で予想終わりますね。オイラはサリエラ1択です。
理由も簡単で、この舞台って基本的に阪神2200m中山2500mに親和性があるからです。種牡馬の父も京都の長丁場、つまり菊花賞や春天を実際に勝っている馬やその産駒を輩出した種牡馬が強いんです。それだけ、中長距離適性が求められる舞台でした。
この時点で、上位人気馬は全部切れるのでw

サリエラって、父はディープですし全姉サラキアが阪神2200mと中山2500mの両方で実際に走って結果を出してるので、従来京都なら間違いなくこの馬が血統的には一番向いてますね。この馬向きの展開になると、中長距離向きの血統が来るので母系も重厚な方が良いです。この馬、母系もゴリゴリの欧州血統ですから。似たような理由で、ビッグリボンも良いですね。
最近、それこそウマ娘でもモデルが出てきた同じディープ産駒マリアライトとか想像すればわかりやすいと思います。本来は、ああいう馬に向いてる舞台。

で、肝心の今期のパターン。これはもう言うまでもなくスピード決着になったときですね。京都2200mでスピード決着になると1800m以下の適性が求められるようになりますので、そっちに成績がある馬が有利ですね。1600mとか1400mで実績があればなお良い。
じゃあ、なんでこっちを選ばないんだ?って話ですけど人気の馬ばっかりだからですw ただそれだけ。今年の馬場傾向を見ると、こっちになる可能性の方が高いですけど穴を狙うならサリエラ向きの馬場になることを祈るしかないですね。超高速決着だと、エリ女も今までのGⅠと同じでクソ固そう。

ただ、サリエラなんかあんまり調子良くないみたいで…w どないやねんって感じですがまぁ馬にも走りたくない時ってありますから仕方ない。

あと、血統とか関係ないですけど展開や騎手の目線で考えるとやっぱり番手取れる騎手と馬が有利なんじゃないかな?って思いますね。11月に入って少し馬場傾向にも変化がみられるのかな?って思ったのですけどたいした変化はなく…w
京都の外回りは本当にずっと同じレースばっかり続いていますね。

先週のファンタジーSも完全にそうでしたけど、離れた3番手の大穴のカルチャーデイが勝って、2着に来たのが内々をインベタぴったりで突っ込んできた1番のドナベティっていう。今期の重賞、マジでずっと同じこと繰り返してるだけですからね。案の定、勝ったのもまたまたまたミスプロ系だし。

もう前に行くか内を通らんと話にならんって感じです。見た目上は、馬場が荒れてるように見えるのに不思議でしょ? でも、馬場を固めるとやっぱりああなるんですよね。今は路盤が似てる東京もほぼ同じなので。

同じことしかやってないから、オイラも毎週同じことしか言ってないっていう…w 本当に予想することがないですね。
こうなると、やっぱり馬券は買いたくなくなるんですよねぇ…どうしたもんか。

まぁそういう感じで見ていくと、ますます行き脚が遅いサリエラなんて買っちゃダメだろって話なんですけどw まぁでも脚の速い系って今年は人気ですから。また見て楽しむだけになるかもしれませんけど、今期の京都の馬場って関係者から疑問が出るくらいにはマジで信用できないですからね。
当日までちゃんと見ておくことをオススメします。

ちゅーことで、週末を楽しみにしておきます(/・ω・)/

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