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【ヴィクトリアマイル】今週はわかりやすいんじゃなかろうか、久々にゴリッゴリの血統予想をする【2022】

当たる外れるは別にして。

先々週、先週とスタートから衝撃的なレース展開。春天は落馬NHKマイルは逃げ馬のジャングロが出遅れ…この2頭を買ってた人はさすがに怒って良いと思うw ああいうイレギュラーなレースになるとどうしようもないですよね。
オイラはというと、GW週で何もかもやる気が無くて言ってた通りダンデスヴューとケンタッキーは何とかって馬(名前忘れたw)を単複買ってボーっとしていました。結果は、お察しの通り。正直、予想の段階からわけわからなかったですしね。18番人気のカワキタが来たときはビックリしましたがw ああいうのあるから、競馬って見てて面白いんですよね。

で、今週のヴィクトリアマイルに関しては少なくともNHKマイルと比較するとわかりやすいんじゃないかな?と。当たる外れるは別にして、予想はしやすいですね。対立構図として、【マイル以下vs中距離以上】の血統と実績の戦いなので、どっちか買っておけば良いと思う。

血統に関しては、色々な派閥があって人によって立ち位置や考え方は全然違うから面白いですよ、って話を以前にもしたことあると思います。例えば、クロフネとかフレンチデピュティの系列をヴァイスリージェント系と呼ぶ人もいれば、オイラみたいにデピュティミニスター系って呼ぶ人もいます。
ダンジグのことをダンチヒって言ったりw まぁ、こういう違いとか血統に関するアレやコレやを語るのも面白いんでしょうが、とりあえずオイラなりの血統見解を見ていきたいってただそれだけの話ですね。
ちなみにですが、ご存じの通りオイラはダンジグ派デピュティミニスター派でここ2~3ヶ月に蔓延している超高速馬場はサンデー系にとってメチャクチャ不利派なのでw ずっと言ってきた通りですね。
あしからず。

ちゅーことで、本題。
今回、血統で見ていこうって思ったのは今週明らかに雨馬場になりそうだったからですね。このレース、雨が降ると明らかに血統的な傾向が偏るので。今年に限ってそうならなかったら、それはもう成す術無しですw

なので正直、現状でもう買わない馬というか、もうこの馬に勝たれたら仕方ないって馬は何頭かいますね。いつもの、来たらゴメンナサイってやつです。

具体的に人気になっている馬では、ソダシ、レシステンシア、デアリングタクトの3頭は勝たれたら仕方ないと思って買わないです。
で、メチャクチャ迷っているのがファインルージュレイパパレの2頭で、絶対に買うと決めているのがソングラインアカイイトマジックキャッスルですね。今のところは、ですがw
以下、理由を説明。

今週、雨が降るみたいですけど馬場が渋ったり時計がかかったときのヴィクトリアマイルって中距離戦の実績と血統がメチャクチャ重要になります。例えば、2020年とか2019年とかタイムが頭オカシイくらいに速かったときは、脚の速い血統が上位を独占したんです。いわゆる、アメリカダート的なストームキャットやダンジグ、あるいはミスプロの血が強い馬ですね。とにかく、超高速馬場に強い血統

ところが、去年とか2018年は全くの逆中距離以上に強い血統と実績があった馬が上位に来たんですよね。特に、去年に関しても春開催の阪神が異常馬場(今年と同等レベル)で、その影響か知らないですけど関東圏の馬場が明らかに時計かかってたんですよね。関西速くするから東京は遅くしてやろうか?的なw
実際に去年のこの時期も、我ながらトラックバイアスはほぼ完ぺきに読めてて、結構馬券をバカスカ当ててたんです。で、このレースも当てました

だから、今年もこれで良いんじゃないかなぁという超絶に安易な予想ですw
外れたらしゃーない。まぁ2年連続で同じ傾向が続くかなぁ?という不安はありますけど、気分的に血統予想したいなっていうのが大きいw
なんじゃそりゃって感じですが。

ソダシ、レシステンシアはわかりやすいくらいのアメリカ的なスピード型です。というか、ソダシに関しては去年の桜花賞の段階から言ってますもんね。あの馬は血統的な本質だとダート馬だって。今更変えられんw

ソダシに関しては母系がダート寄り(実際にダートで結果出してるし)ですし、レシステンシアも母系がアルゼンチン牝系なので。アルゼンチンって、日本と同等かそれ以上の高速志向の地域なので、この系統が色濃く出ている場合はスピード型になりやすいです。この時点で、ちょっと買いづらい。

デアリングタクトに関しては、そもそも長期休養明けが…身も蓋もないですがw
強いのは明らかにそうなんでしょうけど長期休み明けでいきなりGⅠですからね。人気になるでしょうし怖くて買えないです。勝ったら強かったんだろうと素直に諦めます。というか、良く帰ってきてくれましたよねほんと。それだけでも十分だで。

迷っているのがレイパパレファインルージュ。血統面や体調でちょっと微妙なのがポイント…人気になるだろうしなぁっていう。

レイパパレは、前提として何と言っても阪神転戦組の今のこの流れですよねぇ…これは先日に取り上げたばっかりですけど↓

前走も不利な外枠から4角も外々まわらされてるあたり体調良かったら圧勝するかも…って思いはあるんですよね。【阪神を外々から不利な競馬させられた組】の巻き返しと、【有利な枠や位置から逃げ先行した馬】のぶっ飛び方が先週からしてえぐかったので。それだけ今年の阪神ってトラックバイアスの恩恵ヤバかったんじゃないかなぁと。

ちなみに、カワキタレブリー前走のアーリントンCで18番を当てられてスタートからゴリゴリに押していかないといけない状態になった馬ですからね。前走で1秒以上も千切られてた馬が平気で巻き返せるのが今年の阪神の超絶異常馬場の結果なので、やっぱり鵜呑みにはできないですよね。

血統面に関しては、レイパパレに関してはまぁ及第点なのかなぁって気はしますが、それでもちょっと軽いっていうイメージはありますね。
例えば、雨が降って結構な重い馬場になった2018年なんて見て見ると、上位に来た馬の母系の血統が…エリシオ、アメリカンポスト、ダンシングブレーヴなんですよね。
共通しているのが、凱旋門賞と縁のある血統って言う点です。ようは、こういった状況になった場合、それだけ欧州的なスタミナが求められるわけです。珍しいですよね、東京でこれだけ激重の血統が求められるって。

これを基準に考えると、レイパパレは母方のオイスターチケットの血統は全然まぁ良いんですけど、やっぱりクロフネがなぁって感じですね。比較的天気が良いのなら、コース相性の良いデピュティミニスター系列のこの血統って良いんでしょうけど、まぁそこらへんは天気次第ですかね。あんまり雨が降るとちょっと不安。軽い馬場寄りの雨馬場は2021の大阪杯みたいに走ると思いますけど、欧州的なところまで行くとどうなのかな。
本質的に馬場が渋ったり、距離的に中長距離以上で走れるなら宝塚記念やエリ女であの結果にはなってないでしょうし。本当に難しいところ。

ファインルージュに関しては、そもそも1週間前追切が明らかにウンコちゃんで、いやこれで出走するの?っていう不安が大きいですね。イメージ的には、エフフォーリア、キラーアビリティに近いですね。強いんだろうけど、本当にこれで勝てるの?っていう。前走の東京新聞杯のときも、大幅な馬体増で出てきてたんですけど、正直もうちょい絞らんとイカンのでは?という思いがある。

血統的にも期待と不安が半々ですね。過去の傾向みてもボストンハーバーはちょっと軽すぎるのかなぁと。この馬も、母の母方のセクシーココナッツの方は全然良いんですけどね。
でも、同じ母父ボストンハーバーでこのレースを好走した馬だとクロコスミアっていうのがいるんですけど、ファインルージュとこの馬って血統構成がメチャクチャ似てるんですよね。
サンデー系×ボストンハーバー(×欧州血統・スタミナ血統)っていう組み合わせですね。クロコスミアの母の母方ってゴリッッッゴリの欧州血統なんですけど、ボストンハーバーでワンクッション入れたら思いっきり速い競馬でも対応できるようになったんです。上がりが速くなったエリ女なんて3回も馬券に絡んでますからね。

ファインルージュの母方のダンスインザダークって面白い種牡馬で、直子の多くは直線に急坂があるコースがあんまり得意じゃなかったんですよ。今で言うと、成長しきっていないルーラーシップ産駒に近い感じですかね。
でも、これが母系に入ると割と急坂のあるコースや力のあるタフなコースで好走するようになって、直子とは傾向が全然違うんです。ファインルージュもそんな感じで、基本的に軽いのも重いのも普通に好走してるから血統的な後押しが大きいんだろうなっていうのはあります。ここらへんも、万能的に走れたクロコスミアと似てるんですよね。
ちなみに、母系のブラッシングルームの解釈も人それぞれで面白いですよ。オイラは一応血統みて考えてますけど、スピードタイプだって考える人もいますしね。

ただ人気だしなぁ…っていう。秋華賞のときに馬券を取らせてもらった感謝の気持ちはあるので、あのときみたいに舐められてある程度人気が落ちてるなら買いたいですね。

アカイイトとマジックキャッスルは、血統面と中距離以上の距離実績が良いのでこれは買いたいです。人気も間違いなく落ちるでしょうし。というか、アカイイトってエリ女からずっと買ってる気もしますがw

ソングラインもそうですけど、ディープ系×シンボリクリスエスって去年で既に実績あげてるんで、切る理由がないんですよね。このレースって、リピーターがメチャクチャ強いですし。でも、ここらへんって一番血統的な見解が割れるでしょうねw 人によっては、マジックキャッスルやソングラインは高速決着に強いって判断する人もいるんじゃないですか? オイラは真逆の見解ですけど、そういうところ含めて面白いですよね。

まぁ、アカイイトは散々やってきたので置いておいてソングラインに関しては、オイラからすると明らかに高速馬場は向いてないですね。走れてるのは、いつものサンデー系特有の基本能力が高すぎるからって解釈です。世界中どこでも走りますからね。成績の字面を鵜呑みにすると痛い目をみるw
得意じゃないけど、強いから得意なように見えるだけっていう。

そもそも、この馬は母系が欧州志向がメチャクチャ強いです。ソングラインを語るときに一番重要なのがソニンクという3代前の牝馬ですね。
ソニンクは、欧州の中でもイギリス色が強い繁殖牝系で、メチャクチャわかりやすく言うと日本調教馬でイギリスのGⅠを勝利したディアドラのおばあちゃんです。つまり、ソングラインってディアドラと同じ牝系なんです。

ディアドラはドロッッドロの秋華賞で勝ったり、イギリスのタフな馬場でGⅠ勝利を収めています。父系のハービンジャーもキングジョージを勝っていたり欧州志向が強い馬ですけど、ここまでタフな馬場に強いのはオイラは明らかにソニンクの影響だと思っています。ハービンジャーって、母系が軽すぎると明らかに高速志向になっちゃうので。ディアドラも、ダンジグらしくGⅡ以下だと高速馬場に対応できたタイプですけど、凡走も多かったですしね。本質的には絶対にタフな馬場の方が向いていると思います。

そう考えると、同牝系のソニンク重い馬場も対応できるアグネスタキオン、さらにパワー特化のシンボリクリスエスを配合したこの牝系ってオイラにはどうしても高速馬場が向いているとは思えないんですよねぇ。曲がりなりにも走ってるのは、やっぱり単純に基礎能力が高すぎるからだと思う。

ここらへん、父系のディープ~キズナの流れだなぁと。キズナなんて、本当にどこでも走りますからね。キズナはよく高速決着苦手とか言われますけど、アレも全然関係ないですよ。先日の京都新聞杯で日本レコード出して勝ったのキズナ産駒ですし。
アスクワイルドモアなんて典型的なスタミナ型の中長距離血統ですから。あの馬ペルーサの近親でオイラはずっと注目してたので。だから馬券取れたって言うのもある。ようは、基礎能力が高ければ苦手なところでも普通に走れるのがディープ系。ステゴ系もそうですね。ハーツもそうかw
なお、一日でレコードは更新された模様。

ソングラインも、オイラはその手の馬だと思っているので普通に走ったら上位なんじゃないかなぁと。ただ、この馬いきなり凡走するのが怖いんですよね。右回りが苦手なのか何なのかはよくわからないですけどw 牝馬だからそういう気分屋な所あるのかな? そこらへんくらいですかね、不安は。

マジックキャッスルも似たようなものですかね。この馬に関しては、今年と似たような馬場状態の去年に普通に上位来ているので否定するポイントがないというか。この馬もあとは体調次第だと思う。

血統面でちょっと言っておくと、この馬も母の母方がゴリッッッッゴリの欧州血統ですね。イギリス・アイルランド牝系って言った方が正しいのかもしれないですけど。

母の母方のフェアリーキングって何じゃ?って思うかもしれませんが、この馬は日本でも知名度の高いあのサドラーズウェルズの弟ですね。って言ったら、どういう馬かはわかると思う。
さっき、馬場が渋ったときに『母父エリシオ』の馬が上位来たよーって話をしたじゃないですか? このエリシオの父親がフェアリーキングですね。だから、同じように馬場が渋った去年で突っ込んできたのも納得のいく話ってわけです。
なもんで、血統面で言えば人気ないからこの馬を外すって言ったらウソになっちゃいますw 今年も穴で面白い、としか言えない。

ということで、まだまだ語りたいのですけど終わりです。本当に血統の話をするとキリがないw 今週は雨が降りそうなので、それでどこまで馬場が悪くなるかがポイントですねぇ。まぁ、こうやって時間をかけて血統の話をしたときほどボロカスに外れたりするのがオイラなのですけどね(/・ω・)/


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