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【競馬】やっぱり世界的に求められるディープ系って話と、相変わらずの競馬マスコミさん…って話【その他】

恒例のボロカス言う回。

秋華賞の話もしたいんですけど、今週は色々と話したいことがあったり。凱旋門賞ショック(?)があってから、何かみんな気の抜けた炭酸みたいな感じでやる気がなくなっているような気もしますが…w そんな中で、まぁどうやったら凱旋門賞を勝てるのかとあーだこーだと今でも議論が続いています。こういう、ファンの話し合いって良いですよねw
毎度言っていることですが、ファンの間では好き勝手言えば良いと心底思っていますし正解なんて人それぞれですから。そういうの見てるの楽しいです。新しい発見もあったりして。

特に、某SNS上でこういう話をしているのを見かけて1つメチャクチャ感心というか素晴らしい意見があって、それが…

日本は繁殖牝系を外国に依存している現状で、この時点で他のパート1国と比較して生産国の立場上で相手に勝ってるとは到底言えない。

ってものです。
これ見て、あぁ確かにそうだなってメチャクチャ感心しました。そういう視点オイラにはあんまりなかったなぁと。てか、パート1国ってそもそもそういうことですもんね。
逆の立場から、じゃあ日本の繁殖牝系で海外のビッグレースで勝ちまくってるか? 大量に日本から繁殖牝馬が購入されてるのか?って考えると別にそんなことないですし。言われてみれば確かに…と。
今年の凱旋門賞に関しても、在来牝系ってディープボンドだけですからね。そう考えると、やっぱりこういう牝系で普通に活躍馬を出すキズナってすごいな、と。

日本が強いのって種牡馬であって、別に繁殖は…ってことが多いですよね。個人的には、母父サンデー系とか相手国の有力種牡馬と組み合わせると面白そうだと思うんですけど、あんまり聞かないですねそういうのは。なんでやらないんだろ?w やったけど結果出なかったのかもしれませんが。それはそれで、やっぱり日本の繁殖牝系は力不足ですね…って言われたらおしまいなんですけども。オイラは全然そうは思わないんですけどね。てか言われたら普通に腹立つなこれはw 日本競馬の歴史を否定されてるみたいで。
それにしても、面白い視点だなぁと。

実際に、日本の種牡馬が強いってことは今週の一報を見てもわかりますよね。凱旋門賞を勝利したアルピニスタがディープ系のスタディオブマンを2024年に種付けするって情報が出ていましたし。いやはや、さすがディープ様やぁと。これだけの超絶な大種牡馬が日本にいたってこと、本当に自覚した方が良いと思う。
やっぱりというか当然というか、今世界で求められてるのってサンデー系(ディープ)なんですよね。まぁこれクールモアが本格的にディープの後釜を狙い始めてからずっと言われましたから。いずれクールモア以外でも海外で後継出てくるぞって話。
それに引き換え、それと真逆の方向に行かざるを得ない環境を造り続けてるどこかの誰かさんほんま…。

そして、ファンの人がこういったレベルの高い議論をしている一方で競馬マスコミさん…

負けたのは馬場の違いだ! 凱旋門賞やキングジョージを勝った馬はジャパンカップに来ても勝てないじゃないか!!

だそうです。

うん、それね…30年以上も前から言われ続けてることだよ。トニービンが1980年代に来日したときから言われてるからね。オイラが意識を持つかどうかわからない鼻クソを食べてた時代から言われてた話だから。
で、30年以上もそれ言い続けてきて何か変わったんですか?って話でね。何十年も前にとっくにその主張に対する答えはもう出てるわけで。何の意味も
ない
ってことが。
ほんまに相変わらずしょーもない事しか言えんのだな、と。

真面目な話、ウマ娘とかから入った人はイメージしづらいかもしれないですけど、昔のジャパンカップって品評会みたいな意味合いもあったんですよ。日本で種牡馬入ったりするためのね。だから、本気で取りに来てる陣営なんてほとんどなかったっていう事情もあります。近年でも、欧州勢が本気で勝ちに来てたのなんてそれこそ話題に何度も出してるエリ女のスノーフェアリーくらいですし。まぁそれでも、遊びにやってきてた海外の一線級に普通に負けてたんですけども。

そもそも、それこそ当時は日本はパート1国ですらなかったので、グレードも自称で付けてた時代ですからね。今ではGⅠって当たり前のように言ってるじゃないですか? でも、あの時代のGⅠってだいたい自称なんです。正確にはJPN1って言います。この言い方は、2007年以降に定着した言い方なんですけども意味合い的には同じですね。日本独自の規格って感じで。だから、海外勢も割と本気で適当に遊びに来てたってことが多かったんです。
そう考えると、面白い時代ですよね。

で、香港国際競走が本格的に始まってからは、そっちに魅力を感じた多くの陣営が流れたって歴史的な背景があります。これも調べたら一発でわかりますけど、年末の香港国際競走が本格的に整備された時期から一気にジャパンカップの海外馬の質が落ちたので。

ジャパンカップに関するこういった流れってそれこそ一昔前まではメチャクチャ話題になってて、開催時期を変えろっていうのは特に声が大きかったです。今は競馬メディアのレベルがあまりにも落ちてるので、競馬界隈では割とメジャーだったこういう話もおそらく知らないんだろうなぁと。
とっくの昔に出てる結論を掘り出してまた言い出してるくらいだし。歴史から学べない人は何とやら…ってやつですかね。まぁマスコミ特有のマッチポンプって言われたらそれまでですけども。

もっとわかりやすく言うと、例えばこの人たちは全く同じ凱旋門賞ローテでJCに参戦して年下の牝馬に完敗した三冠馬オルフェーヴルとか、キングジョージ直行から来て惨敗した日本のハーツクライとかどう見てるんですかね? 状況的にはまっっっったく海外勢と同じなんですけど。
特に、オルフェ全盛期のときなんてそれこそ今の時代よりも遥かに欧州に行っても強かった時代ですし。キズナなんて向こうで英ダービー馬を倒しましたからね。それこそ言い訳の余地がないくらいに欧州志向だろうに。

オルフェーヴルって重い馬場しか走れないザコ馬だなぁ…東京の高速馬場だとクソザコだなぁとか思ってるってことですかね? 現実的にオルフェって今の時代のような高速馬場で全戦全敗ですから。高速馬場の春天も惨敗でしたし。
まぁこの主張するって言うのなら完全にそういうことを言いたいのでしょうけど、それならもう何も言うことないですよねほんと。
それで良いんじゃないかな? うん。

こういうの見てると、今の若いメディアってそのローテでオルフェーヴルやハーツクライがかつてJCに参戦したことすら知らなさそうだし。まぁ多分こっちでしょうね。そんなローテで走ってた日本馬すら知らんっていう。ハーツとか喉なり発症してたのにこのローテで頑張ってたのにね。
ディープみたいな凱旋門→JC→有馬と意味不明な連戦して普通に圧勝しちゃった史上最強のお化けを基準にしちゃイカンよほんと。

そらレジェンド・タケユタカ様にも
そんな馬場の違いなんてわかりきって挑戦してる。
って言われますわ。

本当に、最近ってファンの方が競馬知識あるし良いこと言ってるなって心底思いますね。普通に勉強になるし、そういう話をしてるの見るの本当に楽しいですから。ニヤニヤしながら見てますよ。我ながら気持ち悪いけどw

今の競馬マスコミは素人に毛が生えた程度の知識しかないって話はもう何回もしていますけど、別に応援しろ、勉強しろ、とは言わんけども競馬に曲がりなりにも携わってるのならせめて海外でクソ重たい斤量を背負ってビッグレースに出走してそのうえで勝つってことがいかに素晴らしくて心身ともに消耗することなのかをちょっとは考えたら?って思いますね。そういうレースに出走して準備をしてる陣営や実際に走ってるサラブレッドへの敬意が何1つ感じられないのが頭痛くなります。
これも何回も言ってますけど、サラブレッドって機械じゃないので。

これもマジで懸念というか心配になるんですけど、今の競馬メディアって最低限度の前提知識として凱旋門賞やキングジョージとか欧州競馬の斤量がメチャクチャ重いってことすら知らないんじゃないかなって思う。敗戦の理由に斤量を原因に挙げてるところすらほとんどないの見て、マジで衝撃でしたし。
こんなのはわざわざ言うまでもないと思ってたんですけど、本気でほとんどのメディアが挙げてないですから。全世界同じ斤量で走ってると思ってるのかな?って。なんかそんな気がして恐怖するんですけど。去年の秋天や有馬記念のときも指摘しましたけど、斤量差とかまるで考えてないですよね。
日本の57kと58kですら全然違うんですが。オイラの記事ではもう既にお馴染みのシーザリオ牝系とか、斤量が重くなると全然ですからね。
というか、近年になって凱旋門賞の斤量が変わって古馬有利になったことすら知らない可能性もある。ヤバいですよねほんと。

少なくとも、一昔前までの競馬メディアならこの点に関してほぼ絶対に敗因に挙げてる人はいたんですけど今は全然ですから。どこまでメディアとしてのレベル落ちてるんだろう、と。
ほんの数年前までは、特に凱旋門賞の斤量があまりにも牝馬に有利(特に3歳)だったからそれを変えようって大議論が世界中であったんですけど。だからこそ、実際に斤量が変わったわけですし。今もうその話題すら出せないレベルなんだなぁと。そら、年度代表馬選考もまともに出来なくなるわな、と。

まぁこの話をしてたら本当にキリがないですねw なんか、調べようとすらしてない感じがもう終わってんなっていう。年度代表馬選考のときも散々言いましたけど、そもそもその選考の理念も当該レースの歴史の重みすらも全く知らん感じだし。そこらへんは、なんかやっぱり今回もフワフワしてて共通していますよね。
いや、そういうことちゃうやん…っていう。

ちゅーことで、相変わらず意味不明な競馬メディアさんのお話でした。

それは置いといて今年はジャパンカップに参戦してくれそうな海外馬が多いかもしれないって話で。予備登録でなんと29頭…!!
まぁ、本気でこのレースを狙いに来てる馬なんて少数でしょうがw それでも、やっぱりうれしいですよね。実際に、去年なんて予備登録で何頭か知っていますか? 11頭ですよ。2020年なんてたった8頭……( ;∀;)
コロナ渦前の水準に戻っただけとか言う反論の余地のない正論はやめてねw

でも今年に関しては、やっと海外勢が遠征しやすいように国際厩舎が整備されたっていうのがメチャクチャ大きいと思いますね。やるやんJRA。
今までって、海外馬が検疫の関係で身動きとれなくて酷かったですから。これ、一時期マジで大きな問題になりましたから。

ディラントーマスの一件とかも原因わかってるのに何も出来ない状態になって陣営がぶちギレてましたし。さすがにあのときは競馬メディアもJRA側の対応をメチャクチャ批判してましたけども。まぁ、アレはアレで仕方ないって側面もありますが、ああいうところですぐに対応できないのが問題だったんだろうなぁと。本当にただのお役所仕事というか。
気になる人は、トレーディングレザーの一件とかも含めて調べてみると、なんで近年で海外勢がJCと日本の馬場を強烈に嫌うようになったのかがわかりますよ。
こういうのも、無かったことにされてるのが本当にかわいそうですよね。

本題に戻って。なんかアルピニスタも出てくれるかもって言ってますけど、上記のように既に繁殖の予定も組まれてるくらいなので、来てくれたとしてもやっぱり顔見せ程度でしょうね。明らかにヤル気ないですし。
この馬の場合、条件満たしてるから報奨金もデカいでしょうけど、さすがにそれ目的だけで来るかは怪しいですねぇ…。
向こうは今でもそうですけど、お金とかよりもその馬の名誉や価値の方が重要視する傾向が強いので。日本と違ってブラッドスポーツの側面強いですからね。
でも、観光目的でも良いからぜひ来てほしいですよねほんと。映像でも良いから、海外の有力馬が日本のパドック歩いているところを久々に見てみたい。
国際厩舎があるから、ゆっくりできるよw

キングジョージを最低人気で勝利をもぎ取ったパイルドライヴァーあたりも登録してくれているようで、この馬に関してはそもそも体調うんぬんの影響で元々凱旋門賞を目標にできなかったみたいですからね。可能性としては、多分去年も目標にしていた香港を最終的に目指すのかな?とは思いますけど、予備登録してくれるだけでもまぁ…w 去年も、自国で1回叩いてからの香港だったので。JCと香港の両方は出ないって明言してるので、どちらか1つなんですけど、この馬も報奨金の事を考えるとJC来てくれてもおかしくはない。
これに関しても、別に観光でも何でもいいから来てほしいですね。

で、やはりというかオブライエン大先生のところ…今年も3頭も登録w 本当に、近年のJCがJCとかろうじて呼べているのはこの陣営が毎年のように馬を送り込んでくれているからですよね。マジで足向けて寝れねぇ。
あと、グランドグローリー陣営もまた来てくれる模様。去年コントレイルが出てた同レースで5着、POWではJCで先着許したシャフリヤールを逆転して3着、凱旋門賞では5着掲示板に好走……って本当に名牝だよなぁと。世界中どこでも走るやんw こういう馬、今の日本にいないのが悲しいですが。
もう6歳できっと全盛期の力はないのでしょうけど、なんか応援したくなりますよね。

あと、確実に来てくれるのがシムカミルですね。ドウデュースが走っていたニエル賞の勝ち馬。凱旋門賞に出走するには追加登録料で約1670万円(!?)も払わないといけないってことで、それなら招待してくれた日本のJCに行こうって話になったみたいですね。ありがてぇ。
ここらへんは、JRAの誘致部隊(?)が頑張ったんでしょうね。国際厩舎を作って1頭も外国馬参戦しませんでした、なんてなったらもう本当に終わりですし。さすがに頑張ってるなぁ…と。こういう活動は素直に褒めたいですよね。よくやった、と。

まぁ、最終的に何頭来てくれるのかはわかりませんが、久々に盛り上がりを見せているJCなのでワクワクしたいですよねやっぱり。勝ち負けとかどうでも良いから、外国勢が走ってるJCを見たいんだよ。ほんとにね。

ということで、まずは秋華賞を楽しみましょうか(/・ω・)/



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