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【ヴィクトリアマイル2022】ソダシが完勝! 有力どころが致命的な不利があった中、完璧なレースをした吉田騎手の手腕が光った【回顧】

吉田兄弟、今年凄すぎる。

ヴィクトリアマイル、ソダシが完勝。そして、馬券は外れw でも、今回はメチャクチャ納得ですね。馬場傾向を見ていて、オイラが予想していた重馬場には全くならずこの時点で方向性が違っていたんだろうなぁって。明らかに軽かったですからね。完敗じゃ。

実際に、1~3着に来ている馬を見たら全部短マイルに実績があって血統的にもアメリカダート寄りの血統を持っている馬が独占しました。というか、去年の超高速馬場の桜花賞上位組のワンツーですからね。つまり、そういうことです。

勝ったソダシですけど、オイラは吉田騎手がメチャクチャ上手かったと思いましたね。逃げるのかな?って思ってたのですけど隊列の一番内で我慢させて直線だけ外に出すって言う、東京での理想的なレースしてたんですよね。秋開催でよくルメール騎手がやる最高の騎乗(というか毎回アーモンドアイでやっていた騎乗)なのですけど、まさか春開催でこの騎乗を見ることになるとは…w 
なんか、解説で『内が荒れてる』的なこと言っていたのですけど全然そんなことなくて、一見すると荒れてるように見えるけどあの競馬したら伸びるのが東京競馬場なんですよね。東京競馬場って、内々から馬場が渇くので。

レースの中身が前半600m34.7じゃないですか? 良馬場開催としてはこのタイムってメチャクチャ遅いです。2014年のヴィルシーナが勝った年以来の遅さですね。
で、その後が11.6 - 11.7と続くのですけどこれある程度離して逃げたローザノワールのラップなので、後続は間違いなく中身ドスローなんですよ。だから、隊列で内々にいた馬と前に行った馬が圧倒的に有利で外を回した馬が不利になったってメチャクチャわかりやすいレースです。実際に、ラストは全体で34.2ですのでそら前が残るわなって。全体時計も、だいたい別定戦の重賞くらいなのでそういう感じです。

なので、この展開になると予想してあの位置で競馬してたソダシと吉田隼人騎手は素晴らしいとしか言いようがないですね。オイラは、最悪この馬が逃げるのかな?って思っていたので、あの競馬したのが素晴らしい。こういう競馬ができる器用さがあるから、GⅠ3つも勝てるんだろうなぁと。
桜花賞勝った時にも、ソダシは現代競馬的な名馬って表現したのですけど今回のレース見てやっぱりそう思いますね。高速志向で前々で器用に競馬ができる馬が強いっていう。今の日本競馬って、超高速馬場が基本だから最終的にはこういうアメリカダート的な競馬ができる馬が結果残すんだろうなぁと。

って、回顧をしたのには理由はもう1つあって、これはソングラインとファインルージュの致命的な不利ですね。ソングラインは道中で、ファインルージュは4角で躓いて落馬しそうになってるんです。
これ、レース中に見てて『ん?』って思ったんですよね。ソングラインの方はレース映像だとメチャクチャわかりづらくて、なんか一気に道中で速度が落ちたのでなんかあったのかなぁ?と。パトロール見たらわかりやすくて、外から被せられてギューっとなったところで躓いて落馬しかけてるんです↓

まぁ、普通に見てたらそりゃ何が何やらですよね。中継ではなにも映ってないところですしw ファインルージュの方は、クリノプレミアムが直線で一生斜行していてそれの煽り受けて思いっきり躓いていましたね。さすがにアレは不可抗力すぎてかわいそうでしたけど、まぁソングラインを躓かせたのって外から被せたファインルージュなので、仕方ないって感じですかね。
ちなみに、レイパパレもスタート直後に落馬寸前になるくらいに躓いています。この馬も、スタート出遅れてなんかあったのかな?って思ったのですけど、そういうことですね。こういう躓きって、ケガする可能性あるからマジで心配。
ようは、今回ビックリするくらい有力どころが自滅してるんです。

ここらへんみてても、やっぱり今回ソダシと吉田隼人騎手のレースぶりって完璧だなって思います。結局、GⅠって1つの不利が致命的になるのでロスなく競馬ができるってそれだけでも武器なんですよね。その器用さを持っているのがソダシなので、やっぱり素晴らしいなぁと。

ということで、ソダシおめでとうでした! 来週はオークスですけど、ここまで馬場傾向がコロコロ変わるともう当日みないとどうしようもないですよねw まぁ、今週に関してはオイラも楽観的過ぎたかなぁと。絶対に重くなると思ったしw さて、どうしようかな(/・ω・)/

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