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デクノボーとよばれ

有言実行とか期待に応えるとかもいいけれど、さっき言ったことと全然ちがっていたって心が動くままに行動する。

他人の期待なんか意に介さない。
役立たずとか常識はずれとか言われても幸せならそれがベストなんだ。

宮沢賢治の詩の雨ニモマケズの好きなところは

ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ

っていうところ。

デクノボーって思われたくない
って思って人生がんばって言われない人になろうとして限界が来た時、この詩をあらためてしみじみ読む機会があった。

小学校の頃から何度も出会ってきた詩だけれど、そのときはじめて読んで涙が出た。

思った通りに生きることがデクノボーと呼ばれる生き方なら、デクノボーでいいんだって思えた。

デクノボーって響きがかわいい。もうそれだけでもデクノボーで許せる。

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