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お金の不安と豊かさの自分軸

昨日は孤独とお金の不安をかかえた人の話を書いた。実はこの人の前にもう一人別の女性のセッションがあった。

この人はお金の専門家。ファイナンシャルプランナーであると同時に、ただお金の知識を教えるだけでなくお金をエネルギーとしてとらえて、お金とのつきあい方を分かりやすく伝えている。つまりお金の不安とは真逆の世界観を持っている。

この女性はずいぶん以前からの友人だったので、セッションというよりはお互いの最近の気づきや変化について近況を話す時間となった。

スピリチュアルな知識のある人や、マインドフルネスを実践している人は、エネルギーを上と下に通す、という表現になじみがあると思う。グラウンディングという人もいるだろう。

お金のエネルギーも同じなのよ、と彼女は言う。

これを聞いて私は、上と下へエネルギーを通すというのは自分軸で生きることとイコールかなと思った。

この地球で生きるための肉体の中に、天からネルギーが注ぎ込まれる。これを地球に流していく。またその逆も。

天のエネルギーを身体に統合させて人としていきる運転機能が精神。

天のエネルギーを使って生きる。それが天命を生きること。この肉体はそれにぴったりなものを与えられ、精神もまたぴったりになるようセットされている。この3つが滞りなくつながっている状態が自分軸で生きている状態だと考えている。

「エネルギー」の部分にはいろんな概念が当てはまる。お金もそのひとつ。

お金を使って天命を生きる。この肉体にぴったりなお金が与えられ、お金との精神的関係もまたそのようにセットされる。自分を通して、お金というエネルギーが天と地をつなぐように流れていくと、お金は循環し心地よい状態になる。

自分軸でお金の循環にいないというのは、例えば人と比べる状態。あの人のほうが稼いでいる。だから自分はみじめで足りていない、といった思いがお金にまつわる基軸になった状態。。

どのぐらいのお金が流れていれば心地よいのかは人それぞれ。心地よいと感じるのであれば、額の大小にかかわらずそれが豊かであるということだ。

自分がちょうど良いと感じる基準を知らないと、金額だけを比べて足りないと思ってしまう。

そんなことを言っても将来のことを考えると足りない、不安だ。そう孤独の人も言っていた。

将来の不安というのは、今の社会の仕組みや自分の状態がこのまま続くという前提の上にあるということに気づかないからやっかいだ。

その前提はとても確実で強固でゆるぎないと信じ込んでいる。その仕組みに合わせて生きていけていない自分だから、そのまま続くと信じている世界ではうまく行くはずがないと不安に感じる。

でも本当にその前提は強固なのか?むしろぐらぐらな気さえする。

戦前、戦後、高度成長期、インターネット後、そして今はAI。

常識も経済も目まぐるしく変わって資本主義は崩壊すると言う人までいる。

戦前の考え方ではどうしようもない役立たずとされていたであろう人が、今なら時代の寵児になれる。

だから、豊かさだって自分軸が必要なんだと思う。自分軸があれば仕組みにまどわされず、自分を通ってエネルギーが循環することを揺るぎなく信じられる。これはどんな経済状況であっても変わらない。

内側が外側の世界に現れる。これは決してスピリチュアルな戯言ではなく、心で信じているように外側の現象を解釈するから、同じものを見ても人によって見えている世界が違うということだ。

豊かさにも自分軸がある。その軸にあわせて循環するお金の量が変わる。豊かな流れを呼び込みたいなら、お金以外の人や才能や愛といったエネルギーを自分のところで出力をあげて放出するのだ。自分のこの身体と能が持つ才能をフルに使う。そしてそれには使い手である精神を磨くのだ。そうやって天からのエネルギーを流す。

その器にはあらゆるエネルギーがその人の自分軸に合わせて流れる。

流すためには扉は開けざるをえない。中の自分を守るために閉ざしていれば、自分から出すこともできない。自分のエネルギーを惜しみなく出すことで自分の器を示し、鍛えるのだ。そうすれば自然とそこに見合ったエネルギーが流れ込んでくる。

お金の専門家の彼女の話を私はこんな風に解釈した。

なんとなく自分の豊かさの自分軸がアップデートされた気がする。

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