犬の整体とマッサージの効果はこちらです①
こんにちは。
私は、ドッグトレーニングのほか、犬の整体・マッサージも行っています。
今日は、謎めいていると思われる、整体・マッサージ方面について書きたいと思います。
犬に整体って必要なの?
マッサージと整体って何が違うの?
犬が嫌がるのを無理やりやってるんじゃないの?
整体・マッサージすると何がどう変わるの?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
犬に整体って必要なの?
必要かどうかというのは「あなたにとって整体は必要ですか?」と問うのと同じで、犬によります。
まずは、見ていただいた方がわかりやすいかもしれないので、事例をご紹介しましょう。
動画付きはこちらの投稿で確認できます。
上の犬さんは、歩くことはできていますが、背中が丸く、お尻が下がり、頭も上がりにくい状態です。
このような姿勢で心配されるのは、腰の痛み、筋肉のさらなる衰え、食べづらさなどです。
実際に、犬さんがどのように感じているのかは、よくわかりません。でも、本来の動きではないので、きっと、不調はあるだろうと推測できます。
このような姿勢になるには、さまざまな理由がありますが、加齢によって、多くの犬さんの姿勢や歩き方が変化します。
シニアに入り、姿勢や歩き方が気になるようになってきた子は、悪い姿勢のせいで、歩いていても、うまく筋肉が使えず、衰え続けることがあります。
また、本来、足を使って歩くはずなのですが、さまざまな理由で、その足がうまく使えなくなることがあります。そうなると、他の部分(腰など)が、足の代わりに、体を前に進めようと頑張ることになります。
脊椎(腰、背中など)のメインの役割は、体を支えることであって、体を前に進めることではありません。なのに、足がうまく動かないせいで、彼らがクネクネして、横に振って、足を前に出す役割を担わなければならないことがあるのです。
そうなると、動きの大きくなりがちな、胸椎と腰椎の間を痛めてしまったりと、さまざまな悪影響が起こります。
上の写真の犬さんのように、背中が丸くなっている(ローチドバック)の子は、痛みを抱えているとよく言われます。
痛みのメカニズムは非常に複雑なので、どのように痛いのか、何が原因なのかを追求することは難しいです。
整体やマッサージは、犬の体を触り、悪い姿勢や動きの原因となっているところを探して、改善していく取り組みになります。
手で触り、皮膚の感覚や筋肉に働きかけることで、体の緊張を解いていきます。凝り固まっている箇所をほぐせば、それにより引っ張られていた筋肉が緩む、という仕組みです。
私は、ドッグトレーナーでもあるので、犬の行動への働きかけもできます。犬の緊張やストレスに配慮して、犬さんが受け入れやすいように施術をすることができます。
シニア期に入って、姿勢が気になる、歩き方が以前と違うかな、と気になる場合には、お役に立てることができるかもしれません。
ここで、注意ですが、愛犬の姿勢や動きがおかしいなと思ったらまず病院で診察を受けましょう。整体・マッサージの優先度は低いです。怪我や病気を見つけ治療することが最優先です。
診察してもらっても、とりあえず痛み止めを出されて様子見になるケースがあります。そのような場合には、整体・マッサージが一助となるかもしれません。
長くなってしまったので、続きは次回。
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