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わたしは「こう読んだ!」Vol .3 『現象学入門ー新しい哲学のために』

こちらは2021年2月のものです。FBに載せたものをほぼそのまま載せています。当時は、博士論文を書くために現象学について学んでいる最中でした。元々なんの知識もなく、何を読んだらいいのかもわからず・・・。その時たまたま広島大学の生協で見つけたのが、この本でした。黄色くて目立つから、手に取ったのかな?FBに書いた時ははまだ、途中までしか読んでいませんが、その後、ちゃんと最後まで読みましたよ。以下、その時の文章です。
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読書記録をFBにあげようと思いながら、あっという時が過ぎ・・・結局、1ヶ月半以上もかけて、なかなか読み切れないでいます。同時進行で、いくつも一度に読もうとするからいけないのもあるのですが、何より内容が難しく、わかるまで時間がかかってしまい、前に進んでは、また後ろに戻り、別の本を引っ張り出してきては確認し・・・そんなことを繰り返していました。

言い訳ではないけれど、最近、ある人の一言で、わからないと思うことは、悪いことじゃないんだなって思うようになりました。「わからないことを抱えることを大事にしたい」と嬉しそうにおっしゃるのを聞いて、「こんなに賢い人でもわからないことってあるんだ」そして、「わからない事は大事にしたらいいんだ」と思ったのです。わかるまで、今のわからないを大事にしておこう!

『現象学入門ー新しい哲学のために』この本に1ヶ月かかりました。それなのにまだ、半分しか読めていませし、訳あって、一旦ここで止めるつもりです。読みながらPCでまとめていたら、A4で10枚以上にもなりました。恐るべし、現象学。ざっくりではありますが、カントが現象学に影響を与えたこととか、フッサールとハイデガー、メルロ=ポンティ、それぞれの現象学の考え方、実存主義につながっていったこと、などなど、少しはつかめた気がします。気、だけですけどね。でも、面白いな、もっとわかりたいな、と思えるようになったのは、成果かもしれません。何よりこの本は、章ごとに用語の説明があってとってもわかりやすい、ありがたい本です。広大生協は、いつもいい本を入れてくれています。感謝です!

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