好きに生きたいと願うけど
職場の若い社員たちと話をする時間が楽しくて、周りから「浮かれている」と思われているんじゃないか?と気にしていた。
一方、職場で笑える時間を過ごすことは滅多になかったたんだから、今のままでもいいんじゃない?と思っていた。
けど、パートで戻ってきた元上司と社員たちの会話の様子を見ていたら、マイナス思考のギアが一気に入ってしまった。
浮かれている自分を「バカみたい」と何度も口に出して罵っていた。
冷戦状態だった自分が職場で受け入れられるはずがないのだ。
若い人たちは雰囲気を良くするために仲良くして下さっているだけのことだ。
やっぱり自分は必要ないんだ。
そんな気持ちも「もらった紫蘇のジュース美味しい~」とか「ヤクルト勝った~」とか嬉しい出来事があると一旦はどこかへ飛んでいく。
けど、それを逆戻りさせるのは自分なわけで…
自分が死んでも、何も思わない人が大半だし、喜ぶ人もいるだろう。
自分が死んでも、家族や友達は悲しまないんじゃないだろうか?
明け方、そう考えていたら涙が溢れてきた。
ドライアイなのに出るじゃないか涙…
仕事の用意してないけど、とりあえず寝ることにした。
休む選択肢もあったけど、朝ごはんも美味しく食べられた。
風邪だろうが何だろうが食欲はなくならない。
心に染み付いたクズすぎる自分のプライドが、体を動かす力になっているのか。
もう少しで最寄り駅に着く。
お昼ご飯と甲子園の予選のことでも考えて、何とか自分のご機嫌を取ってあげよう。
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