女と男 男と女

女は経験で成長するなあ、そう思う。

経験と言っても数ではない。

男を好きになって、どういうところが好きで、
男と付き合って、どういうところが嫌で、
それを直してもらうためにどうやって男に伝え、自分好みの男に仕立てるか。
男と付き合い続けていくにはどんな風に男を育てていくか。

経験とはそういうことだ。

デキル女は上記のような経験を積んでいくことで、
自分はどんな男を好きになるのか
男のどんなところに嫌気がさすのか
どう言えば男を落ち込ませずに自分の好みに変化させられるか
こういったことを学んでいく。すさまじい。
手の中でコロコロってこれだ。
しかも男も踊らされて気持ち良さそうだし、
女に育てられた男は女から本当にモテる。
男は女に育てられてこそかっこよくなる。

嫌われるのが怖くて嫌なことがあっても伝えられない、とかデキナイ系の女は
相手に振られるのを想像して、
かわいそうな自分に直面したくない。
だから言えない。だから同じ失敗をする。
だから学べない。伝え方も知らない。
なんて負のパラレルワールドなのだ。

わたしだって例にもれずデキナイ系で、
いまだに思ってることを伝えるのはすごく苦手だ。
でもこの負のパラレルに気がついて、
最近はまず、落ち込み過ぎない
というところから実践を始めた。

男というのは気分屋な生き物で、
急に会いたくなさそうな顔をしたり急にがつがつしてきたりする。
でもむしろいつも会いたそうにしてくる
男は男で私が飽きてしまい、つまらない。
波があるからこそ続くのだ。

それがわかっているにも関わらず、
男の発言一つに一喜一憂して、
なんで会いたくないんだろうとか
何かしたかなとか 考えすぎて、
もうダメなんじゃないか、とか
なんでこんなひとと付き合ってるんだろうとか
幸せだった波の絶頂期の瞬間を即座に忘れてしまう。
また絶頂期の波が来るかもしれないのに
それを待つことができない。
自爆。完全に。

そんな考えの中でわたしまで男にそっけなくしてしまい、お互い気まずくなって、別れる
そんなパターンが多い。

だから男の気分の波が急降下しているときは
放っておく それを覚えることにした。
考えない。彼のことは。
いつか戻って来るだろう。
戻ってこなかったらそうね、、その時また考えよう。
みたいな。余裕。

いつも寂しがっていつも会いたがる女は
かわいいかもしれないが
自立してなくてなんか重い。
だからわたしあなたのこと放っておくこともできるのよ。というアピール。
ただ謙虚に、静かに、毎日を暮らす。
こんなことをしているうちに彼の気分の波が静かに満ちてきて、会いたい気分になったときに会う。最高。てな感じになるといい。

バンドの相方に教えてもらった受け売りなのだけど。ほんと、的を得てるなって思った。

いろんな男たちと経験(数的な意味で)
をしてきたけれど、
やっぱり付き合うということは大変なのだ。

遊んでいる方がよっぽど楽。
自分の中でサッパリルールを決めてしまえば後腐れもないし寂しくもない。
それでも恋人を欲しがるのは、
わたしをもっと見て、という意思が
強いからなのかもしれない。

わたしを、わたしだから、
愛してくれる人、優しくしてくれる人、
わたしとのこれからの毎日を想像してくれる人。
このひとだから
愛したい、優しくしたい、
これからも一緒にいたい、と思える人。

インスタントみたいな恋は、どんなに数が多くても満足させてくれない。
結局はだれかに精神的にあっためられたいのよね。
自分の存在を肯定して、守られたい。

だから人は異性をを見るとき、
いつも相手の眼に映る自分を見ている。

この人は自分にとってどんな存在になるだろう
この人は自分に何を思っているだろう。

みんな自分が真ん中にあるのだから、
隣に入れてあげるのは最終的に残った
精鋭(恋人)だけなのだから
わたしも自分を大切にして
ほんとに大事にできる人を見つけよう。

そんなことを考えている夜でした。
クリスマスはもうすぐ!!

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