わたしが選挙に行く理由②


それでね、ずっとモヤモヤしていて、でも解決したいとも思わないからずるずる続いて最近の話。

あーまた参院選かー。
つまんないなー。

そう思った。

候補者を見た。

極右志向、宗教バック、なんかヤバそうなひと、9条しか口から出てこなさそうなひと…

中道、まともなひとが少ない( ;  ; )


…まともなひとというか…安心して政治を託せそうなひと。


あーあーあー。

まーーた消去法だ。


そう思ったの。

でも。
消去法だとしても選びとろうと考えてる自分いるじゃん、えらいじゃん、って気づいたの。
また投票しに行こうってどこかで思ってるわたしいるじゃん。


どこか捨てきれない希望と、選ぼうとする未来は、ほんとうに、ほんとうにちぢこまっているけれど、わたしの中にあるんだ、って。


投票をして、誰かに国を動かしてもらう、とかそんなことは考えられない。…というかそんな気持ちにならない。政治には希望も夢も見えない。
なんなら社会学を勉強しちゃったせいで、この世界はいい意味でも悪い意味でもよくできすぎていることを知っちゃったんだ。

でも吠えるわたしも、おかげでちぢこまってる希望も未来も、全部誰かに届けたい思い。
社会に対する愚痴だ。

公的に認められた愚痴だ、投票は。
じゃあわたしはその選択肢を使う。
唯一使える手なんだ。

打てる手を打った愚痴と、
打てる手を打たなかった愚痴。
どっちもきたない色をしているけど、透明度が違うと思わないか?


そんなふうに考えたんです。


変わる社会も、大きな変革も、期待なんかしないけど、
でも期待してる自分もどこかに隠れているのは知ってるけど、
それでもいいからわたしはわたしのやるべきこと、できることはやる。

そうして静かに投票所へ行き、
静かに後にする。

正直何もおもしろくないけど、無言の声は上げてきたつもりだ。


ただ、わたしは自分で考えた自分のやるべきことをしているだけなので、投票しないということに意味を持たせている人に対しては何も反論するつもりはない。
それに、選挙にも政治にも無関心な人に投票をしろというエネルギーとか説得力はわたしにはないから、それは、それができるほかの人におまかせしよう。

ごめんね、政治。

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