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絶対音感と相対音感

自分が絶対音感の持ち主か相対音感の持ち主か。
もしくは両方持っているか。
自分自身で自覚ってありますか?


私は絶対音感・相対音感両方の持ち主です。

絶対音感あっていいなあとか凄いなあと言われ続けてきましたが、あったことに越したことはないけれど、邪魔になることもあるので、どうなのかなというところですが。
少なくとも専門的音楽教育の中では絶対音感はあるとないとでは大違いですが。

頭の中に常に鍵盤

高校は音楽科、その後は音楽大学へと進学しましたが、授業の中にはソルフェージュというものがあります。
パッと楽譜を見てその場で音程、リズムなど楽譜通り正確に歌えるかという新曲視唱(しんきょくししょう)。
もうひとつは先生が単音なり和音なりで曲を弾くので、それを聴いて楽譜に書き起こす聴音。

聴音は、和音になると右手の第三音が聴き取りにくくなってくるので、曲の難易度が上がれば上がるほどかなり集中します。

このソルフェージュの時に私が役立ったのがピアノの鍵盤です。

独)C cis D dis E F fis G gis A ais H C
ツェー チス デー ディス エー エフ フィス ゲー ギス アー アイス ハー ツェー

ドからオクターブ上のドまでを全部頭に植え付けて、その鍵盤を常に頭の中に入れておけばソルフェージュはとても楽です。

絶対音感、相対音感それぞれのメリット・デメリット

絶対音感に関しては前述の通り、ソルフェージュなどには大きく役立ちます。
後は転調に強いので、突然転調しても対応が早いです。

しかしデメリットは、周りの音が気になる!
合唱、合奏、カラオケにしろ、人の音程が低かったり高かったりすると気持ち悪かったり、あと面倒くさいのが「 この音わかる?」とご飯を食べに行った時にコップをチーンと叩かれてなんの音か当てさせられる…笑
私は人生2度MRIを受けたことがありますが、その時に発する数種類の音がドレミに聴こえてきてしまい、無意識で聴音してしまいます。
MRIって閉塞的で嫌だよね~とか聞きますが、その聴音してしまうという癖のせいで、私は全然苦じゃないのです。笑笑
むしろ人にこの音は?じゃあこれは?とやられる方がしんどい(爆)

かたや相対音感はといえば、違和感なく移動ドで歌えるため、吹奏楽など管楽器の、特にフルートやオーボエ以外の移調楽器をやっている人にとっては相対音感があるととても有利ですね。
カラオケでは原曲キーから突然変えてもなんなく歌えたり。

かつて先輩と同期に絶対音感が強すぎて、サックスを吹く時、通常ト音記号の楽譜なのに、ヘ音記号に読み返して吹いてたという例も稀ですがあるにはあります。(サックスも移調楽器なので、絶対音感が強すぎて相対音感がないとなると苦労するかもしれませんね)

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