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マッキンゼー流「問題解決」まとめ

この本を読んで思った事は、
▶︎この考え方は何にでも応用できる。
▶︎大学1年から知りたかった。
▶︎もちろん就活でのロジカル思考に役立つ

問題解決の流れ
問題を整理して真の問題を明確に
仮説を立て分析
仮説を検証
解決策を導き出す。

目次
・真の問題に気づく
・仮説を立て検証
・リサーチ
・実行&改善

step① 真の問題に気づく

問題解決とは真の問題に気づく事である。
売れないから売るでは「コインの表裏」であって問題解決にならない。

前提として、目の前の問題は真の問題が原因で起こる「現象」である。

「目の前の問題」=「現象」

つまり真の問題(原因)を明確にする事で具体的な解決策を見つけていく。
例)売り上げ不振が「現象」「結果
ニーズのミスマッチが「真の問題」「ボトルネック
である。

step1では下記のフレームワークを駆使して真の問題を見つける。

・3C
・4P
・もれ無くダブり無く
・ロジックツリー

まずは現状を分析すること(3C .4P)

3C
・市場
・強み
・ライバル

を分析する方法だ。

例)スタディーサプリ
強み 安価、どこでも
市場 中高生 地方生 お金がない。
ライバル 東進違いは値段。

結果:ライバルが少なく、強みと市場がマッチしていて、うまく儲けている。

東進
強み オンライン、先生を選べる。
市場 中高生 地方生 お金がある。
ライバル 四谷、駿台、河合

結果:規模縮小中
ボトルネック:小さな市場でライバルの多さによる顧客の取り合い。

このように儲かっている理由、儲かっていない理由がわかってくる。
強みと市場がうまくマッチした上で、ライバルがいなそうな物はうまくいく。

ここで考えることは、
強み→市場→ライバル→市場の順に考える事

4P
・製品
・価格
・どんな販売をするか
・売り方

4Pによって他社と比較をしたりできる。

スタディーサプリ
製品 安価で沢山の授業を制限無く受けられる。オンライン授業 先生のバリエーションは少ない。 月額で見るだけは無制限だか、紙媒体の教科書は別売(Webでは無料)
価格 月額1200円
場所 オンラインどこでも
PR ネット、テレビ、模試会場

東進
製品 高度な授業でメンターもつく。
オンライン授業 先生のバリエーションが豊富だが、授業ごとにお金が発生 高い
価格 年間で50〜80万
場所 オンラインどこでも 校舎で受けることもできる。
PR ネット、テレビ、模試会場

このように比べる事でボトルネックが見えてくる。

ここまでを図式にしてまとめるのが「ロジックツリー」

結果に対して幾つかの要因に分けていく。
(因数分解)もつかえる。
例)利益が上がらない=売り上げが低いorコストが高い
利益=売り上げ-コスト

売り上げが上がらない=商品が売れないor単価が低い
売り上げ=価格×販売数

このようにフレームワークを使って問題点をもれなく見える化する事ができる。

ここで注意する点が「漏れ無くダブり無く」

ロジックツリーを作る上で全体を網羅しなければならない。
ただ一生懸命になりすぎてもいけない。
本来の目的は問題を外さないで抑えること。

例1)クラスの生徒=運動部だけ+文化部だけ+部活入ってない+どちらも入っている
例2)物事の結果=質と量、効果と効率、期間

厳密には3Cや4P以外に「ビジネスシステム」や「7S」というのもあるが、
これらのフレームワークによって問題の可視化をする事ができた。

step②仮説を立て検証

step①で見えたボトルネックに対して、それを解決するであろう仮説を立てて、その仮説が本当に正しいかを下記のフレームワークによって検証する。

・イシューツリー
・そもそもメソッド
・ポジショニングマトリックス

イシューツリー
「イシューとは最も重要な課題の事」
step①で見つかった課題をTOPにしてどうやったら解決するかを考えていく。前提としてロジックツリーは要因を特定するのに対してイシューツリーは方法を検証する物であり、whyでなくて、howを追求する。
例1)スタディーサプリは学生さんが減る中、新たな顧客をえようとした。どうやって?
(小学生、学生、社会人)の中で社会人に焦点を当てた。スタサプの強みとして、安価でどこでもやれるものを提供できるため、忙そして社会人が今の世の中で求める物は(コミュニケーション、IT、英語、キャリア、資格)であることからキャリアを伸ばす事ができる物で、スタサプが出来ることは英語と判断した。
その中で、長時間やるか短時間でやるかを忙しい社会人でもできる。短時間でもできる物がいいとした。それが(スタサプイングリッシュ)

このように因数分解、細分化をしてどうやってやるかを考えていく。

わかりずらかったのでわかりやすい本の例を見てみます。

例2)本では老舗の和菓子屋のヒット商品を作るべきか?という仮説から始まり、
作るとしたら、ターゲットは?
ターゲッティングの時に、新たな市場の開拓では老舗の和菓子の値段が高い理由から高くても買ってくれる地元民以外の客に焦点を
地元民以外の客でも買ってくれる確率が高い旅行者に焦点を、旅行者の中でも購買力があるのは外国人の観光客であるので、外国人の観光客をターゲットにする事で、強みを生かしたビジネスができる。といったようにhowを追求していく。

次にポジショニングマトリックスでは、
正方形を2つの軸に分けて、必要物を選んだりする。

いい軸で考えれば考えるほどライバルはなくなり、需要が高いエリアとなる。
例)ビールを価格、味で検討するのではなく、舌触りという軸にすることで見えてくるニーズがある。

軸には意外性も大事
例)塩チョコ
甘いのが当たり前なのに、しょっぱい甘さという軸を入れたお陰でヒットした。

「そもそもメソッド」とは、今まで自分が持っていた意識から出て、さらの状態で物事を考える事です。考えが煮詰まった時などにそもそもを問い掛ける事で、新たな発想が出てくる。

step③リサーチ

事実と意見
空雨傘
ピラミッドストラクチャー
「so what?」「So why?」

アンケートを取り、それを事実と意見に分ける事が重要になる。

フレームワーク「空・雨・傘」というのがある。
黒い空は「事実」
雨が降りそうは「解釈」
傘を持っていくは「行動」
解釈によって事実が曲がってくるため、目先の言葉に囚われず事実を見るようにする。
その為にはピラミッドストラクチャーを使うといい。(ピラミッド型に論理構成を積み上げる)」

例)「YouTubeで言われていたからコロナによりIT産業が右肩上がりになっている」は人の解釈を述べているだけ、
「株価が上がっているという事実から〇〇という原因が考えられて、他にも、〜であるため、数値として業績が上がっている事がわかる。」は事実を用いる事で根拠を支える。

これにより、ある施策の根拠となる部分を事実で支える事ができ、ロジカルになる。

また、人に伝えるには感情とロジックが必要であり、それを考えるに当たって「so what?」「So why?」だから何?だからなぜ?の自問自答を繰り返して解決策を具体的に絞らなければならない。

このようにロジックを組む事で伝わるようになる。

step④実行&改善

ここまで来てやっと経験学習モデルpdcaを回す事ができる。

・0発想とオタク力が
・トレンドは移り変わる
・横展開する。
・「空雨傘」の考え方で事実→解釈→打ち手
・PMA

0発想とオタク力
既存の発想を捨てて新しく発想する「0発想」と調査分析を繰り返しひらめきが成り立つ根拠をみつけるまで諦めないオタク力が必要

トレンドは移り変わる
様々な物がすぐに陳腐化してしまう時代に『お客さんが本当に何を求めているのか」「お客さんがグッとくる新しいものは何か」「それを実現するためには何ができるか」という発想が大事になっていく

横展開する
別の分野で行われている事、ビジネスモデルを組み合わせてみる。

「空雨傘」の考え方で事実→解釈→打ち手
フレームワークを使い
事実:現状はどうなっているのか
解釈:その現場は何を意味するのか
打ち手:その解釈から何をするのか

PMA
常に主体的になる心の持ち方
どんな状況であれ自分はどうしたいのか自分は何ができるのかを考えてそれを常に意識し自分から動く。

ここまでしてやっと問題解決です。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。

まとめ

ボトルネックを理解する(3C・4P・もれ無くダブり無く・ロジックツリー)
仮説を立て検証(イシューツリー・そもそもメソッド・ポジショニングマトリックス)
リサーチ(事実と意見・空雨傘・ピラミッドストラクチャー・「so what?」「So why?」)
❹実行&改善(・0発想とオタク力・トレンドは移り変わる・横展開する・空雨傘・PMA)

この本を読んで思った事は、よくPDCAを回すと分かっていても、ここまで理解した上でPD CAを回せていなかったと言う事でした。
この本に書かれていた事はいろんな事で使える物であるため、今後はこの考え方を意識してpdcaであったり、考え方をを使っていこうと思います。

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