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おひめさま まいごになる(ポプラ社)

『おひめさま まいごになる』
作:まだらめ三保/絵:国井節

ある日、家族でピクニックに出かけたおひめさまは、王様や女王様と別れて道を行くうちに、ねこのサムと二人で迷子になってしまう。二人が転がり落ちた谷底は、遊園地のもえないゴミ捨て場。おひめさまは始め途方に暮れるものの、しばらくすると、ここは誰にも怒られずにおやつ食べ放題、お稽古や勉強をせずに遊び続けられる、と大喜びで迷子を続けることを決めてしまう。
「まいごになる」というタイトルから、迷子になって困る話かなあなんて考えた大人の貧相な想像をあっさり裏切ってくれる、子どもらしい夢の詰まった物語。前向きでパワフルなおひめさまが可愛らしく魅力的だ。これを読んだ子どもはちょっと迷子になってみたくなるかもしれない。親としては困るけれども!

■初めて読み聞かせた年齢:4歳
*本に記載の年齢:1年生
■読んだきっかけ:図書館

□なんとなく評価(最大5)
・わかりやすい言葉づかい:☆☆☆☆☆
・理解しやすい物語:☆☆☆☆☆
・我が子にウケた:☆☆☆☆☆
・自分が面白かった:☆☆☆☆
・絵の多さ:☆☆☆☆☆
文字も大きく読みやすく、4歳の我が子でも少しは自分で読むことができた。


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