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家族で本を読む時間


週末の時間、家族でカフェに行くことが増えてきました。

目的はそれぞれ今読んでいる本を持っての読書会なのです。
とは言っても、好きなことをしていいので娘達は本を持って来たとしても、
絵を描いたり、二人で永遠に遊んでいたりもしていました。

ですが、ここ最近は家にいても読書をしているのが当たり前になるほど、娘も読書に没頭する時間が増えました。
家で読むのと外で読むのはちょっと違う時間が流れる気がする。

いつもと違う場所で読むことで、気分転換にもなって
美味しいお茶やおやつも味わえる上に、
その本との向き合う時間が家にいる時よりも集中できる気がする。

そんな中、友達に薦められたという
ハッピー・クローバー!」という児童書。
(高田由紀子 作/ゆうこ 絵)

カフェにいる間、娘二人は自分の本と交換して読みあい、
私に回ってきました。
娘が一言「ダウン症の子のお話だよ~」と。


あおばはサッカー好きな活発な女子。でも美容師の母から「女の子はかわいい方が得」と言われベリーショートにしてもらえません。そんなあおばが転校生の風花ちゃんとダウン症の姉・実里ちゃんと仲良くなり、少し考え方が変わります。障がいがあってもなくても、背が高くても低くても、みんなそれぞれが自分らしい素敵なクローバーなんだよ、というメッセージが伝わる物語です。 

出版社:あかね書房HP引用

娘が読了後の感想で、一番強く残った印象は「ダウン症の子のお話」だったのだと思うので、きっとその一言が出たのだと思います。

実際、ダウン症のことを聞かれて私はなんと答えていいのか、それほどに理解をしているのかと言われると、どう答えるのが子どもにとってわかりやすい説明なのか全く自信がありません。
ですが、この本はこども達にダウン症のことをとてもわかりやすく説明されていました。

それだけでなく、引用文にある「女の子はかわいい方が特」という親の期待や願望での親子のやり取り、小学高学年特有の成績の話、親の反応や対応、それによる子どもの気持ちが鮮明に描かれていて、涙がポロポロ流れるのを止めることはできませんでした。

娘の感想にここの部分は全くなかったので、どう思っているかはわからないのですがw
本来は一番の理解者である親ですが、言いにくいことってありますよね。
どのような親子関係かにもよりますが、親のことが大好きだから、悲しませたくないから、期待に応えたいから言わないでおこう…という、心配させたくないという気持ちから言えないことってあります。
自分の気持ちを伝えるってとても勇気が必要なこと。
それは、友達も家族も同じです。

親子でも一人一人違う意見や気持ちを持っているので、全てをわかりあうなんて思ってはいませんが、自分の一言が子どもにとって、とても大きな一言であることは忘れたくないなと思いました。
ハッピー・クローバーを薦めてくれた娘の友達に大感謝した読書時間。
出会えて本当に良かったです。




これより先は
〇ハッピー・クローバー!を薦めてくれた娘の友達
〇私と娘の会話
〇出会って良かったノンフィクション一冊 
自分の記録として書き残したものになるので
ご興味ある方がいらっしゃればよろしくお願いします。


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