見出し画像

喪服とレモンアイスティとE.YAZAWA

2023年、もう2ヶ月過ぎようとしているが
もうすでに2回喪服をきて
初七日を迎えさせてもらった

2回とも同じ宗派なのだが
全く異なる時間が流れ
地域が異なるだけで
ある場所の人の多さがこうも違うのか?と驚いたりもした

1度目は大寒の最中で
それはもう風が強くて、芯から冷えた
2度目は梅香りはじめる頃
冷たい風とか
日向ではぽかぽかし過ぎる頃
まぁのぼせた

1度目は、前日から参加していたオットさんより
冷えるから着込んで、と言われ
それなりにしていたつもりだった
2度目
1度目のことがあるから、準備していたが
逆で
会場、換気をされてるはずなんだが
暖房で熱い…
両日共に暖房とタイツで冷えのぼせ
お山へ行ったとき、選んだのが
レモンアイスティ
紅茶、温めるよね
レモン、気を巡らせてね
にだばだば氷
冷えないわけがない…
が、顔ののぼせて紅潮していたのは少しマシになっていた
トイレ回数は、そこそこあり
喪服時の足元は、本当に悩ましい

今回のお見送りは
アタシが赤ちゃんの時からの親族で
おばちゃん、と呼んでいたけれど
もう2つ上の頭身、になるのかしら?
とにかくとても可愛がってもらってた

いろんな不思議があった、子ども心に
今思えば、時代の先駆者で
女性でも
会社を持ち
仕事を与え
しゃかりきに働ける
ということを証明した人、でもあった
そしてそれは
時代的に考えたら
今じゃ考えられないくらいの差別などと
闘ってきた人なんだろな
今の生きにくさ
とは異なる生きにくさと、闘ってたはずなのだ
その闘いは、内側をせめていた、のではないか?
晩年
病患い闘病
さらに介護などして世話を焼く優しさを持ってしても
底の底にあったか、蓋をしきれない何か
が、最後も病として表面化したのかなぁ、と
思えて仕方ない

『迷惑はかけたくない』

そんな言葉とは裏腹に
血のつながりをぎゅっと握りしめていて
絶対この糸は切れることはない、というつながりを
確認できて、安心されたように
思っている

人は、諦められた時離れられる
と思ってきたけれど
ここのところの学びから
待っている間
まだ行かないでと、今までならそう思ってザワザワしてた
が、この残りの時間でさえも全うしてくれたらいいと思いなおしていた
諦める、というよりも
人は、安心を得て、もういいな、と離れられるのではないか?と思い始めている

最期に
解放されて楽しく過ごしていた、と聞いた
ほっと安心した
1人じゃなかった、と知ったから
別の形の家族に囲まれていた、のだ
あたし自身が理解するのに時間がかかり
受け入れられず混乱していたが
いとこ、という名義で参列してもらえて
よかったのだ

家族
って、血の繋がりもあるし
ないことも、あるようになるのだ
時代を見せてもらった、のかもしれない
ただ、おばちゃんがどう思っていたか
こればかりは、一生わからない
それで、いいのだ

そして
1人で生きている人や
子どもがいない人
子を持っていても…な人が
どう終わられるか
どうなるか、ということも見せてもらった気がしている

縦の時代でなく
横の時代へ
そんなものも、見た、ような…

受け入れられず混乱
…少しややこしくなってるし
喪主である方も、少しお歳を取られていたこともあり
相当手のかかるお客をリーゼントの方が担当して下さいました
お通夜の日が小雪ちらつく日だったので
何も気にせず
翌る日
自動車を駐車場におくと、ヤザワの文字の入った自動車が…
そして、ヤザワあるあるナンバープレート
……あ!リーゼント!!!
瞬時につながりました
それはそれは筋金入りのファンの方だったのです
そう、こちらはまだ数年のほやほやファン
こんなややこしいお客相手…
きっとヤザワ話がオアシスであった、と信じたい


たくさんの色んな思いがあって
時代
地域
性別
がね、絡み合った数日でした
やっとこ、それが落ち着いた頃
松本清張さんの『ゼロの焦点』を観ました
昭和を生き抜いてきた女性たちと
男性で起こったサスペンスだったけれど

昭和が激動であり
あの時代の世界も激動
そこを生き抜いてきたって
ほんとすごいんだな

いまあることが
奇跡で感謝だな

今のアタシ達って…
て、責めないで
遺されたもの
素直に受け取り生き抜いていこうと思う

よろしければサポートお願いします。頂いたサポート、日々の活力となります。