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「蔵暦十日」ツォク供養の、お知らせ ※無事終了(2/11)

本日(2/11)は紀元節(建国記念の日)でありますが、チベット暦(蔵暦)では十二月十日で、グル・リンポチェの御縁日という吉祥日にあたります。

大変加持の強いパワフルなこの日、月4回のツォク供養(チベット暦十日・十五日・二十五日・三十日)の規定に従いまして、通常より1時間早い午後8時頃からツォク供養(ガナチャクラ)を厳修します。

またお昼にはサン供養(チベット式柴燈護摩供)の修法を予定しています。宝祚無窮を祈願すると共に、国土安泰、疫病の終息、土地の浄化などを行ないます。

そして今夜のツォク供養はグル・リンポチェを本尊とする、長寿と増益の成就儀軌を組み込んだ内容になります。

賛同いただける方は今回も「サポート」という形で、お気軽に供養へご参加ください。

今回もサポートいただいた方は、祈願主のお名前で供養用の特別な燈明(チューメー)を、朝まで仏前にて供養させていただきます。

また皆さまからお預かりした志納金の一部は、今回もチベットのお寺や師匠への喜捨・寄進に充てさせていただきます。そうすることで、より強い仏縁と福徳をもたらすことでしょう。

ナムドゥルリン寺の壁画より。撮影:気吹乃宮。

(更新:2/13)

「所謂燈者。是如來光明破暗之義。」
燈とは、これ如来の光明。暗を破するの義なり。

『大日経疏』卷第八

午後8時から「蔵暦十日ツェチュ」のツォク供養を伴う一連の儀軌を執り行ないました。10時に無事満行しましたので、ご報告いたします。

同日の正午にはサン供養を焚き三宝へ供養することで、宝祚無窮、国土安泰、疫病の終息を祈願しました。

午後8時からのツォク供養は、長寿のグル・リンポチェを本尊とするもので、皆さまの息災と健康を祈願いたしました。
また護法尊儀軌では皆さまのご守護を引き続きお願いしました。

今回は久しぶりに頭骨製カパーラ太鼓ダマルを用いて音を出しました。パワフルな日にふさしいお働きをしてくださいました。

また燈明を朝まで捧げまして、祈願いただいた方々の御先祖様へ廻向しました。

足を痛めていて、今回は結跏趺座も半加跌座もできずに苦労しましたが、修法はいつも以上に集中することができました。これもグル・リンポチェのお加持の賜物だと実感しております。

次回のツォク供養は、2月16日(水)の満月の日になります。午後9時より開始の予定です。

また19日(土)は、私が受けている教法の相承で最も大切な師である、ギャルワ・ロンチェンパの記念日にあたります。この日は伝統的に、寺院では最秘ヤンサン上師瑜伽グルヨガ「ティクレ・ギャチェン」(広大なる心滴)とそれに付随するツォク供養を執り行なうことになっていまして、今から儀軌に目を通して準備しているところです。法要そのものは夕方5時より開始の予定です。

いずれも近づきましたらここ(note)で告知をいたしますので、よろしくお願い致します。皆さまも、どうか引き続き感染に気をつけてお過ごしください。


サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。