見出し画像

ドドゥプチェン猊下の、二周忌

本日(2024年1月4日)はチベット暦十一月二十三日で、ドドゥプチェン四世猊下(1927-2022)の二周忌にあたります。

2年前のチベット暦十一月二十三日(西暦2022年1月25日)、ドドゥプチェン猊下は御心を法界にお戻しになられました。

古訳ガギュルニンマ(ニンマ派)、とりわけ「ゾクパチェンポ・ロンチェン・ニンティク」の法脈において最大の喪失となったあの日から、今に至るまで喪失感は私たちに続いています。

私の師はドドゥプチェン猊下の御法友であり、また猊下に深く帰依をされておられました。「この世とあの世をすべて見通す存在」と表現されたこともありますし、仏陀そのものとして見ておられました。

かくいう私は、シッキムでお世話になりました。深遠な方法で伝授をいただき、その伝授は今も私の中に生き続けています。

ドドゥプチェン猊下の御加持がなければ、後に「ロンチェン・ニンティク」に出会うこともなかったでしょうし、ギャルワ・ロンチェンパの教えに出会うこともなかったでしょう。
それ以前に今頃、この世に生きてすらいなかったかもしれません。
今の師に出会えたのだって、ドドゥプチェン猊下とご縁あってのことでしょう。

今日は午後9時より、本師瑜伽を修します。
私たちのあらゆる障礙が法界にて消失しますように。
いつ何時でも、私たちに加持をお与えください。

ドドゥプチェン四世猊下
Fourth Dodrupchen Rinpoche, Tubten Trinlé Pal Zangpo

サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。