ギャルワ・ロンチェンパの、涅槃日
昨日はチベット暦十二月十八日でした。
この日はチベット仏教の古訳ニンマ(ニンマ派)の祖師にして、ゾクパチェンポ(ゾクチェン)の法脈をこの世に精緻に示されたギャルワ・ロンチェンパ(1308-1363)が円寂された日でした。
ギャルワ・ロンチェンパは、サキャ派のサキャ・パンディタ、ゲルク派のジェ・ツォンカパと並んでチベット仏教の「三文殊」の御一人、文殊菩薩の化身とされます。
ギャルワ・ロンチェンパの登場で、グル・リンポチェの系譜とヴィマラミトラの系譜に分かれていたゾクチェンの