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『「電のバリエーション」のバリエーション』
「電」という漢字の成り立ち漢字書de現代アート作品、今回は「電」です。
例によって、まずはその文字の成り立ちから!
「電」という字はもともとは、いなづま、いなびかりのことを指していました。
近代になって電気が発明(発見)されて、それにこの字を当てられるまでは。
そう!いわゆる「電気」の意味でこの漢字が使われるようななったのはつい最近のことなのです!!
雨かんむりは気象のことに関係しているこ
「滝沢汀の漢字書de現代アート」
漢字って面白い
今、私は「漢字」をモチーフに現代アート作品を創作しています。
なぜ漢字なのか。
漢字は古代に生きた人間の感性や思想・哲学がその中に練り込まれていてる、とても魅力的な文字であると同時に、書の起源と歴史に深く関わる文字でもあります。
幼い頃より書に携わり、日本人としての文字教育を受けてきた私にとって、漢字は自身のものの捉え方や考え方、発想などに深く影響を及ぼしているであろう、ど
「象る ーカタドル」
■「象 ーカタドル」
作品「象 ーカタドル」シリーズのモチーフ「象」は、動物のゾウをかたどった象形文字である。
古代の人はそのあまりの大きさからゾウを「カタチ」の象徴とし、「カタドル」という言葉にこの文字をあてた。人々が同じモノやコトを見た時、一つとして同じカタドリは存在せず、自分のカタドリも刻々と変化する。私は一つ一つの漢字に憑依し筆をはしらせる。
◇ work statement『Symb
書家・現代アーティスト滝沢汀の作家紹介
【作家紹介】
滝沢汀の書は、浮かんでは消える脳内のイメージのようなものだと思っている。
それが果たして何なのかはわからない。しかし、一つの像としての文字をカタチを変えながら繰り返し書く手法は、時に柔らかで、時に激しい。
文字のバリエーションを次々と繰り出せる力を感じさせる。つまり、文字=感情の分身として、自由に書いているのだろう。
作品「象」のバリエーションは象形文字としての「象」の繰り返
人類がある限り「占い」は不滅!!
人類は太古の時代に、自然現象から観念的なことまでを、どうにかして伝え残そうと、文字という記号を創り出した。
その形成期の跡を現代に色濃く残す「漢字」という文字をモチーフに選び、私は創作している。
古代に生きた人間の感覚を抽象、概念化、凝結したものを、今一度、スライムのように解凍し、現代社会やそこに生きる私たちの精神世界の中に滑り込ませてみる。
そのスライムが纏わり付き、浮かび上がってきた形や線を
『永遠の今、絶ゆることなく』という言葉と出会った富山の不思議な喫茶店のこと。
今回はトップの写真(これ動画作品なんですが、その最初の部分をスクショしたものです)の作品を作るきっかけとなった、ちょっと不思議なエピソードの紹介です。
まずは富山への一人旅去年のお正月、まだコロナのことは大きな話題になることなく、日本中がのんびりとしていた時の出来事です。
三が日が明けてすぐのこと、私は急に、ある知り合いのプロカのメラマンの個展を観にいこう!と思いたち、 一人富山!!へと一泊の
BATシリーズ最後の作品
ここ数回にわたって、約一年ほどかけて書いてきたBATシリーズのことを記事にして投稿してきましたが、
今回は、このシリーズの最後の作品紹介です。
ハザマとミギワここにきて、ずっと気になりながらもやり過ごしていたことをあらためて考えてみることにしました。
それは、ハザマとミギワの意味の違いってなに?ということです。
気になることがそんなことって、かなり平和です。
ハザマとミギワ、同じような感じ