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2020年の目標について


Twitterにも書いたように、来年の目標についてぼんやりと考えていました。

年明けからブログの毎日更新辞めて、読書と小説に時間使うか悩む
旧ブログ含めたら連続更新390日くらい。ほぼを含めたら2年1ヶ月くらいか

ブログは約2年大体毎日更新してきました。昨年の11月末からは連続更新。4桁以上の記事を書いてきました。小銭も得られたし、ブログをやるのはまあまあ楽しい。

その一方で感じるのは、「小説読むのは楽しいな」「小説書くのはいいな」ということです。ネット上には膨大なテキストが存在し、それらは日々更新され続けています。でも小説の中のテキスト、本の中のテキストというのは独特で、ネット上にあるものとはどこか違います。

僕は約2年テキストを量産し続けて、そのテキストの違いを強く感じました。それは、Twitterの文字列とも違うし、ニュースサイトの文章とも違うし、Wikipediaの記述とも、ブログのおすすめ記事とも違います。

しばらく小説を読まない日々を過ごし、その後に集中的に小説を読んだときに、小説の文章というのは自分が慣れ親しんできたものだなと懐かしさすら感じました。

テキストの寿命について

ブログの記事を書いていく中で、「トレンド」と呼ばれるキャッチーな記事もいくつか書きました。それらは公開直後からアクセスを集め、ひとつの記事だけでたちまち数千、数万のアクセスを集めます。特に有名でもない個人が書いた記事がそれだけのアクセスを集めるとうれしいものです。

ですが、時間が経つと、そういった記事のアクセス数は激減します。数千、数万のアクセス数は持続することなく、一桁二桁まで減少していきます。僕はアクセス数が減少していくことは分かっていて記事を書いたので、ある程度の割り切りはできていました。それでもアクセス解析から具体的な数字を見せられるとやっぱりショックです。当時海外の古典文学を読み漁っていたので、自分のテキストの寿命の短さも痛感しました。もちろん消えていった文学作品なんて星の数ほどあるわけですが。

2020年の目標について

2019年の目標は「ブログを頑張る」でした。サーバー契約を行い、ワードプレスでブログを始めたこともあり、自分なりに試行錯誤しつつ努力してブログを更新しました。毎日更新を行い、昨年の今頃に比べればPV収益共に格段に増えました。数字だけを見ても、一定の成果は出たかなと思っています。

2020年の目標もブログに関するものにしようかなと考えていました。とはいえ上のような不満点もあります。一定の達成感や満足感も得られました。ある程度ブログは頑張れたなと自己評価する中で、2020年の目標もブログに関するものにするのは少し違うなとも感じていました。

色々と悩んだんですが、2020年の目標は「小説」に関するものにしようと決めました。2019年も小説は書いていることは書いています。できるだけ毎日書こうと決め、長編を2つ仕上げることができ、いまは新しい小説に取り掛かっています。それでも「もっと書けたな」という思いは常にあり、不完全燃焼でした。

僕がウォッチし続けているMTG(Magic: The Gathering)では、世界各地で開かれている大規模な大会をサーキット(連続参戦)しているプロプレイヤーたちがいます。僕はMTGに競技として取り組んだことはないですし、取り組みたいと思ったこともありません。ですが、そんなプロたちが全力で取り組んでいる姿には羨ましさを覚えました。

そんなプロの姿を見ているときに、ふと「文学賞をサーキットするのはどうだろう?」という考えが頭の中に浮かびました。僕はこれまで、小説ができたら出すと言った感じで取り組んできており、締め切りに向かって出すということはほとんどしたことがありません。ジャンルも純文系のものだけです。

それでも「文学賞のサーキット」は妙案に思えました。石田衣良が「新人はいろいろなジャンルのものを書いてみるといい」と書いていたことも念頭にありましたし、ポール・オースターやロベルト・ボラーニョといった好きな作家たちが賞金稼ぎに小説を書きまくっていたことも知っていたからです。

ジャンルや枚数の問題があり、居住地や年齢、性別に制限のある文学賞もあるため、実際にどれだけ"回れるか"はわかりません。でもできるだけ書いてみたいと思います。

ブログはこれまでは収益化の手段という感じでしたが、これからは読んだ本の感想を書く場所しての一面を強めていきたいと思います。これはめちゃくちゃ勉強になるので続けていきたいですね。

おわり。

サポートしていただけると、とても喜びます。とても喜んだあと本を買いたいと思います。