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#4 コントのはなし


私はコントが大好きだ。

コントを愛し、
コントに愛された人間だと自負している。

笑う犬の情熱、ワンナイR&R
志村けんのバカ殿様などの
コント番組に幼少期から馴染みがあった。
また、SMAP×SMAPやハロー!モーニング。のコントもよく見ていた。
つまり、誰の目論見か分からないが
知らず知らずのうちに
コントの英才教育されていたのだ。

なんなら当時2歳だった私の
幼い姿が収められたホームビデオの中で
私が口ずさんでいた謎のメロディーは
笑う犬の冒険のOPテーマ(THE SUPER MARKETのやつ!)であったと後に判明。
2歳の頃からはっぱ隊やミル姉さんをこの目に焼き付けていたと推測される。


何故、突然こんな話を始めたのかというと
先日たまたま見かけた、
劇団ひとり(以下敬称略)とダウ90000が出演していた
「劇団90001」というコント番組が
本当に素晴らしく、
これまで見てきたコント番組の中でも
トップクラスで構成や演出が好きだったからである…!

コント好きと言っておきながら
私はこの番組を見るまで
ダウ90000の魅力に気づけておらず
ABCお笑いグランプリで見た時も
「上手いな〜同世代ってのがすごいな〜」
という小並感丸出しの感想しか持っていなかったのだが
8人それぞれが等身大で演じるからこそ滲み出る
妙なリアルさがテレビコントに見事にマッチしていて
一気に彼らに惹き込まれた。

更に劇ピンさんの説得力とベテランの哀愁が相まって、
極上のコントが生み出されていたのだ。

そして何よりこれが、
NHKで流れたのだから驚きだが、
松本人志、内村光良、ビートたけしといった
スーパーレジェンドたちと
様々なコントを創り上げてきた実績があるからこそ、
令和のこの時代でも、余計なものがなく
シンプル丁寧で、コント愛のある
番組を創る事が出来るのかと腑に落ちた。

…少し気になったので制作陣を調べてみると
案の定、構成に「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」で
おもえもんやスーパースターを担当した作家さんがいた。
そして制作統括と演出はなんと、
あの「コントの日」を手掛けた方だった。
上記の通り、スーパーレジェンドとのコント番組を作り上げたプロフェッショナルが集った
最強の布陣だったのだ。


こんな素人視聴者が言うのも恥ずかしいけれど
今、一番面白いコント番組を作ることができるのは
間違いなくNHK様だ。
細部までこだわったセット、美術品、
絶妙な間合い、コント後の余韻…
全てが理想のテレビコントだと感じる。
喜んで受信料はお支払いさせて頂きたいと強く思うし、
もっともっとその質のままに
コント番組をたくさん作って欲しいと願う。


コントの可能性


私がこのコント番組を見て改めて感じたのは
コントの可能性は無限大だ、ということ。

コントは1人でもできれば、大人数でもできる。
人数も所属も問わず、創造の数だけネタができるのが
コントの魅力だと私は考える。


ダウ90000の主宰、蓮見翔は番組の最後に
こう語った。

「コントのスカパラみたいになりたい」

わ〜!ダウ90000が目指すところって
そこか〜!!!!最高〜!!!!
と、一気に信頼度がマシマシになった。
そりゃ私が愛するかが屋とマブだわ。()

どうかコント会のスカパラになってほしい。
バンバンゲストを取り入れて、増やして、
最後は日本武道館でライブをしてほしい。


こちらの番組、ぜひ第2弾も見たいので
NHKプラスの見逃し配信をたくさん回してください(懇願)
30分あっという間です!

※配信期間:3/29(水)午前0時14分まで
▶️https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023032126635


コントのすゝめ

コントは前述の通り
人数も問わなければ、性別、年齢、言語、
場所すらも問わない。
更には音声のみでも視覚のみでも表現ができる。

つまり、コントは
この世で一番の
ユニバーサルデザインなのだ…!


私はそんな、人に優しいコントが好きです。

みぎさらだの
力説コントシリーズ、始めます。

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