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犬の行動を読む・・・背景は何か・・・

私は日頃から意識していることは「犬との生活」が「ただ犬を飼う」ではなくて、犬種や特性を理解した上で、「犬らしく個性を理解した上で」「飼い主さんと豊かな暮らし」が心掛けられているかだと思っています。

「豊かな暮らし」って毎日のことでありながら、私も当然人間なので体調や犬なしの予定や仕事だってあるので、「毎日豊かな暮らしを」とは思っていません。

私は一般的には愛犬と多く時間を過ごして暮らしている方だとは思うのですが、だからと言って付きっきりではないし、朝出勤時に犬を連れていきますが、出発してから、もしくは夜ベッドに入って1日が終わる時に「今日はあまり触れ合っていないなぁ」と思う日もあります。とはいえそれはたまにで、自分の意識の中で気づけるものなので、これはネガティブな思想ではなく、手を抜ける余裕さえがあってもいいなって思います。ただ歩くだけって散歩の日があってもいいと思います。いや、大雨ならお散歩がない日だってあるかもしれない。手を抜ける余裕です。

ただやはりアクティブなレトリーバーと暮らしているのでこのお正月休み2日続けて森散歩に行き、大掃除とPC作業で忙しかった3日目に敷地内をたっぷり探検、そしてご近所30分歩く散歩で済ませたところ、私も犬も夜中3回くらい目が覚めて寝つきが悪かった。。。体力のある我々です。


程よい雪も嗜みながらワクワクお散歩!

【豊かさ】とは楽しいとか犬らしさとか思い出の数とかも意味として含まれてくると思うのですが、私は選択肢の数だとも考えています。

例えば私は愛犬としたい散歩は犬が五感と四肢を思う存分使って犬自身が楽しんでいるのを見ながら歩く散歩。それは海であり、草原であり、森であり。当然日本で暮らす限りは「マナーとルール」はつきものなので、それが肩身の狭いものだとしても誰かの不快を買ってまで自欲を満たすつもりはないです。(例えば警備員と戦ってまで叶えたり、周囲に見ている人がいる上で堂々とルールを破るとか)

そのため叶うならば2時間とか移動してでも山に篭ってでも実現させるつもりでいます。ただとにかく毎日力むことなく、「せっかくこの子をお迎えしたのに」「本来はこんなことが好きなのに」という後ろめたさはなく、毎日ではなくても「愛犬と過ごす時間」を考えた時に平均的に充実して満たされているであろうことがまずは頭で浮かべば💮💮💮だと思います。

私のレッスンを受けてくださっている生徒さんは私は半年山に篭ってしまうので、皆さん2時間〜6時間移動してレッスンを受けにきてくださっています。私以上に犬との暮らしの豊かさを実現されていると思います。

その上でガンドッグのレッスンだったり森散歩レッスンだったり、プレイスボードやアジリティ、リード付きでのお散歩レッスン、集団でのお散歩レッスン、カフェレッスン、犬との日頃の向き合い方がいろんな視点で通じるか本当に豊かな暮らしを与えてもらっていて幸せな犬たちだと私はとても誇りに思っています。

私自身も冬季にのみアジリティ教室を開催するのですが、先日久しぶりに開催した際にベリーとも参加させてもらったのですが、決してコンスタントに練習できているわけではないし、競技会に通用するレベルではないのですが楽しそうにコースを確実に回るベリーを見て本当に感心しました。アジリティに関しては普段何もしていないのに「出来るよー、こうでしょ!次は何ー?」って聞く姿に【日常の豊かさ】がちゃんとここで活かされるって。あとはクリスマス会のゲームでの飼い主さんと犬との白熱っぷりも【日常の豊かさ】が示されていたかと思います。


こんな大勢で集合写真だってできて当たり前ではないはず

たまに世間話で「前は訓練やっていたんですけど、やらなくなったら全くいうこと聞かなくって」とか「レッスン行かなくなったらわがまま放題でー」とか。正直ドッグトレーナーとしては悲報でしかありません。

何にって、飼い主さんに備わるべきスキルが教えられていないことに。ドッグトレーニングって犬だけが変わるものではないですからね。レッスンをやめても飼い主さんは変わらないはず、むしろレッスンで身につけたことはレッスンをやめても身になり続けることを望んで、プロはお金をもらって指導します、私は人とのコミュニケーションがドッグトレーニングの要だと思っているので、飼い主さんが変わっていく姿を見てやりがいを感じています。うまく変われていなくても、「その時の最善」であればいいんです。

【どの場面にも通用できるコミュケーションスキル】

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