3月 この春の身体 胸の動きが特徴的
頭の中から出て足へ向かう体表の流れ強まる=頭・骨盤ゆるむ
春らしい反応は早い展開
2月前半は頭→足への気の流れは右側が強かったですが、後半は左側の流れも強まりました。
頭も骨盤もゆるみやすくなりました。忙しい人、緊張感が強い人は頭がゆるみにくい場合もありますが、総じて骨盤のゆるみ方は大きい傾向です。
大きな寒暖差によるお腹の冷えも、1月よりは大分マシですがまだ多いです。
めまいが多発した2月 引き続き3月も?!
おそらく激しい寒暖差のためと思われますが、2月はめまいが多発しました。“回転系”の典型的めまい以外にも、胃から胸がムカムカして足元も不安定になる”乗り物酔い”系のめまいも多く見られました。「人生初めまい」という人も、複数いました。
昨年は9月まで続いた長い猛暑の後、10月初旬に気温が急落し、めまいが多発するのではと思ったのに意外に少なかったのですが、1月下旬以降2月にかけて急に多くなりました。
11月〜2月もずっと寒暖差に揺さぶられ続けました。この“寒暖差疲れ”が、春めいて身体がゆるみ始めたこの時期に“めまい”として表れたといえるかもしれません。
頭から下りる気の流れが首と足首につかえる
春は頭から足への体表の流れが強まります。首に流れが詰まって頭が最も熱くなりやすいのが3月です。
首のつまりと連動してアキレス腱が硬くなりますが、アキレス腱に後ろ側からそっと触れると首が反応してゆるみ、頭からの流れが良くなります。
アキレス腱にふわっと触れる
長〜い夏への準備か? 胸から腕への気の流れ強まる
本来は頭から足に向かう体表の流れが高まるのが春のメイン反応です。ところがこの1月後半〜2月には胸の中から手へ向かう気の流れが強いのがだんだん目立ってきました。身体の中から体表に向かう気の流れが強くなるのは、頭からでも、胸からでも、全身的に発散が高まるという意味では同じですが、胸の反応が高まるのは春よりは夏の傾向です。
昨年は、この胸→手の流れの高まりが4月後半から現れて、夏を超えて秋まで続き、冬に入ってやや目立たなくなりました。この胸の動きは昨年も特別な感じがしましたが、今年はさらに早期からの動きとなっています。
うまく胸から腕・手に流れが抜けてくれれば、胸がゆるんで体表からの発散が高まり、全身の気の流れがスムーズになりますが、流れが強すぎて肩の周りなどの閊えてしまうと逆に胸の中心が硬くなり、過換気症状や不安感、アレルギーなどの免疫の不安定症状も出やすくなります。
両手首をゆるく重ねて胸の真ん中(=膻中)に近づける
手首同士を近づけると響き合ってジーンとなり、胸の真ん中に近づけると胸の中に響いて、腕に向かって流れやすくなります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?