オタク喚き風花雪月

風花雪月ネタバレ注意

オタクは古今東西推しCPのイメソンを考えて暮らしてきました。まぁ大体は米津とかそこらへんになってるんですけど。とにかくキャラクター同士の関係性を想起させる楽曲を見つけ出してきて勝手に萌える、そういうオタクはかなり多いです。著者自身はあまりそういうことをしない(というかアニソンやゲームのサントラ以外あんまり聞かないからインプットが少ない)ので接点の薄い文化なのですが、最近このCPイメソンにガッツリ萌えることになってしまいました。

事の始まりはだいたい1か月くらい前、友人に誘われてスマブラで遊んだときでした。その時使ったルフレというキャラが結構強く、かわいく、使いやすかったことが発端です。
ルフレはファイヤーエムブレム覚醒(以後FE覚醒)の主人公で、性別や容姿、名前がプレイヤーごとに変えられる、俗に言うキャラクリ可能な主人公でした。その女性デフォルトキャラがかな~りかわいかったので、せっかくならFE覚醒もプレイしちゃおっかなという考えに至るのは自然なことでした。
しかしここである重大な欠点に気が付きます。FE覚醒、同性婚ができないのです。どうせならしたいじゃん、同性婚。
そして思い出します。FFが過去にプレイし、同性婚が間違いなくあるFEシリーズ作品。そう、FE風花雪月です。

そのままのノリで購入した風花雪月は二日でとりあえず一周し、エンディングに耳を傾けながらなんか塩水が垂れる目をこすりサントラを注文しました。

そうして届いたサントラに入っていたのが『フレスベルグの少女』でした。

いや違うねん、もともとようつべで歌手の公式がうpしてたりしたから聴いてたねん。でもな、でもな、歌詞カードがあるとエモさが倍違うねん。

やっぱり聴覚情報に視覚情報も加わると訴えかけてくるものが凄いですね。
このフレスベルグの少女にはバージョンが二つあって、サントラには素バージョンと風花雪月バージョン双方が収録されちゃってるわけです。聞き比べが超簡単にできるんですねこれが。
素バージョンの方がピアノメインでちょっと切なげな感じで良い~~!!と思ったら実は歌詞も若干違って、これがまたオタクを狂わせる。
差を挙げていきます。
どちらも覇道を歩む皇帝であるエーデルガルトさんの内面を綴った歌詞なのですが、素バージョンが
「しずかに過ぎゆくこの満たされた日々に すべてを忘れて閉じ込められていたかった」「やさしく重ねたこの手を離さないで 隙間から大切なものこぼれないように」
風花雪月バージョンが
「名もなく咲きゆくちいさな花のように あなたの横顔いつも見上げていたかった」 「はかなく消えゆくひとひらの雪のように かすかな想いがあなたに伝わるように」
となっています。この差でオタクは死にます。どっちもめちゃくちゃ好きすぎるーーーー!!!!!!!!!!!!
っていうか共通の歌詞の
「叶うはずのない約束は悲しい少女の願いだから」
の部分だけでもヤバすぎる。つよつよ皇帝エーデルガルトのひとりの人間としての部分がオタクを狂わせる。エデレス(エーデルガルトと女主人公、デフォルト名がベレス)のCP厨としてはどっちかっつーと風花雪月バージョンがツボなんですけど、全編読了後に聴く「しずかに過ぎゆくこの満たされた日々に すべてを忘れて閉じ込められていたかった」が響かないオタクは存在しません。これだけ修道院での暮らしが大好きなエーデルガルトが、それでもおおきく一歩を踏み出し、すべてと決別する覚悟をしたのかと考えるとこうして駄文を綴っている今も目頭が熱くなります。キャラのイメソンとしてこれ以上ない出来栄えです。
そしてこれがまたCPイメソンとしてもかな~り響く。ルートにもよりますが、ベレス師は覇道を踏み出して自分と道を違えようとしている皇帝の、しかし弱いひとりのエーデルガルトというひとの手を取る選択をします。そして共に歩み、多くを犠牲にし、呪われ、それでもすべてを終わらせ、伴侶となったあと最後に前述の歌詞を聞かされるわけです。
もうね、エモすぎ。自分の語彙が少なくてキモイオタク表現しかできないのが本当に悔やまれます。

エデレス対立ルートは全然気が進まなくてまだ読めてないのですが、ベレス先生と殺しあうことになったエーデルガルトの内心として読んでもこれはこれでまたヤバいと思います。完全に予想ですが。無理やねん。エーデルガルトを斬るの。

とにかくサントラに収録されてる半主題歌的な曲がCPのイメソンすぎてヤバい~~~~~!!!!!という話でした。最初に言ったとおりこの文は全然推敲とかしてないし紅花しかプレイしてない(できない)にわかが書いてるので読んでてイラついたかもしれないですが、大目に見てくれたらうれしいです。

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